吉本坂46とはどんなグループ?
吉本坂46のメンバーは乃木坂46・欅坂46と違って一般からではなく、吉本興業の所属者から募集しオーディションで選ばれました。
年齢と性別ともにバラバラな彼らですが、今世間から注目を集めているようです。
秋元康プロデュース吉本坂46とは?
そもそも吉本坂46は、吉本興業の大崎洋が秋元康に「吉本の芸人でグループを結成させたい」という話を持ち掛けたことがきっかけで結成されました。
コンセプトは「ゆるいバラエティ感を省いたアイドルユニット」で、東京ドーム公演とNHK紅白歌合戦の出演を目標にしているそうです。
いわゆるお笑い芸人の一時の企画ユニットというわけではなく、本格的なアイドルグループとして活動しています。
それはオーディションの結果を見ると如実であり、名前の知れた芸人だけが集められたというわけではありませんでした。
吉本興業の藤原寛が吉本坂46のオーディションの際に「意欲のある人であれば全員対象とする」というようなコメントを残している通り、合格者の芸能経験や知名度もさまざまです。
当初は結成について賛否両論あった吉本坂46ですが、才能あふれる合格者がそろったこともありその実力は本物でした。
吉本坂46のオーディション合格メンバーは?
吉本坂46のオーディションは1期と2期に渡って開催されました。
1期のオーディションは吉本興業所属の約6,000人のタレントが対象となり、芸人が集ったオーディションではありますが、本格ユニットのメンバーを募るものとして歌唱審査やダンス審査、自己PR審査などが行われました。
1期生のメンバーとして合格したのはココリコの遠藤章造や極楽とんぼの山本圭壱など、大物芸人もいるようです。
吉本坂46のキャプテンである次長課長の河本準一も、1期生として選出されました。
また1期生の中にはフジテレビにて放送された「No.1歌姫決定戦」でグランプリを獲得した歌手の藤井菜央や、秋元康プロデュースのアイドルグループNMB48の元メンバーも含まれています。
2期生のオーディションでは吉本興業所属のタレントだけではなく、スタッフも募集可能になり、お笑いコンビかまいたち・次長課長のマネージャーの樺澤まどかや元ジャニーズJr.の原浩大も合格しています。
2019年12月27日に2期生のオーディション合格者が発表されてから、人数66名の大所帯グループとなりました。
なお、メンバーは各自もともとの仕事と並行し吉本坂46のメンバーとして活動しています。
吉本坂46の主な活躍とは?
吉本坂46はすでに3枚のシングルを発売しており、タイアップもとりました。2018年のFNS歌謡祭にも出演しており、その実力が認められていることがわかります。
また、幕張メッセや野外ステージでのイベントなどにも、積極的に参加しているようです。
2019年12月27日には川崎市のスポーツ・文化総合センターであるカルッツかわさきで1周年記念ライブを開催しました。
また、彼らのドキュメンタリー番組「吉本坂46が売れるまでの全記録」がテレビ東京にて火曜日深夜に放送されています。
彼らのオーディションの過程や結成、成長を追いかけていく番組で、第1期MCは吉本興業所属の芸人東野幸治が、第2期MCは同事務所所属の今田耕司が務めています。
吉本坂46を聴くならこの3曲!
お笑い芸人ではありますが、歌唱・ダンスの厳しいオーディションで選出された吉本坂46が披露する楽曲は素晴らしいものばかりです。
ここでは、彼らが発表した楽曲の中で、人気の3曲を紹介します。
「今夜はええやん」
2019年5月8日にリリースされた吉本坂46の2枚目のシングルです。センターはトレンディエンジェルの斎藤司と、スパイクの小川暖奈の2人が担当しています。
アメリカの映画「メン・イン・ブラック:インターナショナル」の日本語吹き替え版の主題歌と、関西テレビの番組「千原ジュニアの座王」、南海放送の番組「和牛のA4ランクを召し上がれ!」、テレビ大阪の「名門!モウカリマッカー学園 〜西梅田校新聞部〜」、サンテレビの「アキナ・和牛・アインシュタインのバツウケテイナー」の、それぞれの番組のエンディングテーマとして数々の番組で起用されました。
動画を視聴すると分かる通り、それぞれのキャラクターが生かされた遊び心あるMVになっており、それでいて楽曲はダンサブルでアダルトな本格サウンド。
ギターのカッティングが気持ちいい1曲です。
「泣かせてくれよ」
2018年12月26日にリリースされた吉本坂46のデビューシングルが『泣かせてくれよ』です。
トレンディエンジェルの斎藤司と、スパイクの小川暖奈のの2人がダブルでセンターを担当しています。
作詞は秋元康が、作曲は斉門がつとめました。懐かしい香りが心地よく、熱い魂を感じるフォークソングです。
アコースティックギターのストロークと、フォークソングによくある、喋るように歌う歌唱が昭和の古きよき時代を思わせます。
MVも苦労を重ねてきた芸人だからこそ、説得力のある内容になっているようです。
スーツ姿のメンバーが、お酒を飲んだり踊ったりしている姿を見られます。
「君の唇を離さない」
吉本坂46のデビューシングル『泣かせてくれよ』の2曲目に収録されている楽曲で作詞は清水哲平が、作曲は若田部誠が手掛けています。Wセンターは歌手の藤井菜央と元新選組リアンの榊原徹士が担当しました。
秋元康プロデュースのアイドルグループであることを思わせる特徴的なサウンドのダンスナンバーです。
バク転などのアクロバティックなダンスを、MVでも見ることができますよ。
朝日放送テレビの番組『今ちゃんの「実は…」』、サンテレビの番組『アキナ・和牛・アインシュタインのバツウケテイナー』、南海放送の番組『和牛のA4ランクを召し上がれ!』のエンディングテーマとして使われていました。
この曲のサビ部分の振付けが、2期生オーディションのダンス審査の課題だったそうです。
吉本坂46の今後の活躍に注目!
東京ドーム公演と紅白出場を目標に活動している吉本坂46ですが、芸人の枠を超えた本格派音楽ユニットであることがわかります。
才能のある吉本興業のタレントが多く集結している吉本坂46の今後の活動から目が離せません。
TEXT Imahashimiwa