37年のロングセラー!「ゾイド」が再び動き出す
タカラトミーから発売されている組み立てキットモデル『ゾイド』。
生物らしさとメカを融合したしなやかなボディ、精巧な武装、モーターやゼンマイによる歩行ギミックが迫力満点。
その格好良さの裏には国家戦争をベースにした骨太なストーリーがあり、リアルなアクションにロマンを感じられるでしょう。
ゾイドは1983年の発売から累計出荷数は4400万個を突破。
累計売上額は830億円に上り、多くのファンから支持されています。
1999年に念願のテレビアニメ化を果たし、3DCGで動くゾイド達の熱い冒険ストーリーが大好評。
放送期間延長と引き続き新シリーズが放送されるなど大きな反響を呼びました。
そして2019年10月、伝説のアニメ1作目のアニメスタッフが再結集。
メカ生命体ゾイドと少年の絆、二大国の戦争中に繰り広げられる主人公達の果てしない冒険の物語が、新たな世界観で帰ってきたのです。
その作品こそが『ゾイドワイルドZERO』。
前作『ゾイドワイルド』より数百年前の地球を舞台に、ゾイドと少年少女が地球再生のため世界を巡る物語が繰り広げられます。
まさに『ゾイドワイルド』シリーズの創世記、新たな伝説がここから始まるのです。
王道激アツストーリーと新しいギミックに釘付け!
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遥か昔、人類は滅亡の危機に瀕した惑星Ziを離れ、汚染により一度離れた母星・地球への移住を計画しました。
しかし、事故により地球再生装置を乗せた科学船は21世紀の地球にワープ。
その影響でゾイドが大量に出現し、21世紀の文明を破壊し尽くしてしまいました。
この「ゾイドクライシス」と呼ばれる事件から100年の時が経った新地球歴30年。
荒廃した地球では帝国軍と共和国軍がゾイドによる兵力を強化しながら、しのぎを削っていました。
主人公レオ・コンラッドは自ら発掘した相棒ゾイド「ライガー」と仲間のバズ・カニンガムと運び屋を営む少年。
ある日、彼は廃都市で不完全ゾイド「ジャミンガ」と帝国軍から狙われる少女サリーと出会います。
レオは彼女を守るため帝国軍ゾイド「キャノンブル」と交戦。
ピンチに陥ったところ、サリーが投げたペンダントの眩しい光によりライガーは真の姿「ビーストライガー」に進化を遂げたのです。
帝国軍は執拗にサリーを狙い、レオは彼女と旅をしながらサリーの祖父を探し、送り届けることを決意します。
そして、彼女の祖父が開発した地球再生装置「リジォネレーションキューブ」の端末を巡り、レオ達と帝国軍の争奪戦が始まるのです。
彼らの行く手に立ちはだかるのは帝国軍の腕利きの精鋭達。
果たしてレオは彼女を送り届けることができるのでしょうか?
1話から手に汗握る展開満載、迫力満点のバトルに圧倒されますよ。
本作では、前作の必殺エフェクト「ワイルドブラスト」がパワーアップ。
ゾイド固有の能力が進化することで発動する「エヴォブラスト」と、ゾイドを兵器改造して得られる「マシンブラスト」に二分化しています。
進化ゾイドを保有する帝国軍と兵器ゾイドを保有する帝国軍。
異なるパワーアップを遂げた二つの勢力の激しいバトルが熱くて、画面に釘付けになるほど格好いいです。
レオもサリーも1作目のバンとフィーネにならぶ正統派主人公・ヒロインでまっすぐなふたりを応援したくなりますね。
最強スタッフ再結集!実力派キャストも見逃せない!
