大阪☆春夏秋冬のYUNA(ユウナ)です。
Urock!43回目になりました。今月は『新緑』というテーマでコラムを書いていますが、今月の残り2回は私たちの『新譜』について書きたいと思います。
というのも、当初は5月13日が私たち大阪☆春夏秋冬のニューアルバム『BRAVE SOULS』の発売日だったんですよ。
コロナウイルスの影響でリリースが2度延期になり、現時点では7月29日になってしまいましたが、、、。
しかし5月13日時点で、サブスクでの全曲音源解禁はされています!
YouTubeでは全曲試聴トレーラーなんかもアップされてますし。
CDを届けられるのはまだ2ヶ月先ですが、それまで是非沢山聴いてもらえたらです。
ライブで聴くまでに、ここまで曲が温まる事って普通はないですから(笑)、ある意味楽しみでもあります。
という事で、ニューアルバムについて書いていくわけですが、今回はメンバー1人1人にリモートで話を聞きました。
初めての“対談”という形になりますかね! 取材といいますか。
挑戦してみようと思ってから、改めて家にある音楽雑誌をほとんど読み返してみました(笑)。
大事に取っておいた、星野源さんの『YELLOW magazine』も、、、(笑)!
いやあ、実際にやってみてインタビュアーさんのすごさがよく分かりましたよ、汗汗汗です。
いつもは取材していただく側ですが、一応今回覚悟は決めて挑んだので、実際にメンバーと対談をして、文字を起こして一つの記事として上げるところまでやってみました、、、。
初めてなので大分不慣れな部分もありますが、かつてない文字数になってるので、じっくりゆっくり読んでもらえたらです。
こういうのって、普通カットするもんなんですかね(笑)!? 今回はメンバーの言葉を出来るだけそのまま、ありのままに届けます。
では早速。
今週は大阪☆春夏秋冬の2ndアルバム『BRAVE SOULS』の話を含め、リード曲「Brave Soul」にスポットをあてた“対談歌詞コラム”を。
大阪☆春夏秋冬『BRAVE SOULS』
7月29日に大阪☆春夏秋冬の2ndアルバム『BRAVE SOULS』がリリースされます。
プロデューサーは去年リリースしたミニアルバム同様、masasucksさん。
レコーディング&ミックスエンジニアはMy Hair is Bad、yonige、SHANK等、 多くのロックバンドを手掛けている「スタジオクーパー」のエンジニア永田さんが。
マスタリングはLAの巨匠Howie Weinbergが。
今回の新譜は新曲7曲に加えて、カバー曲1曲、リアレンジ・再レコーディング曲2曲の計10曲になったわけですが、、、。
サブスクが解禁されてから改めて聴いてみると、めちゃくちゃ感動しますね。
前作から1年かかってしまいましたけど、ライブができない状況ってのもあって余計に染みます。
というかシンプルにテンション上がってます。
グループとしてやり続けている事は同じなんですよ。
同じなんだけど、そこにやっぱり新しさを加えていかないと、表現者として前には進んでいけないとは思っていて。
そういう面では今回のアルバムは6人のチャレンジだけでなく、グループとして新しい形がわかりやすく現れてるかなあと思います。
めちゃくちゃ尊敬している沢山の方の協力があって、良いアルバムが完成しました。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
──MAINAちゃんにとってどんなアルバムになった?
MAINA:せやなあ、、、まあ2つあって。まず1つめがシンプルに、このアルバムは“しゅかしゅん愛”を感じるアルバムやなって思ってる。
──それは人からの?? メンバーからの?
MAINA:制作者さん側からのかな。このアルバムの見えてないところで、しゅかしゅんの事を思って歌詞書いてくださったり、メロディーを作ってくださったりとか。今まで以上にしゅかしゅんの事を考えてくださってるアルバムなんかなって思う。
もう1つは、このアルバムを聴いたら大阪☆春夏秋冬やな、ってのがわかるアルバムかな。それは、今まで以上に歌詞とメロディーラインがしゅかしゅんに寄り添ってて、1曲1曲にしゅかしゅんの要素があるというか。
メンバーへの絆とか愛を感じさせる部分やったり、ファンの人への愛、後はよく食べるしゅかしゅんを表現した歌があったり(笑)、点が線につながって、円になってるなあって。その円の中には大阪☆春夏秋冬が存在してる。
──なるほどね。そんなしゅかしゅん要素が多く含まれたアルバムをどういう人たちに聴いて欲しい? レコーディング中とか振り付けを考える時に頭に思い浮かべる人は誰なのか?っていうのでもいいし。
MAINA:いろんな人に聴いて欲しいとは思うけど、特にライブハウスを愛してる人たちに聴いて欲しいなって思う。
──しゅかしゅんを知ってても知らなくてもという事ね。
MAINA:うん。ライブハウスってのは音楽を楽しめる場所やから、、、。音楽が好きな人! そんな人にこのアルバムを聴いて欲しいな〜って。後、レコーディングしてる時は、“この曲がもし渋谷のど真ん中でかかったら・・・”とか、いろんな聞こえ方を想像しながら、どんどん歌い方を修正していくかな。
──それは何テイクも録り直す中で、どんどん想像する場所とか景色が変わっていったりするもの?
