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公演中止を受けて緊急配信。WANIMA「春を待って」の歌詞をチェック!

新型肺炎の流行により、ツアーの公演中止を余儀なくされたWANIMA。そんな彼らがライブを待ち望んでいたファンのため、ツアー中に披露していた新曲『春を待って』を緊急配信しました。どこかもの哀しげでいて、かつ希望や期待を感じる歌詞に注目です。

ライブを楽しみにしていたファンのために



2020年、大きな社会問題に発展している新型肺炎の蔓延。

感染拡大を防ぐため様々なイベントが中止を余儀なくされ、WANIMAのツアー「COMINATCHA!!TOUR 2019-2020〜アリーナ編〜」の福井・愛媛公演も中止となりました。

それを受け、WANIMAはツアー中に披露していた新曲『春を待って』の配信を急遽決定。

「ツアーで披露していた新曲をいち早く届けたい」という強い思いのもと、3月12日に実現されました。

早速歌詞をチェックしてみましょう。

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小さな部屋の端っこの隅
机の上は散らかったまま
開いたままの白いノートに
開いたままの白いノートに
≪春を待って 歌詞より抜粋≫
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こちらは冒頭の部分。
楽曲自体はアップテンポですが、歌詞を見ると身も心も落ち込んでいるような印象受けますよね。

一体何があったのでしょうか?

日々、終わりに向かって歩き続ける


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ただ今日も今を急ぐ
終点まで 駅のホーム
風のない道を歩く花びら舞う 蕾膨らませ
≪春を待って 歌詞より抜粋≫
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こちらは続きの歌詞。

冒頭とはやや場面が違うようですね。

1行目からは必死に前へ進もうとしている姿が思い浮かびます。

2行目の「終点」が表すのは人生の終わりのことでしょうか?

毎日毎日、終わりに向かって必死に生きている様子を表しているのかもしれませんね。

3行目はやや不思議な印象を受ける歌詞です。

風のない道なのに、花びらが舞っている・・・。

花びらが舞うということは花は咲いているはずなのに、蕾が膨らんでいる・・・。

答えは作詞を担当したKENTAのみが知ることですが、「風のない」からは穏やかさを、「蕾膨らませ」というワードからは未来に対する期待感を感じ取ることができます。

花は咲けば必ず散るもの。でも、また一年後には新しい花の蕾が膨らみ、春が来るのを待っています。

様々なものに捉われず、前に進めというメッセージなのかもしれませんね。

いつか花ひらく日を夢見て



続くサビの歌詞では、辛く長い冬を耐え忍んできた結果が歌われています。

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春を待った 震えながら
太陽が沈んだ後 夜の間
≪春を待って 歌詞より抜粋≫
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「震えながら」と歌われていることから、2行目は単純に夜を指しているのではなく、寒い冬のことも表しているのではないでしょうか。

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咲き乱れ 舞って散って枯れた時も
ずっと変わらず側にいたから
どんな時も悪くないと思えたんだよ
≪春を待って 歌詞より抜粋≫
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1行目からは紆余曲折、様々なことがあったということが推測されます。

それでも変わらず「何か」が側にいたようですね。

だから、辛い時や悲しい時でさえも「悪くない」と思えたようです。

「何か」って一体なんなんでしょうか?

その答えを探るために、2番のサビに注目してみましょう。



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春を待った 震えながら
太陽が沈んだ後 夜の間
長く暗いトンネルの向こう側で
ずっと変わらず待っていたから
どんな時も悪くないと思えたんだよ
どんな時も悪くないと春を待って
≪春を待って 歌詞より抜粋≫
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長く暗いトンネルの向こう側にあるもの・・・一体なんでしょう?

様々な解釈があると思いますが、もしかしたらこれは「夢」かもしれませんね。

夢が花ひらくまでは、長い下積みがあるもの。

まるで長く暗いトンネルを歩くような、そんな途方も無い気分になる日もあるでしょう。

でもその向こう側に叶えたい夢があるからこそ、どんな日々でも「悪くない」と思えるのではないでしょうか?

それを踏まえて最後の一文を考察してみると、「春」は「夢を叶えた日」のことを意味しているのかもしれませんね。

冒頭のやや荒廃した様子は「長く暗いトンネル時代」を表しているのではないでしょうか。

つまり、この楽曲は「夢を叶える日」を待ち望む気持ちを歌ったもの。

自分の未来に向け、新しい門出を迎える春にふさわしい一曲ですね。


TEXT ゆとりーな

KENTA、KO-SHIN、FUJIからなる2010年結成の東京都在住熊本県出身スリーピースロックバンド。 2014年10月に1st Mini Album「Can Not Behaved!!」をリリース。 2017年12月には「NHK紅白歌合戦」に初出演を果たし、2018年1月にはメジャー1st Full Album「Everybody!!」をリリース。 2023年9月···

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