名曲よりも君の声!
LINEやInstagramなど、便利なSNSツールが普及している昨今。
簡単に文字でやり取りできますし、会いたくなったら直ぐに会うことができるようになりました。
ふと考えてみると、そのせいか電話をする機会ってかなり少なくなりましたよね。
家族はもとより、友人や好きな人とも電話しないという方も多いのではないでしょうか?
「電話がかかってくるのは仕事関係のみ!」なんて人もいるかもしれませんね。
しかし、そんな今の時代だからこそ聞いて欲しいのがOfficial髭男dismの『Sweet Tweet』という楽曲。
好きな人とする電話、通称「ラブコール」のドキドキやワクワクがリズミカルなメロディーとともに歌い上げられています。
聞いたらきっと、好きな人に電話をして声を聴きたくなるはず。
早速歌詞をチェックしましょう。
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愛する君の声がどんな歌より聴きたくなった
それだけなんだよ
話すことも大して決めちゃないんだよ
≪Sweet Tweet 歌詞より抜粋≫
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「どんな歌よりも君の声が聴きたい!」なんて素敵ですよね。
大して話すこともないのについ連絡したくなってしまう恋心に思わずキュンとしてしまう女性も多いのではないでしょうか?
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恋するだけの僕の相手をちょっとだけしてほしいんだ
震える指でダイヤルする夜はスロー再生で
≪Sweet Tweet 歌詞より抜粋≫
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最後の「スロー再生」というのは、「好きな人と電話する至福の時間をじっくり味わいたい!」という気持ちを表現していると思われます。
冒頭のサビを聞いただけでも、「好きな人と電話したい!」という気持ちが湧いてきますね。
君の声が好きすぎて…
「女性は耳で恋をする」と言われることがあるように、好きになる要素として声は欠かせません。
だから、好きな人の声はとりわけ耳馴染みが良く、聴くと心が落ち着いたりしますよね。
しかしこの主人公、好きすぎるあまり次のようなことまで分析してしまいます。
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少しかすれた低くも高くもない普通のトーンで
笑うときだけいつもの声より二音半あがる
≪Sweet Tweet 歌詞より抜粋≫
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1行目はまだわかりますよね。声のトーンは好き嫌いの判別ポイントになるものですし。
驚くのは2行目。笑うときに声が高くなることもありますけど、明確に「二音半上がる」なんて言われたらいろんな意味でドキッとしませんか?
「どんだけ好きなんだよ!」と思わずツッコミたくなってしまいますが、これもこの楽曲のほっこりするポイントでもあります。
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君の口癖や適当な相槌さえも記憶のど真ん中に
色濃く焼き付いたんだ
≪Sweet Tweet 歌詞より抜粋≫
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続く歌詞でも、この主人公がどれだけ相手を愛しているかが伝わってきますね。
口癖はもちろんのこと、適当な相槌まで好きで好きで記憶に焼き付いちゃうんです。
なんだか可愛らしい男性ですよね。
髭男のセンスがキラリ
2回目のサビ以降も、「電話から聞こえてくる声」への愛が歌われています。
つまるところ、「君の声」そして「君」への愛です。
そんな中、髭男のセンスがキラリと光る歌詞が最後のサビに登場します。
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愛する君の声はメロディ 恋する僕刻むメモリー
≪Sweet Tweet 歌詞より抜粋≫
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キレイに韻を踏んだ印象的なフレーズですよね。
前半で「君の声はどんな歌より素敵」と言っていますが、彼にとっての「君の声」は、もはやどんな名曲をも凌駕する「メロディ」のようです。
そしてそんなメロディがいつまでも残るよう「メモリー」として刻む僕。
男性側からの強い愛と幸福感が伝わる、素敵な関係性ですね。
普段はLINEやメールなどで文字のやり取りばかりという方、ぜひ今日は好きな人との電話を楽しんでみてはいかがですか?
直接会って話すのもいいものですが、顔が見えない電話だからこそ声をしっかり聴くことができます。
素晴らしいメロディに出会い、そして素敵なメモリーが増えるかもしれませんよ。
TEXT ゆとりーな
Official髭男dism (オフィシャルヒゲダンディズム) 山陰発4人組ピアノPOPバンド。2012年6月7日結成、島根大学と松江高専の卒業生で結成されており、愛称は《ヒゲダン》。このバンド名には髭の似合う歳になっても、誰もがワクワクするような音楽をこのメンバーでずっと続けて行きたいという意思が···