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「アルテ」とは?
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アニメ『アルテ』は2013年より「月刊コミックゼノン」で連載されており、イタリアで画家を目指す貴族出身の娘の成長ストーリーを描いた大久保圭の漫画が原作となります。
作者の大久保圭は、以前からルネサンス期のイタリアを舞台にした作品を描きたいという思いがあり、編集者に認められて本作の連載が始まりました。
また、作者にとっては初の連載作品となります。
2014年には「NEXTブレイク漫画RANKING」で、15位に選ばれている漫画です。
この記事ではアニメ『アルテ』のあらすじや見所を紹介していきます!
舞台はイタリア!貴族出身の娘が画家を目指す!
舞台は16世紀初頭ルネサンス期のイタリア・フィレンツェ。貴族の娘として生まれた主人公・アルテは、物心がついた頃から絵を描くことにのめり込んでおり、将来は画家になりたいと夢を抱いていました。
しかし、当時のイタリアは女性が男性と同じように働くことを良しとしない時代で、母親に反対されてしまいます。
それでも「画家になり、自分の力で生きていきたい」と思ったアルテは、画家工房への弟子入りをするために家を飛び出します。
階級格差社会のイタリアで、彼女は画家になるため、自分らしく生きるために様々な困難に立ち向かいます!
本作の魅力はなんといっても「画家」を目指し「自分らしく生きる」という夢を持った主人公・アルテのキャラクター性です。
貴族出身の彼女ですが、誰よりも負けず嫌いで頑張り屋さん。
女だからと周囲から疎まれてしまいますが、それを跳ねのける持ち前の根性と明るさで乗り越えていきます。
その姿はたくましく、今の時代にも共通する部分もあり、見ていて励まされたり、勇気を貰える作品です。
当時のイタリアの生活風景を忠実に再現
アニメ『アルテ』は、アニメ『魔法少女リリカルなのは』シリーズを手掛けたSeven Arcsが担当しています。
監督はアニメ『テニスの王子様』を手掛けた浜名孝行、シリーズ構成はアニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』を手掛けた吉田玲子が担当しています。
さらに、アニメの舞台となっている16世紀当初ルネサンス期のイタリアを忠実に描くために、鈴木貴昭が設定考証として参加しました。
アニメの制作にあたって制作スタッフ陣は、イタリアのフィレンツェとヴェネツィアへの取材も行なっています。
作中では、登場するキャラクターの服装や建物、街並み、料理は事細かに当時の生活を描写しているので、ぜひご注目ください。
また、アニメ『アルテ』はイタリア文化の理解に繋がるとして、イタリア大使館から後援も認定されています。
イタリアの文化も学べるアニメ作品となっています。
夢に真っ直ぐなアルテと彼女を応援するキャラクターたち
アニメ『アルテ』の声を務める声優陣も豪華です。<キャスト一覧>
アルテ:小松未可子
レオ:小西克幸
アンジェロ:榎木淳弥
ヴェロニカ:大原さやか
ダーチャ:安野希世乃
ウベルティーノ:秋元羊介
ユーリ:鳥海浩輔
カタリーナ:M・A・O
ソフィア:田中理恵
ダフネ:戸松遥
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主人公・アルテの声を務めるのは、アニメ『スター☆トゥインクルプリキュア』で香久矢まどか役を演じた小松未可子。
画家になる夢に向かってひたむきに頑張る主人公・アルテを生き生きと演じています。
そしてアルテを弟子にしてくれた親方・レオは、アニメ『ジョジョの奇妙な冒険 Part5』でディアボロ役を演じた小西克幸。
低くて渋い声が、無愛想で厳しいけど男女関係なく実力主義でアルテを見れくれるレオにぴったりハマっています。
この他にも今注目の若手声優の榎木淳弥や安野希世乃、そしてベテラン勢の大原さやかや鳥海浩輔も出演し、アルテを支える重要なキャラクターとして登場しています。
夢追う人の背中を押してくれるOP
アニメ『アルテ』のOPテーマ『クローバー』で作詞は坂本真綾、作曲は水口浩次、編曲は河野伸が担当しています。
歌っているのは、声優・歌手・俳優・ラジオパーソナリティーと幅広い分野で活躍している坂本真綾です。
もともと子役時代から歌手として活動をしていましたが、本格的に歌手デビューしたのは1996年でした。
アニメ『天空のエスカフローネ』のOPテーマ『約束はいらない』をシングルリリースし、デビューしています。
本作のOPテーマ『クローバー』では作詞も担当しており、画家という夢を実現するために、様々な困難に立ち向かうアルテの背中を押す、疾走感溢れる爽やかな曲となっています。
アルテの明るい性格と元気いっぱいのエネルギーが伝わり、聞いていて「私もアルテみたいに頑張ろう!」と元気を貰えます。
「アルテ」の情景が浮かぶED
アニメ『アルテ』のEDテーマ『晴れ模様』は作詞を西直紀と山本玲史、作曲を山本玲史、編曲をh-wonderが担当しています。
歌っているのは、アニメでダーチャ役を務めている声優の安野希世乃です。
安野は2011年に放送されたアニメ映画『キズナ一撃』で、主役・轟キズナで声優デビュー。
その後も、アニメ『冴えない彼女の育てかた』で加藤恵役や『スター☆トゥインクルプリキュア』で天宮えれな役といった主要キャラクターの声を演じてきました。
アニメ『マクロス△』でカナメ・バッカニア役を務め、戦術音楽ユニット「ワルキューレ」のリーダーとして歌手活動も始めています。
2017年にアニメ『異世界食堂』EDテーマ『ちいさなひとつぶ』で、ソロデビューを果たしました。
本作のEDテーマ『晴れ模様』では、舞台となるイタリアの美しい情景が浮かぶミディアムナンバーに仕上がりました。
歌っている彼女自身も、レコーディングをしていてアニメの世界が頭に浮かんだと話しています。
アルテがレオに弟子入り後、生活することになった小屋の窓から見えるフィレンツェの街並みと新しい生活が始まるという期待が膨らむ楽曲です。
アニメ『アルテ』の世界観と安野の透き通った癒しボイスが、じっくり堪能できますよ!
繊細でかつ忠実に描かれた原作もおすすめ!
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現在も「月刊コミックゼノン」で連載中の本作は、2020年4月20日に最新刊となる13巻が発売予定です!
原作でもイタリアの美しい街並み、そしてアルテの様々な葛藤が繊細に描かれています。
ぜひアニメと共に、原作も読んでみてはいかがでしょうか?
TEXT あるこ