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大ベストセラー小説「富豪刑事」がアニメ化!
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2020年4月より放送予定のアニメ『富豪刑事 Balance:UNLIMITED』は、1978年に刊行された筒井康隆による小説『富豪刑事』が原作となっています。
4編で構成された連作短編小説で、1975~1977年にかけて「小説新潮」にて連載された大ベストセラー作品です。
大富豪の御曹司で刑事の神戸大助が父から提供された巨額の資産を使って、様々な難事件を解決していく刑事小説となっています。
1979年にはエフエム東京の「音の本棚」でラジオドラマ化され、1985年には関口シュン作画による漫画化。1995年には筒井康隆の小説を漫画化する企画「筒井漫画涜本」にて、いしいひさいちが『鉄壁のアリバイ』と『バラバラ殺人事件』の2編を4コマ漫画に。2005年にはテレビドラマ化もされました。
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本作は過去に映画化を打診されていましたが、映画制作会社と作者の間で意見が合わず断念されています。
小説から様々な形でメディア化され、刊行から40年以上経った今でも人気を集めている本作。
この記事ではアニメ『富豪刑事 Balance:UNLIMITED』の魅力に迫っていきます!
アニメ化では舞台を現代にアレンジ!
アニメの舞台は現代。
巨額の資産を持つ神戸家の御曹司である刑事の神戸大助は、警視庁「現代犯罪対策本部準備室」通称「現対本部」に配属されます。
「現対本部」は、警視庁で問題を起こした人間だけが送り込まれる問題児が集まる部署。
大助はそこで、情に厚い男・加藤春とバディを組むことになります。
お金ですべてを解決しようとする大助と「世の中金じゃねえ」と対立する加藤。
正反対の2人が反発しながらも協力して、様々な難事件を解決していきます!
アニメ版の見どころは2つ。
1つ目は舞台が現代ということです。
大助が巨額の資産と現代の最新テクノロジーを巧みに使いこなして事件を解決していく姿は、あまりにもスマート過ぎて圧倒ですよ!
本編に登場する様々なガジェットは、テクノロジー情報サイト「ギズモード・ジャパン」が考案・監修をしています。
2つ目は神戸大助と加藤春の関係性です。
正反対の性格を持つ2人が、様々な事件を通して少しずつバディとしての絆を深めていく姿は見所。
2人の関係が変化していく様をお楽しみください。
あの有名作品のスタッフが再結集!声優陣も豪華すぎる
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アニメ『富豪刑事 Balance:UNLIMITED』では、アニメ『僕だけがいない街』を手掛けた監督の伊藤智彦。
シリーズ構成・脚本は岸本卓、キャラクターデザインは佐々木啓悟と、メインスタッフが集まりました。
アニメーション制作は『ダーリン・イン・ザ・フランキス』を手掛けたCloverWorksが担当します。
キャスト陣も豪華ですよ!
<キャスト一覧>
神戸大助:大貫勇輔
加藤春:宮野真守
清水幸弘:塩屋浩三
仲本長介:神谷明
亀井新之助:熊谷健太郎
佐伯まほろ:上田麗奈
湯本鉄平:高橋伸也
武井克弘:小山力也
星野涼:榎木淳弥
???:坂本真綾
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主人公の大助を演じるのは、ダンサーや俳優として舞台を中心に活躍している大貫勇輔。
吹き替えの仕事はしていたそうですが、アニメの声優をするのは今回が初めてとのこと。
しかしPVではそんなことを感じさせない、凛々しい大助を低音ボイスで演じ切っていました。
さらに相棒の加藤を演じるのは、声優界で大人気の宮野真守。熱い刑事をしっかりと演じていますよ。
そして気になるのは坂本真綾が演じる???という人物。
物語の鍵を握る重要な女性キャラクターのようです。こちらにもご注目ください。
OPは話題のSixTONESが担当!?
アニメ『富豪刑事 Balance:UNLIMITED』のOPテーマは、4月9日の第1話放送でクレジットが表示されず、いったい誰なのかと話題になりました。そして4月16日、ついに公式でSixTONESの2ndシングルとしてリリースされる「NAVIGATOR」であることが発表!
発表前に公式SNSで掲載されていた2話の予告広告では、「タカヤぶりの御曹司×バディ×事件×『10億入れておいた』×AI執事×残高無限大×COOL&HOT」という文章で「×」がメンバーカラーになっているのでは!?
SixTONESの公式Instagramでアニメ放送前の6日、新曲のレコーディング風景写真をアップしていたのはカウントダウンだったのでは!?
など、発表前も発表後もOPの謎で視聴者を楽しませる異例の演出がされました。
クールで色気のある映像とSixTONESの歌声が『富豪刑事 Balance:UNLIMITED』の世界に、私たちを一気に引き込んでくれるのではないでしょうか。
劇伴を手掛けるのは菅野祐悟!
アニメ『富豪刑事 Balance:UNLIMITED』の劇伴を手掛けるのは菅野祐悟。
東京音楽大学在学中から作曲家として活動を始めており、映画・ドラマ・アニメ・ゲーム・CMと多岐に渡って活躍しています。
過去には大河ドラマ『軍師官兵衛』や、連続テレビ小説『半分、青い』アニメ『D.C.~ダ・カーポ~』『PSYCHO-PASS サイコパス』など、数々の有名作品を手掛けました。
2010年には映画『アマルフィ 女神の報酬』で「日本映画批評家大賞 映画音楽アーティスト賞」を受賞。
近年は作曲家の他にも「生の音楽を聴いて欲しい」と、オーケストラによるコンサート活動もしています。
PVではオシャレでちょっとアダルトな雰囲気が漂う、ジャズナンバーが流れていますのでぜひご視聴ください。
大胆に見えて、実はちゃんと考えられている大助の行動が、劇伴によってより良く引き立てられています。
ちょっとルパン三世の音楽っぽい感じも、クセになりますよ。
EDは人気バンド・OKAMOTO'Sが担当
アニメ『富豪刑事 Balance:UNLIMITED』のEDテーマはOKAMOTO'Sの『Welcome My Friend』。
作詞作曲をオカモトショウが担当しています。
OKAMOTO'Sは、中学生の同級生で結成された4人組ロックバンドです。
2010年にメジャーデビューを果たしました。
同年には日本人男子としては最年少の若さで、アメリカ・テキサス州で開催された音楽フェス「SxSW2010」に出演、その後は海外を中心にライブツアーを開催しています。
2019年にはデビュー10周年を迎え、翌年には初のベストアルバム『10’S BEST』をリリースしました。
今回の楽曲はアニメ『富豪刑事 Balance:UNLIMITED』のシナリオを読んで書き下ろした新作で、カッコイイ世界観を大人っぽく表現しています。
ちょっと気怠い感じで始まり、そこからだんだんと熱量が高くなっていく印象の楽曲です。
ドラマ版「富豪刑事」も面白い!
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最後に冒頭でもちらっと説明したドラマ版『富豪刑事』についても紹介します!
ドラマ『富豪刑事』は第1シリーズが2005年1月より、第2シリーズが2006年4月よりテレビ朝日系「木曜ドラマ」枠で放送されました。
主人公は原作と異なり、女性の刑事・神戸美和子(深田恭子)。原作よりも富豪ぶりがスゴイ描写で多く演出されていました。
また、第1シリーズでは作者の筒井康隆本人も出演。原作好きには堪らないコラボレーションがされていますので、ドラマ版も見てみるのはいかがでしょうか?
TEXT あるこ