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『ゾイドワイルドZERO』は、『新幹線変形ロボシンカリオンTHE ANIMATION』を手がけたOLMがアニメーション制作を担当。
監督は、1999年放送のテレビアニメ1作目『ゾイド-ZOIDS-』と2作目『ゾイド新世紀/ZERO』の加戸誉夫、キャラクターデザインは両作を手がけた坂崎忠が担当しています。
シリーズ構成を両作品に脚本で参加した荒木憲一が務め、伝説級の精鋭スタッフが集結。
『ゾイドワイルド』の創世記に相応しい、文句の付け所のない最強の布陣ですね。
キャストも岸雄だいすけをはじめ両作に出演した声優が帝国・共和国軍人として出演していて、懐かしい気持ちになれますよ。
〈主な登場人物〉
レオ・コンラッド(CV:野上翔)
ライオン種のゾイド「ビーストライガー(ZW25)」に搭乗する主人公。
強い正義感の持ち主でワイヤーフックを自由自在に操り、サリーを助けます。
サリー・ランド(CV:千田葉月)
地球を救う使命を持つ、心優しく芯の強い少女。地球再生の鍵を握るペンダントの持ち主。
地球にいる祖父を探しています。
バズ・カニンガム(CV:保村真)
レオのビジネスパートナー。現実主義な性格で、熱くなりがちなレオを落ち着かせる彼の兄貴分です。
リュック(CV:岸雄だいすけ)
バッファロー型ゾイド「キャノンブル」に搭乗する帝国軍パイロット。サリーと彼女のペンダントを狙い、レオ達に襲いかかります。
ジョー・アイセル(CV:日笠陽子)
共和国軍所属の地球考古学者。知的な見た目に反して押しが強くハイテンションな性格の持ち主。ライガーを監視すべく旅に同行中。
ヴェロキラプトル種のゾイド「ラプトリア」を操り、クローを使った至近攻撃が得意です。
クリストファー・ギレル(CV:増田俊樹)
プテラノドン種の中型ゾイド「スナイプテラ」を操縦する帝国軍のエースパイロット。
単体で一師団を壊滅させる実力を誇り「赤き死神」と恐れられています。
クライブ・ディアス(CV:三上哲)
トリケラトプス種のゾイド「トリケラドゴス改」を相棒にする共和国軍中佐。
共和国軍で唯一スナイプテラに痛手を負わせた実力を持つパイロットです。
バーン・ブラッド(CV:古川慎)
光学迷彩で姿が見えなくなるキツネ種ゾイド「ガトリング・フォックス」を駆る元帝国軍パイロット。ゾイドを兵器としてではなく相棒として愛情を持って接しています。
アルドリッジ(CV:三木眞一郎)
スピノサウルス種の大型ゾイド「ジェノスピノ」を操る帝国軍少佐。
普段は冷静な性格ですが、本質は感情的で怒りの沸点が低いのが欠点。
フランク・ランド(CV:稲葉実)
帝国軍の最高科学顧問。サリーと同じ名字で彼女の母の名前を知っているなど謎に満ちた科学者です。
ナレーターは『ゾイド-ZOIDS-』でギュンター・プロイツェン役を演じた大塚芳忠が担当。
渋い低音ボイスが作品の重厚な世界観に合っていて引き込まれますよ。
安定感のある実力派揃いの声優陣のアツい演技、魂がたぎる戦闘シーンにも注目してご覧くださいね。
主題歌は突き抜ける高音ボイスとアツい歌詞がかっこいい!
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主題歌『blue blue blue』を歌うのは、4人組のロックバンドIvy to Fraudulent Game。
作詞・作曲はドラムを担当する福島由也が担当しています。
『blue blue blue』は自分を見失ったとしても前を向いて生きる意志をこめた、疾走感溢れるギターロック。
軽快でスタイリッシュなギターサウンド、ボーカルの突き抜けるような歌声が耳に響いて残る楽曲となっています。
サビの歌詞とメロディーの繰り返しが、つまずきながら前進する歌詞と重なり、胸の奥までしっかり言葉が届きますね。
ひとりで抱えて悩んでいる人の心に直接訴えかける温かい歌詞と、思いを乗せた爽やかで突き抜ける歌声の魅力に吸い込まれそうです。
オープニングアニメ映像は『ゾイド-ZOIDS-』のオープニングのように主人公の日常から始まっています。
各キャラクターの雰囲気、人物どうしの関係性、ゾイドの格好良さが短い時間でしっかり表現されていて画面に釘付けになりますね。
