「感謝カンゲキ雨嵐」
初期の嵐の楽曲の中で、根強い人気を誇る楽曲です。
グループ名の「嵐」を曲名に入れることで、嵐にとってもファンにとっても、ここぞという時に歌いたくなる特別な曲だといえるでしょう。
また、初期の嵐の楽曲で、まっすぐと揺るぎない感謝の気持ちを歌い上げていることもポイントです。
伸びやかなメロディーと共に歌い上げられる感謝の思いは、ファンへ、スタッフへ、事務所へ。嵐を支えるあらゆる人たちへ向けられています。
だからこそいつ聴いても、むしろ時が経てば経つほど聴く人の心に刺さるのでしょう。
数ある嵐の楽曲の中でも、外せない名曲の一つといえそうです。
「君のために僕がいる」
こちらも、10代ならではの瑞々しく純粋な思いを歌い上げた、爽やかな楽曲です。
「君のために僕がいる」というのは、嵐メンバーの関係にも、嵐とファンの関係にも当てはまりますね。
単純な短い言葉で聴いた人が元気になれる。そんな若さ溢れる楽曲です。
サビ部分の独特の振り付けは、コンサートでも盛り上がること間違いなし。
歌声も雰囲気、キャリアも積み上げ、大人の魅力を放つ今の嵐も素敵ですが、弾ける若さで無邪気に歌い上げる姿にも注目です。
「時代」
初期の嵐の楽曲には『PIKA☆☆NCHI』のようにハードな印象の楽曲がいくつか存在します。
今とは全く異なる嵐の楽曲は、かえって新鮮かもしれません。
『時代』は、メンバーの松本潤が主演を務めたドラマ「金田一少年の事件簿」の主題歌で、キレキレのダンスが何よりの魅力。
楽曲もどことなく暗く、光を探しているかのような閉塞感と、壁を破ろうとする力強さが混在しています。
PVは廃工場を使用し、荒廃した世界観の中で力強く踊る5人の姿が印象的なメッセージ性の強い楽曲に仕上がっています。
「a Day in Our Life」
メンバーの櫻井翔が主演を務めたドラマ「木更津キャッツアイ」の主題歌でもあるこの楽曲は、コンサートではコール&レスポンスで盛り上がる曲の一つです。
櫻井が手がけたラップ詞と、大野智のボーカルパートの掛け合いは見どころの一つ。
櫻井が歌い上げる男臭いラップと、透明感のある声で伸びやかに歌い上げる大野のボーカルは必聴です。
PVは『A・RA・SHI』『SUNRISE日本』を手がけた川村ケンスケ監督。嵐ファンとしては、PVも要チェックです。
「ナイスな心意気」
『ナイスな心意気』が嵐の曲の中でも特殊なのは、アニメ「こちら葛飾区亀有公園前派出所」のエンディングテーマになっている点です。
ドラマ主題歌や映画主題歌を手がけることが多い中、アニメのタイアップを担当するのは珍しく、話題になりました。
この時だけ、「嵐」ではなく「アラシ」という名前を使っているのも特徴で、PVでは嵐とは別の人物という設定で登場。
黒縁メガネに七三分けの、冴えないサラリーマンとして登場し、嵐に憧れる設定はファン必見です。
普段の嵐とは違う、ユーモラスな姿をぜひPVでチェックしてみてください。
「PIKA☆NCHI」
嵐の中では、かなりヘビーな雰囲気の楽曲といえるでしょう。
メンバー全員が出演している映画「ピカ☆ンチ LIFE IS HARDだけどHAPPY」の主題歌でもある同楽曲は、アイドルらしい爽やかさは一切ありません。
激しいダンスとメンバーの低音ボイス、櫻井の野太いラップ。
男を前面に出した異色の曲といってもいいでしょう。
ゴリゴリのダンスの重低音が耳に心地よく、若者たちの痛々しい青春時代を描いた映画に、見事にはまっています。