「とまどいながら」
大野の美しく伸びやかな歌声と、嵐の絶妙なハーモニーを堪能できるのがこの楽曲。
様々な場面で迷い、岐路に立ち、自分の進むべき道を模索しながら進んでいく。
生きている上で避けては通れない悩みを、嵐メンバーが切ない歌声で歌い上げます。
嵐といえば5人のフォーメーションやダンスも魅力ですが、この曲は聴かせるタイプの楽曲です。
じっくりと耳を傾けて、5人のハーモニーを感じてください。嵐の大人の魅力が詰まっています。
「ハダシの未来」
コンサートで盛り上がる曲といえば『ハダシの未来』は欠かせません。
サビで両手を広げたり高く掲げたりする振り付けは、シンプルで真似しやすいため、メンバーと一緒にできるのもファンとしてはうれしいところ。
どこかチャーミングな振り付けと元気いっぱいの歌詞で、まだ見ぬ未来を飾らず、全力で駆け抜けようと前向きな気持ちにさせてくれます。
「言葉より大切なもの」
今ではすっかり定番になったラップ詞が、初めて使われたのがこの楽曲。
メンバーの二宮主演ドラマ「Stand Up!!」の主題歌であり、コンサートの定番曲にもなっている人気の高い曲です。
コンサートで披露される時には、コール&レスポンスが見どころ。
「言葉よりも大切なもの ここには」で大野が客席にマイクを向けると、ファンが「あるからー!」と歌い上げるやりとりは、ファンとの絆を感じさせます。
“目には見えなくても大切なものがある”というメッセージは、嵐とファンをつなぐ絆を彷彿させ、心に刺さります。
「PIKA★★NCHI DOUBLE」
「ピカ☆ンチ LIFE IS HARDだけどHAPPY」の続編である映画「ピカ★★ンチ LIFE IS HARDだからHAPPY」の主題歌のこの楽曲は、ハードな印象だった『PIKA☆☆NCHI』と異なり、ダンスは軽やかです。
曲調もどこか懐かしく、青春時代を切り取ったようなノスタルジックな雰囲気溢れる作品にぴったり。
映画のエンディングでも見ることができますが、5人が踊るPVはヘリポートで行われ、大パノラマの中で踊る姿は圧巻です。
『PIKA☆☆NCHI』と合わせて聴いてみると、ギャップを楽しむことができておすすめですよ。
「瞳の中のGalaxy」
『瞳の中のGalaxy』は、藤井フミヤが作詞を担当したということもあり、他の楽曲とは少し違った雰囲気になっています。
大人っぽく落ち着いたロマンチックな楽曲は、普段の嵐とは異なる一面を味わえる、レアな曲だといえます。
二宮主演ドラマ「南くんの恋人」の主題歌ということもあり、ドラマの名場面を思い浮かべながら耳を傾けるファンも多いかもしれません。
愛する人を思う気持ちや、愛の深さをひしひしと感じながら、メンバーの歌声にうっとりと聴き入ってしまうような楽曲です。
「Hero」
嵐は、オリンピックとの縁が深いグループでもあります。
『Hero』も2004年のアテネオリンピックの中継イメージソングに抜擢されました。
数々のドラマが生まれるオリンピックという特別な部隊を彩る楽曲にふさわしい「ヒーロー」をテーマに歌われた歌詞が印象的です。
国を背負って戦う選手たちは皆、人知れず苦労をし、涙を流してあの特別な舞台に立っています。
そんな彼ら一人一人をヒーローとして讃える愛に溢れた楽曲は、何度聴いても勇気を与えてくれますね。
“日の目を浴びない人も、実のならない努力も、決して無駄にはならない”
そうやって力強く背中を押してくれる歌に、力をもらった人も少なくないでしょう。
初期の嵐楽曲を堪能
アルバムの1枚目は、デビューしたての初々しい嵐を堪能できる楽曲がずらり。
1999年にデビューして以来、決して順風満帆とはいえなかった時代を乗り越え、今に至る彼らの軌跡を味わうことができます。
今でこそ国民的アイドルにまで上り詰めた嵐の初期作品を中心とした1枚目は、ファン歴の浅い人にとってはレア、ファン歴の長い人にとっては懐かしさ溢れる内容。
どんなファンでも楽しめる、サービス精神満載のアルバムなので、ぜひチェックしてみてください。
TEXT 岡野ケイ