世界的アーティストとなった「BTS」はどんなグループ?
防弾少年団(BTS)は2013年6月にBigHitエンターテイメントからデビューした7人組ヒップホップグループです。
グループ名の防弾少年団は「10代・20代に向けられる社会的偏見や抑制を防ぎ、自分たちの音楽を守り抜く」という意味が込められています。
今では世界中でBTSと呼ばれるのが当たり前のようですが、この名前は「Bangtan Sonyeondan」の頭文字から名付けれ、元々は海外で活動する時の呼称で使用されていました。
世界中でBTSと呼ばれるようになった2017年には「Beyond The Scene(現実に安住することなく、夢に向かって絶えず成長していく青春)」という意味も付け加えられ、グループロゴも一新されました。
ファンクラブ名は、公式ファンカフェでの投票で「Adorable Representative M.C for Youth」という意味を持つ「ARMY」になりました。
メンバーはジン・シュガ・J-HOPE・RM・ジミン・V・ジョングクの7人で、韓国のアイドルには珍しくソウル出身者がいないグループのようです。
BTSが世界的人気を獲得したのはいつから?
デビュー当初から人気があり、2013年のソウル歌謡大賞新人賞など3つの賞を受賞していましたが、BTSが世界で人気になり始めたのは2015年頃からでした。
2015年にリリースした『I NEED U』が韓国の様々な音楽番組で1位を獲得すると、BTSは世界から注目されるようになり、2016年3月にForbes社が発表した「ここ30日間で最もリツイートされたアーティスト」で名だたるアーティストを抑え1位に輝きました。
2016年にリリースした2枚のアルバム『花様年華Young forever』と『WINGS』が世界的大ヒットを記録し、この年のMnet Asian Music Awardsで今年のアーティスト大賞を獲得しました。
勢いに乗ったBTSは2017年には世界10か国17都市で全32公演のワールドツアーを行い40万人を動員する大成功を収め、同年ビルボード・ミュージック・アワードのトップソーシャルアーティスト賞を受賞し世界のトップアーティストとなりました。
この年以来世界的アーティストとなり、毎年のように世界各国でライブツアーを行っており2020年のワールドツアーでは8か国18都市で41公演を行う予定です。
BTSの必ず聴くべきおすすめ曲3選!
『BTS』の数ある大人気曲の中でも、ぜひ聴いておきたいおすすめ3曲を紹介します。「DNA」
2017年9月にリリースされた5thミニアルバム『LOVE YOURSELF 承 'Her'』のリード曲として収録されており月間120万枚を売り上げ、米ビルボードワールド・デジタル・チャートで1位に輝きました。
BTSのMVの中で1番の再生数を誇り、現在までに9億回以上再生されています。
口笛の音から始まるメロディーがギターの音色と心地良く混ざり合い、爽やかなイメージの曲になっています。
さらに、サビ部分で一気にエレクトリックなメロディーに変わることで、曲に厚みを感じさせます。
MVでは独特の色使いで宇宙的な雰囲気と彼らの爽やかな雰囲気が交互に使われており、印象に残ります。
高いダンススキルを生かした、彼らの揃ったキレキレのダンスは一気に魅了されます。
「Boy With Luv」
2019年4月にリリースされた6thミニアルバム『Map of the Soul : Persona』のリード曲です。シンガーソングライターの『Halsey』とのフューチャリング曲ということでも話題になりました。
世界最速で1億回再生を記録したMVとしても有名です。
レトロなアメリカのような世界観のMVは『BTS』の爽やかな雰囲気とマッチしており、アイドルの王道のような仕上がりになっています。
MVでの色使いがメンバーの髪色ともマッチしていて統一感があります。
HIP-HOPとEDMの雰囲気が絶妙に合わさったようなメロディーで、まさにアメリカトレンドの最先端のような曲です。
曲中のラップ部分はシックでかっこいい雰囲気になっていて印象的です。
「血、汗、涙」
2016年10月にリリースされた2ndフルアルバム『WINGS』のリード曲として収録されており、日本で『BTS』の人気に火がつくきっかけとなりました。
韓国でも人気が高く、韓国国内主要8つのダウンロード・ストリーミングチャートで1位を獲得しました。
今までのK-POPのイメージを覆すような魅惑的でインパクトが強い曲は、サビ部分で曲調が一気に変わり、それがいいアクセントになっています。
曲全体を通して高音部分が多いですが、高い歌唱力で綺麗に歌い上げられています。
MVはまるで絵画の中に入り込んだような、とても神秘的でミステリアスな雰囲気で仕上げられており、クールでかっこいいという印象を感じます。
閉塞的なところからの解放を感じさせるようなストーリ性もあり、今までの『BTS』とは違う雰囲気を楽しむことができる曲です。
これからも進化を続ける「BTS」に注目!
2020年にもワールドツアーを控え、これからの活動にも期待がかかる『BTS』
どこまで人気を伸ばし世界で活躍するのか、今後の活躍からも目が離せません!
TEXT icehockey8