「お互いが誇らしいんです！」最新の5人がつまったDevil ANTHEM.の新作 (2/2)

くるみちゃんはほめ上手

──お互い変わったと感じるところを教えてもらえますか。

竹本あいり：やっぱり一番長くいる、くるみちゃんと楓ちゃんと侑芽ちゃんの変化が大きいんじゃない？　

竹越くるみ：入ったときが中学1年生ですごく小さくて、アイドルもあまり見たことがないし、やったこともないみたいな感じで入ってきていたメンバーもいるので。それを長年見ていると、まるでお母さんみたいな気持ちになります（笑）。初めて高いキーの曲を歌う時とか、「やだやだ。怖い怖い～」と言っていても、ちゃんとライブでは出ているし、みたいな感じで。

──当時、「怖い怖い～」と言っていたのは誰ですか？

竹越くるみ：侑芽ちゃんです。

橋本侑芽：高音が出せなくて。歌も上手ではなかったので、レコーディングはすごくプレッシャーでした。だから「嫌だ」と言っていたんです（笑）。今も苦戦しているんですけれど、頑張っています。

──前より積極的になれたきっかけは？

橋本侑芽：あいりちゃんと瞳ちゃんが入ってきて、「もっと頑張らなきゃ」という思いが強くなりました。

──2人の存在が刺激になったんですね。

竹越くるみ：新メンバーが入ってくるとなった時は、「どんな子が来るんだろう？」と思いました。瞳ちゃんが入ってきた時は、ダンスの先生に「この子はめちゃめちゃダンスが上手から、みんな負けないように練習しなさい」と言われたりして。「やっぱり新メンバーに負けたくない」という気持ちを持つのはすごく大事だと思うので、みんないろいろ気持ちの整理をしたりして。最近はみんなの努力がダンスや歌にも出てくるようになったので、すごいな、と思います。

──ちなみに楓さんはどんなところが変わったと思いますか。

竹越くるみ：楓ちゃんは歌割りもたくさんあって、結構歌の主要メンバーなんですけれど、「自分の声があまり好きじゃない」と言っていたことがあって。でもその声を逆にバンドサウンドの曲で活かせていたりするんです。すごくかっこいい声も持ってるし。あと本当に歌が上手になって。ファンの皆さんも「楓の歌が好き」と言って来てくれる方もいるので、そこは本当にすごいなと思います。

安藤楓：うれしい。なんだかはずかしくなってきた（笑）。

──楓さんから見てくるみさんの変化は？

安藤楓：くるみちゃんはアイドルとして、考え方を含めて全部すごいというか。自分の考えをちゃんと持っていて、歌もダンスもできて。どんどんきれいになっていくし、私的にはスーパーな人だと思っているので。

──後にグループに加わったお2人に関してはいかがですか？

竹越くるみ：あいりちゃんは年上なので、「どう接したらいいんだろう？」というのはありましたけれど、とにかくいい人で。でも自分から「塩に揉まれていくタイプ」と言っていて、自分を厳しい状況において頑張る力が本当にすごくて。成長が一番早かったんじゃないかなと、思います。

──あいりさんは、自らあえて厳しい環境に飛び込むようにしているんですか？

竹本あいり：小さい頃からそういうのが好きです。飽き性というのもあるんですけれど、どんどん刺激のある場所に自分から行くのが好きなんです。……というか、くるみちゃんの趣味って、人間観察なんじゃない？

安藤楓：楓の趣味取られちゃった（笑）。

竹本あいり：くるみちゃんは心で思っていることを発するのがうまいからね。

竹越くるみ：でも本当にすごいなと思う。あいりちゃんを見てると、「頑張らなきゃ！」と思うんですよ。

竹本あいり：心臓がもたない（笑）。

竹越くるみ：あいりちゃんと1カ月に1回はちゃんとご飯に行って話し合って、私の心を浄化してもらおうと思ってるので。

竹本あいり：行こうね！

竹越くるみ：そして瞳ちゃんは、まずもともとダンスの才能とか、自分の見せ方がすごくて。ダンスのライブ映像をもらうんですけど、自分を見てても、いつの間にか瞳ちゃんのダンスに目が行くんですね。瞳ちゃんのダンスはとにかく無駄がなくて、いい意味で省エネなんですよ。瞳ちゃんが入ってから、「デビアンのダンス力がアップしたね」と言われるくらい、すごく引っ張ってくれてるので。

──瞳さん、顔が真っ赤になっています（笑）。

安藤楓：顔を隠さないで（笑）。

竹越くるみ：年下なのに、本当にすごいなと思っています。

安藤楓：瞳ちゃんを見て、「あ、ここをこうしたらいいんだ」というところもあるし、本当に、ほれますね！　かっこいいです。

──ダンス力もアップし、ライブパフォーマンスはどんどんスキルアップしているということですよね。

竹本あいり：たまにうぬぼれなのかな、と思っちゃうこともあるんですけれど、ライブ映像を見返すと、自分がいるグループなのに、すごく誇らしくなって。息もぴったり合ってるし、映像を見ていて、のめりこんじゃう。だからそこはやっぱり自信を持っていいんだな、と思いました。

