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13年ぶりに新シリーズ開幕!「もっと!まじめにふまじめ かいけつゾロリ」

13年前「おやじギャグ」で社会を沸かせたアニメ『かいけつゾロリ』。児童文学界ロングセラーシリーズ原作のアニメが、2020年春3度目となるアニメ化を決定!今回はどんな騒動を起こしてくれるのか。アニメ開始目前の今、作品の魅力に改めて迫ります!
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長い時を経て、再びアニメ化。児童文学界超ロングセラーシリーズ「かいけつゾロリ」


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『もっと!まじめにふまじめ かいけつゾロリ』は、2020年4月から放送を開始予定の2020年春アニメです。

原作は、原ゆたか作の大人気児童文学シリーズ『かいけつゾロリ』です。

1987年にシリーズが始まって以来30年間、年に2回の刊行ペースで発行を続け、2020年3月現時点では66作目までもの刊行がされています。

絵本と漫画を融合させたような作風の面白さは、本を読むのが苦手な子供でも読みやすいと言われる程のものとなっており、児童文学界きっての超ロングセラーシリーズとなっています。

そんな作品のアニメ化ですが、実は今回が初ではありません。これまでにも二度に渡るアニメ化が行われているのです。

長い時を経て、再びアニメ化に至った大人気児童文学シリーズ。その人気の秘訣を探ってみましょう。

「もっと!まじめにふまじめ かいけつゾロリ」のあらすじ


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キツネの「ゾロリ」はいたずらの王者になる為に、子分である双子のイノシシ「イシシ」と「ノシシ」と共に修行の旅をしています。

時には妖怪だらけの学校で人を驚かせる方法を教えたり、時には魔法の国で起きた大騒動を解決したり、ダジャレを片手に地獄からの脱出を図ったり……。

旅の行く先は予想もつかないことばかり。はたしてゾロリはいたずらの王者になる事ができるのでしょうか?

本が苦手な子もこれだけは読むといわれる、児童文学界の大人気シリーズ「かいけつゾロリ」のアニメ化、第3シリーズの開始です!

社会現象まで巻き起こした人気の秘訣は、「おやじギャグ」!?


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2020年4月からアニメが始まる『もっと!まじめにふまじめ かいけつゾロリ』ですが、実は以前にも二度に渡るアニメ化が行われています。

第1シリーズ『かいけつゾロリ』は、2004年2月1日から2005年2月6日までの約1年間放送されました。

当初は、この1年間をもって放送は終わる予定でしたが、小学生達を中心とした多くの人気を得た結果、放送延長が行われる事となったのです。

それが第2シリーズ目にあたる『まじめにふまじめ かいけつゾロリ』です。

第1シリーズは、原作の物語にアニメオリジナルの展開を混ぜた話が多かった中、第2シリーズ目は51話目から最終話までを全てアニメオリジナルストーリーで展開。

その人気は変わる事はなく多くの人々から支持を得た人気アニメとして2007年1月28日に放送を終える形となりました。

その後も2012年、2013年と年をまたいでいくつかの映画化も行われました。原作シリーズの刊行も続き、その人気は衰える事を知らずに続いています。

そもそも、異例の放送延長という事態を引き起こす程の人気はなぜ生まれたのでしょうか。


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その理由は「おやじギャグ」です。

『かいけつゾロリ』はその作中において、いくつもの「おやじギャグ」が使用されています。

あまりにも寒すぎるギャグを使って敵を凍りつかせ倒したりなど、驚きの使い方もされています。

アニメでは、その特性を用いて吹雪を吐き出したりするアイテム「ブックらこい~た」といったオリジナル道具まで出したりする程です。

この「おやじギャグ」が『かいけつゾロリ』を見ていた人々の心をがっつりと掴んでいったのです。

特に当時『かいけつゾロリ』を見ていた小学生達が「おやじギャグ」のもつ、くだらなくも巧妙な言葉遊びにドはまり!

