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「ココロソマリ」は水瀬自身が両親への愛を歌った楽曲

アニメ『ソマリと森の神様』のエンディングテーマとして制作された楽曲『ココロソマリ』は、主人公役の声優水瀬いのりが歌と歌詞を手掛けています。アフレコと楽曲の同時進行で制作された本楽曲の魅力をご紹介します。

作品のテーマ「親子愛」と自らの両親への愛をリンクさせた歌詞


画像引用元 (Amazon)

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並ぶ影の大きさ比べ笑う 夕暮れを背に
そっと風に乗せたのは まだ小さな願いごと
永遠とか生命だとか何も分からずに
真っ直ぐな瞳で見上げた横顔は眩しかった
≪ココロソマリ 歌詞より抜粋≫
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アニメ『ソマリと森の神様』は、人間である少女のソマリ(CV:水瀬いのり)が義理の父親であるゴーレム(CV:小野大輔)と共に旅をする作品です。

ストーリーは、異種族である二人が旅先で様々な事件を経験し、アニメのテーマでもある「親子愛」を確かめ合っていくといったもの。

そんなアニメのエンディングとして制作された『ココロソマリ』は、ソマリ役の水瀬いのりが歌と歌詞を手掛けた8枚目のシングル。


自身の両親に対する思いや主人公のソマリの心境をリンクさせた歌詞となっています。

楽曲のはじめは「並ぶ影の大きさ比べ笑う」と、子どもと親の年齢差を意識させる歌詞から始まっています。

何も知らない無垢な幼少期の横顔を「眩しかった」と表現するのは、大人になった今だからこそ経験できることを意味しているのでしょうか。

学生時代に両親から言われた一言が自分を励ましてくれた


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心 染まり浮かぶのは幼い日の願いごと
「不器用さもあなたらしさ」そんな一言に
この胸は解かれ流れていく涙は勇気になった
≪ココロソマリ 歌詞より抜粋≫
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2番では水瀬いのり自身が両親に言われた「不器用さもあなたらしさ」という言葉を歌詞に組み込んでいます。

インタビューによると、学生時代から声優の仕事をしていた水瀬は、自分の声という個性をあまり好きになれなかったようです。

そんな時、両親に「それも自分らしさだからね」と言葉を掛けられ、励まされたと語っています。

悩み多き子どもの頃は、両親が掛ける一言一言が自分を傷つけたり、励ましたりしてくれると思います。

今でも両親への感謝の気持ちを忘れず、大好きだという水瀬ならではの素敵な歌詞ですね。

歌だけにとどまらない、水瀬いのりの世界観


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重ねた手に伝うぬくもりを どんな時も忘れないから
いつだって味方だった見守っていてくれたこと ありがとう
大好きだよ何度伝えたら ずっとそばにいられるのかな
≪ココロソマリ 歌詞より抜粋≫
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楽曲のラストは「いつだって味方」で見守ってくれた両親に対する「ありがとう」「大好きだよ」といった率直な言葉で飾られます。

学生時代の反抗期に、両親の厳しさに耐えきれず喧嘩したことも多かったという彼女。

それでも、振り返ってみると素直に「ありがとう」と思えるようになったと言います。

そんな彼女の思いを裏付けるように、盛り上がる楽曲の中で繰り返し感謝の言葉が歌われます。



また、歌詞の中には「忘れないから」「ずっとそばにいられるのかな」などと、いつかは訪れる別れのシーンも歌われています。

大人になって一緒にいる時間が短くなっても、両親といた時間は無くなりません。そんな温かい時間を忘れまいとする彼女の姿が映し出されます。

『Re:ゼロから始める異世界生活』『ご注文はうさぎですか?』等、数々のアニメ作品でメインキャラクターを演じた水瀬いのり。

2020年6月からは、過去最大規模となる三度目のライブツアーを予定しており、声優としても歌手としても活動を広げています。

ぜひ「ココロソマリ」も聴いてみて下さい。


TEXT 空野カケル

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