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面白いだけじゃない!四星球「オモローネバーノウズ」の深すぎる歌詞に注目!

『四星球(すーしんちゅう)』といえば、今やコミックバンドの代表格。数々の大きなフェスやTVに出演し、幅広い年齢層から人気を集めています。今回は、彼ららしさがたっぷり詰まった楽曲『オモローネバーノウズ』の歌詞を解説します。

深く、温かく、優しい


「コミックバンド」とは、ユーモアがある楽曲を作ったり、面白い演奏をしたりするバンドのこと。

簡単にまとめると、格好良さよりも面白さが際立つバンドのことを指します。

現在は様々なコミックバンドがいますが、その中でも一際センスが光っているのが『四星球』ではないでしょうか。

「日本一泣けるコミックバンド」というキャッチフレーズが表すように、ただ面白いだけではありません。

歌詞がとにかく深く、温かく、そして優しいのです。

そんな四星球の魅力がたっぷり詰まった彼らの代表曲『オモローネバーノウズ』の歌詞をご紹介します。


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昼夜問わず熱中した往年のパズルゲームよろしく
オモンナイ出来事も3つ4つと重なれば
消えてくれるシステムを導入してよ 神様
≪オモローネバーノウズ 歌詞より抜粋≫
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小さい頃の楽しみといえば、TVゲームという方も多かったのではないでしょうか?

その中でも特に昔流行ったのが、テトリスやぷよぷよといったパズルゲーム。

重ねたピースがポンポンと消えていくのが快感ですよね。

その子供の頃のワクワクや快感をそのままに「嫌なこともいっぱい重なったら消えないかな〜」という何とも素敵な発想が歌われています。

大人でありつつも少年のような純粋な気持ちを忘れていない、彼ららしさに溢れた歌詞ですね。

ちなみに、続く歌詞では往年のパズルゲームを連想させるワードが使われています。
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ここ数年でぷよぷよしてきたお腹に ぷよぷよの腹に力入れて 今日もコツコツと
≪オモローネバーノウズ 歌詞より抜粋≫
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四星球はこういう小粋なところが本当に魅力的。頭の良さを感じます。

中年にも響く歌詞



年齢を重ねるごとに代謝が落ち、気づけばお腹がぽっこり…。

残念ながら、歳をとれば誰にでも起こりうることです。

そして、そんなぽっこりしたお腹を見て、絶望を感じるという人も多いでしょう。

もしかしたらみなさんの先輩や上司にもいるかもしれませんね。

そんな人たちに希望を与えるのが、次の歌詞です。
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ここ数年で出っ張ってきたお腹は 少しでも早くゴールテープを切るためなんだろ
≪オモローネバーノウズ 歌詞より抜粋≫
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「そんな風に考えたことなかった!」と感動を覚えるレベルで前向き。自分を肯定することができますよね。

これぞ「泣けるコミックバンド」。

みんなに優しく、温かいのです。

文学的?な一面も


四星球の歌詞が面白いだけでなく、優しくて泣けるということは、ここまででお分かりいただけたと思います。

そこでもう一つ注目していただきたいのが「文学性」です。

何気ない描写でもハッとさせられる歌詞が多いのです。

例えば下記の部分。
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眠るまでがToday 目を覚ましたらTommorow 目を覚ませばToday
眠る前がYesterday
≪オモローネバーノウズ 歌詞より抜粋≫
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本当に当たり前のことしか言っていません。

でも、これって気づかなきゃ気づけないこと。

そんな何でもないところに気づけるのは、彼らがとても繊細だからではないでしょうか?

だからこそ、誰かを温めるような面白くも優しい歌詞が書けるのかもしれませんね。

もう一つ、下記の歌詞も秀逸です。


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胸が痛くて仕方ない寝覚めがあるんです オープニングかエンディングなのか
アラームのメロディー
≪オモローネバーノウズ 歌詞より抜粋≫
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アラームが鳴ると、一日の始まりを感じるという人は多いはず。

でも実は、睡眠の「終わり」でもあるんです。これもなかなか気が付けないところですよね。

笑いだけではなく、涙と優しさがある四星球。

そしてさらに文学的な一面もあるなんて、限りない可能性を感じます。

ぜひ、他の楽曲の歌詞にも注目してみてくださいね!


TEXT ゆとりーな

シンガー:北島康雄 / Ba:U太 / Gu:まさやん / Dr:モリス 2002年、北島康雄とU太を中心に鳴門教育大学の音楽サークルで結成、2009年、現在のメンバーとなる。 まるで運動会のような型破りのライブパフォーマンスに加え、森羅万象の「あるあるネタ」をロックに昇華させた"泣けるコミックソ···

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