その人気は社会現象と化し、ゾロリの使った「おやじギャグ」を集めた本やカルタまで制作され、多くの子供達の間に「おやじギャグ」ブームを巻き起こしました。

「おやじギャグ」が人気の秘訣だなんて驚き以外の何物でもありませんが、他の児童ものでは類を見ない新しい要素だからこそ、子供達の心を掴んでいったのかもしれませんね。

はたして、3シリーズめでは一体どのような「おやじギャグ」が子供達の心を掴んでいくのか、注目の一点です!

主題歌はゾロリ歌唱の楽曲「もっと!もっと!かいけつゾロリ」



これまで『かいけつゾロリ』の主題歌ともなるOPは、主役である「ゾロリ」が歌唱を担当してきました。

そして今回も、OPの歌唱を務めるのはやはりゾロリです。ゾロリ役の声優「山寺宏一」は「七色の声を持つ男」と呼ばれる程に広い声帯を持つ声優であり、若い青年の声から渋い老人の声まで、多くの役柄をこなす実力派声優です。

歌唱力ももちろん抜群で、物まね系のお笑いを扱うバラエティー番組にて、その声域を用いて様々な有名アーティストの声マネ合唱を行い高い評価を受けています。

作詞担当の「前林聖子」と作曲担当の「田中公平」は、第1・2シリーズ共にOP制作を担当してきた2人です。

J-POPから特撮、ゲームやアニメと幅広いジャンルで作詞を行う前林聖子と、アニメ音楽の大家とも呼ばれ、いくつものヒットアニメの音楽に携わってきた「田中公平」。

近年ではアニメ「ジョジョの大冒険」シリーズでもタッグを組んでおり、そのサビフレーズで多くのアニメファンを魅了したことで話題を呼びました。

そんな2人による、13年ぶりとなる『かいけつゾロリ』の新OPのタイトルは『もっと!もっと!かいけつゾロリ』。

3シリーズ目のタイトルにも使用されている「もっと」という言葉が繰り返し使われたそのタイトルからは、この楽曲が歴代のOPに負けない、はちゃめちゃさで『かいけつゾロリ』を盛り上げてくれる印象を受けます。

はたしてどんな楽曲に仕上がってくるののでしょうか。今から楽しみで仕方がありません。

EDを歌うは、高いパフォーマンス性をもったガールズグループ「ONEPIXCEL」




新シリーズのED曲となる『シャラララ』を歌うのは、3人組ガールズグループのONEPIXCEL。

2015年に結成され、2018年にメジャーデビュー。その際に発売した1stシングル「LAGRIMA」は国民的人気アニメ『ドラゴンボール超』のEDを務めた楽曲でもあります。

自由とキレのあるダンスが魅力的なグループで、公開されているMV内では様々なダンスを踊る彼女達の姿を見る事ができます。

そのパフォーマンス性は海外でも評価が高く、メキシコ、台湾やカナダ等の海外での公演も多く行っているグループです。

2015年に結成され、今年で5年目という節目を迎えるONEPIXCEL。

節目の年に、2度目となるアニメとのタイアップを行う事となった彼女達が歌うEDが、どのようなものとなるのか期待に胸が高鳴ります。

「もっと!まじめにふまじめ かいけつゾロリ」4月5日から放送開始!


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『もっと!まじめにふまじめ かいけつゾロリ』は4月5日から放送開始予定となっています。

放送先はNHK Eテレ。時間は夜7時からと、朝にやっていた第1・2シリーズとはまた違う時間帯での放送となっていますのでご注意ください。

配信情報は現在未定との事で、公式サイトには「いたずら中!ちょっと待っててね!」とゾロリ達らしい言葉でその旨が書き込まれています。

13年前には存在しなかった「配信」という枠には、時代を超えて彼らが帰ってきた事を深く感じますね。

テレビ画面越しだけではない、多くの場所でゾロリ達の活躍が見れる日がとても待ち遠しいです。


TEXT 勝哉エイミカ

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