広く愛される清水翔太の音楽が生まれるまで
才能の塊と言っても過言ではないと思われる清水翔太ですが、彼のデビュー前後にはさまざまなエピソードがありました。彼のプロフィールと、彼が辿ってきた道のりを紹介します。
清水翔太がデビューするまで
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清水翔太は1989年2月27日に大阪府八尾市で生まれました。
祖母がカラオケ店を経営しており、2歳頃にはカラオケで歌うなど、早くから歌うことに慣れ親しんでいたようです。
学生時代には吹奏楽部に入りパーカッションを担当していましたが、中学生の頃クラスや周囲に馴染めず、引きこもりになってしまいました。
歌詞や曲を自ら作りはじめたのはこの頃で、きっかけはソウルミュージックに魅せられたことだったそうです。
作詞作曲のみならず、楽曲アレンジにも没頭するようになりました。
彼に転機が訪れたのは、2006年7月に開催されたソニーミュージックと読売テレビによるボーカリストオーディションの時です。
この時に結成されたのが人気ユニットRSPで、清水もファイナリストのトップ10入りを果たしています。
ここで彼は注目され、ソニーミュージックと契約を締結しました。
オーディションを受けてから、約1年後の2007年7月にはデビュー前にも関わらず、有名ヒップホップミュージシャン童子-Tのアルバムに客演として参加しています。
親交の深い加藤ミリヤとの出会いも、デビュー前に2人でセリーヌ・ディオンのトリビュート・アルバムに参加したのがきっかけでした。
さらに、彼が一躍世界でも注目されるようになった出来事があります。
世界で最も有名とされるクラブである、アメリカのアポロ・シアターに出演したことです。
清水の歌を聴いた地元新聞紙は「100万人に1人の逸材」「日本で最も関心を持たれる歌手になる」と評価し、彼の才能は日本にとどまらず世界までもが認めるものとなりました。
大物アーティストとコラボ
清水翔太は様々な大物アーティストとのコラボ楽曲でも高い評価を得ています。
デビュー前には童子-Tと、何度か共作を生み出している加藤ミリヤ、DOUBLEや青山テルマなど、他にもR&Bやヒップホップに影響を受けているシンガーとコラボしているようです。
2012年には老若男女から人気を誇る、超大物シンガーソングライター小田和正とのコラボを『君さえいれば』という楽曲で果たしています。清水にとって13枚目のシングルでした。
清水翔太が作詞作曲し小田和正が編曲して公開された『君さえいれば』は、広い世代のファンを魅了し話題を呼んでいます。
「清水翔太のつくってみた」動画が話題に
清水が自分らしく既存曲をアレンジし作った楽曲を、思い付きでアップしていく「清水翔太のつくってみた」動画がYouTubeやTwitterなどネットで話題になりました。
よくあるカバー動画のように「出来上がったものをアップする」のではなく、自宅の部屋で作っている過程も一緒に公開していることが「面白い」「ファンにはたまらない」と評判のようです。
アレンジされた楽曲は『はじめてのチュウ』や『Let It Go』お笑いコンビのクマムシのネタ曲『あったかいんだからぁ』など、清水を連想させるR&Bよりの楽曲ではないので新鮮です。
さらに、原曲の雰囲気がガラッと変わる驚きと感動があります。
清水翔太のおすすめ楽曲3選
天性の歌声と歌唱力で定評のある清水には、数々おすすめしたい楽曲があります。その中でもファンから人気・定番の3曲を厳選し、まとめました。
「DREAM」
2014年1月19日に16枚目のシングルとしてリリースされた『DREAM』は、作詞・作曲・編曲のすべてを清水自身が担当しています。
明るくきらびやかなサウンドが印象的な楽曲で、清水翔太の抜群の表現力が光る1曲です。
テレビ東京のドラマ「なぞの転校生」のエンディングテーマ・主題歌に起用されました。
2014年3月12日にリリースされた5枚目のアルバム『ENCORE』にも収録されています。
「HOME」
2008年2月20日にリリースされた清水翔太のデビューシングルです。
作詞作曲は清水自身が手掛け、10代の男性シンガーでは史上最高の第5位を記録し、話題になりました。
得意分野であるR&Bとは少し違うポップスよりの楽曲で、若干の疑問のようなものがあったと後々語っています。
しかし抜群の歌唱力で、故郷を離れて歩いていく強い意識がこもった歌詞には全国の人々が共感し涙したそうです。
サッカー選手の長友佑都も、この楽曲が好きなことはファンの間でも有名な話で、清水と長友は現在も仲が良いと言われています。
「君が暮らす街」
2010年10月20日にリリースされた8枚目のシングルで、失恋した男性の心境が描かれています。
「君」に向けられた手紙のようなストレートな歌詞がポップなメロディに乗せ、歌われている極上のバラードです。
MVは雨の中で撮影されており、前へ向いていく想いと切なさが相まって瑞々しい映像になっています。
作詞作曲は清水で、編曲は加藤ミリヤや青山テルマの楽曲も手掛けている村山晋一郎がつとめているようです。
2011年3月9日にリリースされた3枚目のアルバム『COLORS』にも収録されています。
清水翔太の今後に注目!
自らこだわりを持って次々に楽曲を生み出していく清水の活躍は、ますます勢いをましていくばかりです。
リリース情報やライブ情報はもちろん、動画サイトやネットでの動きも注目されています。清水翔太の今後から目が離せません。
TEXT Imahashimiwa