冠番組、生誕祭の歌…夢はいっぱい！

──今回ミニアルバムが出て、さらに夢が広がったと思うんですけれど、それぞれの今の目標をお伺いしたいです。

橋本侑芽：私はライブ中の表現力やパフォーマンスをもっと極めていきたいな、思いました。体力も自信がないので、もっと体力をつけて。デビアンはノンストップライブや10曲ノンストップとかもあるので、それに向けてもっと体力をつけたいなと思います。

──10曲ノンストップの最後の方は、皆さんどうなっているんですか？
竹本あいり：意識もうろうです。「酸素ちょうだい」といった状態になります。

竹越くるみ：10曲ノンストップはたまにしかやらないんですけれど、毎回アルバムを出した時に、そのアルバムを発売記念してアルバムに入っている12曲をノンストップでウワーっとやっていたんですよ。何10分やったんだろう？みたいな。ずっと歌って踊って。アドレナリンが出ていると大丈夫なんですけれど……。

──体力勝負ということですが、ダンスが得意な瞳さんはいかがですか？

水野瞳： 12曲とかノンストップでやっていると、最初から飛ばす癖があるので、んんっと苦しくなっているんですね。

──ペース配分は？

水野瞳：できないです。だからできるようになりたいな、と思っています。

──そしてくるみさんの目標は？

竹越くるみ：私はデビアンの冠がついた何か、たとえば連載だったりラジオ番組だったりとかをやれたらいいなと思います。みんなでバラエティ的なものの力をつけたいので。そういう冠番組みたいなものが欲しいです。ラジオは今までもちょこちょこは出るんですけど、間が空くので。

初心に戻ってしまって、次に出たときにカミカミになってしまったりとか。ラジオは黙ったらいけない、と言われているんですけど、すぐに黙っちゃったり。5人でラジオに出ることはあまりなくて、だいたい２、3人で行くんですけれど、少人数になってもみんな譲り合っちゃって誰もしゃべらなかったりするので。1人1人得意なことなどを見つけていきたいなと思います。

──楽しみですね。竹本さんは？

竹本あいり：デビアンとして身近な目標は、私たちの現場は“推しジャン”と言って、ファンの方が推している子のパートのときにジャンプしたりリフトしたりするんですけれど、その人たちがもっと増えたらいいな、と思っています。あと個人の目標は、小さい頃から演じるとか、役になりきるというのがすごく好きなので、女優さんもやってみたいなと思います。

安藤楓：私は自分の声を最大限に生かした歌い方を研究したいなと思っていて。あと一人ずつ歌ったりするのをやってみたいなと思っています。

竹本あいり：生誕祭とかで1曲やったりする感じ？

安藤楓：そうそう、生誕祭とかのときに主役の子が歌ったり。そういうのをちょっとやってみたいな、というのがありますね。

──それは今まで皆さんにお話したことはありますか？

安藤楓：まだない気がします。

竹本あいり：初めて聴きました。でもやりたいな、とは思っていました。

──最近の楓さんの歌については、どんなところがいいなと思いますか？

竹越くるみ：楓ちゃんは結構低いところとかがすごく上手なので、かっこいい曲がとても合うんです。このアルバムに収録されている「①②③④⑤」や「EMOTIONAL」とかバンドサウンドの曲とか、他にも「Fake Factor」という曲もあるんですけれど、すごくかっこいいところを歌ったりするので、そういうかっこいい曲をどんどん歌ってほしいなと。

──リクエストがありましたね。

竹越くるみ：今まで見たことない、ずっとキメ顔の楓ちゃんの歌とか聴いてみたいなと思います。

安藤楓：キメ顔でやってみたいです！

水野瞳：私はライブで今の気持ちを伝えられるパフォーマンスができるアイドルになりたいんですけれど、ライブ以外、たとえば個人のライブやラジオなどで、デビアンの良さをもっと伝えられるようになったらいいな、と思っています。

重大告知！デビアンの解説本発売

──そして今日は重大発表があると伺いましたが。告知をお願いします。

安藤楓：はい！　それでは重大発表をここでしたいと思います！　なんと6月26日に私たちデビアンが一冊丸々詰まった書籍を発売することになりました！　この書籍は写真集とかではなく、デビアンの解説本となる予定です。

水野瞳：この5年という時間を活動してきたDevil ANTHEM.というグループの過去と今と未来をさまざまな角度から分析する内容となっています。詳しいことはホームページにアップされるので、ぜひ楽しみに待っててください！

竹越くるみ：そして私たちは４月に東京、大阪、名古屋、広島4都市でツアーをさせていただくことになって、そのツアーファイナルが4月25日に渋谷 TSUTAYA O-WESTであります。東京に近い方は、ぜひチケットゲットして遊びに来て欲しいなと思います。そして広島もありちゃんの地元なんですけれど、初めてワンマンライブで行きます。
※メンバーのコメントは、インタビューを実施した3/18時点のものです

竹本あいり：地元です！　すごく楽しみです。

竹越くるみ：広島に近い方は、ぜひ遊びに来てほしいなと思います。東京も名古屋も大阪も広島も、私たちは全力でツアーを頑張りたいと思いますので、ぜひツアーのチケットをゲットして、待っていてください。よろしくお願いします！