緑黄色社会とはどんなバンド?
緑黄色社会は「リョクシャカ」の愛称で親しまれています。
キャッチ―で耳馴染みがよく、現代に生きる人々の想いを代弁するような楽曲や、人々の心を動かす感動を呼ぶ激しいパフォーマンスを届ける緑黄色社会ですが、どのようなメンバーで構成されどのような活動をしているのでしょうか?
彼らが歩んできた道のりには、人々を惹きつけるサウンドを生み出すための経験や努力が確かに存在しています。
それは緑黄色社会を語る上では欠かせないものとなっているようです。
緑黄色社会のメンバープロフィールと彼らの活動について、わかりやすくまとめてみました。
緑黄色社会のメンバーは?
緑黄色社会は高校生の同級生・幼馴染のつながりで結成されています。
ドラムの杉江泰周とともに5人編成バンドとして結成されましたが、杉江は2015年12月に脱退しました。
現在はギターボーカルの長屋晴子、ギターの小林壱誓、キーボードのpeppe、ベースの穴見真吾の4人で活動しています。
ギターボーカルの長屋晴子は1995年5月28日生まれで、透き通る美しい歌声と、力強い低めの歌声の両方を使い分けることができる歌唱力を持っています。
ルックスがよいのにも定評があり、ボーカリストとしての高いカリスマ性があるようです。
ギターの小林壱誓は1996年2月11日生まれで、彼も長身でイケメンと言われています。
趣味に読書をあげており、ギター以外に作詞も担当しているようです。
キーボードのpeppeは1995年12月6日で、彼女もとてもキュートな顔立ちをしています。
緑黄色社会の作曲も担当することもあり、結成以前よりピアノを習っていた経歴を持っています。
ベースの穴見真吾は1998年1月27日で、他のメンバーが同級生の中で唯一年下です。
面白いキャラが人気ですが反面、音楽に対するストイックさはメンバーで一番だと言われています。
高校の同級生だったのは長屋・小林・peppeで、はじまりは長屋がpeppeに「軽音を一緒にやらないか?」と誘ったことでした。
軽音部だけで活動していた2人ですが、活動の幅を広げたくベーシストを探していた時に見つけたのが穴見だったそうです。
長屋とpeppeとともにバンドをやることになり、穴見と幼馴染だったギタリストの小林を加えて今の編成になりました。
ちなみにバンド名は、長屋が野菜ジュースを飲んでいた際「緑黄色野菜」と小林が言ったことに対し「緑黄色社会?」と他のメンバーが聞き間違え、名付けられたそうです。
緑黄色社会がデビューするまで
結成当初ボーカルをつとめていたのは長屋ではなく小林だったそうです。
しかし当時から長屋も「ボーカルとして歌いたい」と思っていました。
ある時、機会があって長屋の歌を聴いた小林が「負けた」と思い、そこからボーカルが長屋になったというエピソードがあります。
軽音部で活動していた彼らの転機は2013年、10代限定で開催された音楽フェスである「閃光ライオット」にて準グランプリを受賞した時でした。この音楽フェスは関取花や片平里菜なども出演しています。
これを機に、2017年1月11日には初めてミニアルバムを発売したり、名古屋のインディーズ界隈で名高いライブハウスell.FITSALLでワンマンライブを開催したりしました。
その翌年2018年11月7日に、メジャーデビューを果たしています。
緑黄色社会の楽曲でおすすめ3選
緑黄色社会は自主企画ライブ「緑黄色夜祭」やワンマンツアーなどのライブを中心に、アルバムやシングルリリースなど精力的に活動しているようです。彼らの楽曲は親しみやすいながらサラッと聴き流せない輝きがあり、CMソングや映画・アニメ・ドラマのタイアップを数々取っています。
緑黄色社会の魅力的な楽曲の中で、厳選した3曲を紹介します。
「Shout Baby」
2020年2月19日にリリースした2ndシングル『Shout Baby』です。ドラムは人気バンドSchool Food Punishmentのドラマー比田井修が担当しています。
テレビアニメ「僕のヒーローアカデミア」のエンディングテーマに起用されており、緑黄色社会にとって初めてのアニメタイアップでした。
作詞作曲の両方を長屋晴子が手掛け「難しい未来だとしても強くなりたい、そして変わりたい」というような叫びをテーマに制作されたそうです。
ポップとロックのサウンドが心地よく絡み合っており、テンポ感がありながら強い意志を感じるようなコード感とメロディラインになっています。
「sabotage」
2019年11月6日にリリースされた緑黄色社会の1枚目のシングルです。
TBS系のテレビドラマ「G線上のあなたと私」の主題歌に起用されました。
長屋の伸びやかで張りのあるボーカルが疾走感あるサウンドにとてもよく合っており、ブレス音さえも心地よく感じるロックな歌唱も魅力的です。
作詞作曲は長屋がつとめており、ONE OK ROCKやflumpoolなどの編曲をつとめている板井直樹が編曲を担当しています。
「自分って何だったっけ?」をテーマに今の「自分が認められる自分」と「理想の自分」が混在しているような、深いテーマで作詞された楽曲です。
「想い人」
2019年8月30日に配信限定のシングルとしてリリースされ、2020年4月22日にフルアルバム『SINGALONG』でCD化される楽曲です。
恋愛小説を映画化した作品「初恋ロスタイム」の主題歌として作られた力強いバラードで、緑黄色社会にとって初めての映画の主題歌でした。
この楽曲は長屋が作詞をし、作曲は小林が担当しています。
もともと小林がデモとしてワンコーラスだけ残していた楽曲で、その段階で『想い人』のタイトルはついていたそうです。
映画の主題歌制作を頼まれた際にこの楽曲があったこと、長屋が以前から「誰かを思いやる気持ちを書きたい」と考えていたことのタイミングが合致し、この曲が完成していったそうです。
今後の緑黄色社会の活動と楽曲に注目!
キャッチ―なサウンドと心に刺さる歌詞、長屋の高い歌唱力に魅せられる緑黄色社会の虜になるファンが急増中のようです。
音楽関係者も「彼らが日本の音楽シーンの今後を席巻する」とまで口をそろえて言うほどで、その存在感と才能はすでに頭角を現しているように思えます。
次世代の邦楽シーンを大いに賑わせてくれるであろう、今後の緑黄色社会の活動と活躍に注目です!
TEXT Imahashimiwa