ラストには『ゾイド新世紀/ZERO』のオープニングアニメのラストと同じカメラアングルでビーストライガーが颯爽と走る姿が描かれていて、格好良さに魅了されますよ。
まさに『ゾイド』の醍醐味が凝縮したオープニングテーマですね。
心の動きに希望があふれ出す爽やかED「ヒカリ」
12話までのエンディングテーマ『ヒカリ』を歌うのは、サリー・ランド役の新人声優、千田葉月です。
彼女はオーディションでサリー役を射止めてデビューした逸材。
番組エンディングテーマでアーティストデビューを飾ったシンデレラガールです。
『ヒカリ』は、芯のある美しい歌声に聴き入ってしまう魅力満載の楽曲です。
作詞は柊木七音、作曲は廣中トキワとアニメ主題歌を初めて手がける新進気鋭の制作陣が担当しています。
歌詞には、孤独だった主人公が未来へ一歩踏み出す姿が描かれており、帝国軍から逃げることしかできなかったサリーがレオと出会って、自分の使命と向き合い変わった姿と重なりますね。
その心境の変遷を感情を込めて歌っていて、歌声に心揺さぶられるでしょう。
聴く人一人ひとりの心に前へ進みたい気持ちを、夢への一歩を歩み出した彼女が後押ししてくれる、まさに希望の『ヒカリ』と呼べる楽曲です。
エンディングアニメ映像も、温かな日射しを見つめるレオから始まり、走り出すビーストライガーが爽やかで見ていて心地いいですよ。
ふたりを乗せて遠くへ走り去るライガーの背中に、二人の未来の希望と頼もしさを感じられます。
二人ならどんなピンチも乗り越えられる、そんな希望を予感させる爽やかなエンディングテーマです。
優しくて強い!爽やかED「DOOR」
13話からのエンディングテーマ『DOOR』を歌うのは、歌手の荒井麻珠。
2013年から2017年まで女性ボーカルグループLittle Glee Monsterのメンバー「麻珠」として活動していました。
2019年にソロ活動を始めて初のタイアップ曲がこの『DOOR』なのです。
『DOOR』は、爽やかな初夏を感じさせる弾むメロディーと彼女の強く美しい歌声に元気を貰える楽曲となっています。
歌詞も「歴史(トキ)を超えて何回でも 君を見つけて唄うから」「そのまま 君らしいDoor開ければいい」のフレーズに頼もしさと優しさが感じられるでしょう。
まさに熱くて心優しい主人公・レオに合ったフレーズですね。
エンディングアニメ映像では、共和国軍・帝国軍問わず多彩なゾイド達が次々移動する姿とそれを見つめるサリーが描かれています。
個体によっては歩いていたり、走っていたりとそれぞれ異なる動きを見せ、ゾイドの格好良さと愛らしさを感じられますよ。
背景が青空と白い雲でとても爽やかで、見ていて清々しいですね。
アニメ本編でシリアスな展開が続いても、最後は楽しく温かい気持ちにさせてくれる爽やかでエネルギッシュなエンディングテーマです。
令和も輝き続ける「ゾイド」の世界!
アニメ『ゾイドワイルドZERO』は、テレビ東京系、CS『キッズステーション』で好評放送中です。
第1話と最新話はYouTubeのタカラトミーチャンネルで無料視聴できます。
最初から順を追ってみたい方はテレビ東京系公式見放題アプリ「あにテレ」に加入すれば、じっくり堪能できますよ。
1999年のゾイドに心躍らせた人はもちろん、まだ『ゾイド』に触れたことのないアニメファンも重厚な世界観と頑張るレオとサリーに引き込まれる作品です。
バトル満載の彼らの冒険にどんな展開が待ち受けているのかワクワクが止まりません。
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ゾイドの新作商品も続々発売中。
ゾイド公式Twitterで1000件以上リツイートされた注目の商品は「ZW38 オメガレックス」。
こちらはティラノサウルス種のゾイドですが、最強必殺武器・荷電粒子砲搭載ゾイドなんです。
荷電粒子砲は『ゾイド-ZOIDS-』ではラスボス級のゾイドにのみ与えられた武装。
圧倒的な攻撃力の高さと存在感を誇る新型ゾイドがアニメでどう活躍するのか期待せずにはいられませんね。
令和も全く色褪せない格好良さを誇る『ゾイド』。
新たな伝説は始まったばかり、あなたも『ゾイドワイルドZERO』の世界に一歩足を踏み出してくださいね。
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TEXT Asakura Mika