MAINA:ううん。渋谷の場合やったらもうずっと渋谷のまま(笑)。
──じゃぁ最初に決めたイメージのままで修正を加えていくということか。
MAINA:でもな、MAINAは何回も何回も録り直してると良いテイクが録れへん人やねん。
──確かに1発目のインパクトは強いかもなあ。
MAINA:だから大体、時間をかけるよりも短時間で録れてしまったものの方が結構良いテイクが録れる。それは多分感情が強いからやと思うけど。
──今までいろんな方法でレコーディングをしたけど、今のやり方はどう? 楽しい?
MAINA:楽しい! でもそう、これが面白くて!!!!(笑) masasucksさんはまずタバコを吸いに行ったりトイレに行ったりコンビニに行ったりするねん。その間に、MAINAが1回全部声を録っちゃうねんやんか。
──えー!!! そうなんや!!!
MAINA:そう。最近はずっとそうやねん、実は。
まずは自分だけで声を録ってもらって、それを聴いて違うなぁって思う部分を録り直して、MAINAが思う作品を1回作るねん。そしたらmasasucksさんが「お〜う! できたか〜! 聴かせてくれや〜」って帰ってくる(笑)。
そこからさらに細かいところを直していってもらう。masasucksさんは自分自身を育ててくださったプロデューサーさんやねん。普通やったら、自分が作った曲やし一方的にこだわりもいっぱい出てくるはずやねんけど、そうじゃなくてお互いを信頼し合えてるというか。
レコーディングスタジオに入ったら、まず曲への思いとかを全部聞くのよ。「こんな風に歌ってみて〜」とか「俺はこんなイメージかなぁ」とか。全てわかるわけじゃないけど、masasucksさんはこういう思いで曲を作ったんかなぁっていう気持ちもわかるようになってきた。
──そうやったんやあ。masasucksさんには前作からプロデュースしていただいてるけど、その形は今回から?
MAINA:今回からやな。そのやり方がすごく楽しい。MAINAが割と昔からR&Bを聴いて育ってきてるから、ソウルフルに歌っちゃう自分がおるんやんか。
masasucksさんはロックやけどパワフルでソウルフルでオシャレな楽曲を用意してくださるから、MAINAのそういう部分を上手く引き出してくださる。だからmasasucksさんはめっちゃしゅかしゅんの事を愛してくださってるんやなっていうのを感じる。
──なるほどね。楽しそうな時のMAINA ちゃんの歌声はすごく良いからそれは良かった。レコーディングでは大分体力使うと思うけど、レコーディング前にこんな曲を聴いて挑むとかあったりする?
MAINA:あぁ! 聴く聴く! バンドの曲聴くよ! けどやっぱりONE OK ROCKかな! Takaさんの声を聴いてちょっと真似したりする事もある。でも絶対でけへんねん〜(笑)。
──そんな事ないよ(笑)! 誰かの要素を入れたとしても、MAINAちゃんの色がしっかり出るのは凄い。音楽家として需要のある人って実際そうやと思うし。音楽関係で出会う人たち以外でさ、出会う人たちいるやん? その人達の影響で、自分の歌い方が変わる実感はあったりする?
MAINA:全然ある全然ある。
──それがねー、面白いなぁって思う。メンバーやけど一応聴き手でもあるわけやんか。曲を聴く側としてはそれも魅力的やなぁって。
MAINA:ほぉ。変わってるってわかる〜??
──まだ現時点ではメンバー何人かにしかインタビューしてないけど、今回のアルバムのMAINAちゃんの声とサウンドのバランスとか浸透性はすごく良いってみんな言ってたよ。
後、英詞が特に良いって言ってた。6年前くらいから洋楽はカバーしてきたやんか。だから自分達の曲になってもしっかり馴染んでくるなあって。
MAINA:英詞いいよなぁ。あ、でも歌い方はめっちゃ変えた。
──それは声から? 気持ち的な面から?
MAINA:もうなんか、発声の仕方とかからかな。声の出し方もめっちゃ研究したし、ブレスの使い方、歌詞の中での繋げる部分って言うんかな、ここ繋げた方が歌詞が聞こえるなぁとか。
敢えてブレスを少なくしてみたり。後は、癖を最小限にしたかな。全部ストレートに歌うっていうのが、今回の目標で。“癖をつけない”っていうのを意識しつつもまったく癖がなくなる事はないから、そのバランスが丁度いいんかもしらん。
インディーズ時代のアルバム『Early Season』とか1stアルバム『SSFW』とかはすごく癖が出てたと思う。ここの部分、なんでこんなにリキんで歌ったんかな? とか今やから思う事もあるし。
──変えただけじゃなくて、それが人に伝わるのはさすがやなあ。じゃあ今回再レコーディングした「BABY CRAZY」と「Let you fly」は割としっくりきてる?
MAINA:超オトナちゃう??♪ サウンドも変わったから余計に。でもmasasucksさんには「ちょっと大人っぽく歌いすぎなんちゃう?」って言われた(笑)。へへへ(笑)。YUNAはどっちが好き?
──全然今が好きよ! ライブでのMAINAちゃんの歌い方とか大人になっていくその過程を知ってるから、客観的な聴き比べは出来へんけど、4.、5年前の作品と比べると明らかに違うし、ライブでやっててもやっぱり新鮮味があって楽しいよね。
MAINA:それは嬉しいなあ。
──ANNAちゃんにとってどんなアルバムになった?
ANNA:“2nd痺れfull ALBUM”やなぁと思ってる。レコーディングとかの制作過程でも1曲ずつ挑戦があったし、ジャケ写の撮り方と見た目にも一工夫あるやんか。
MV(ミュージックビデオ)の撮り方も痺れるようなものやったし、今までバラードとかも歌ってきたけど、「太陽と月とピザ」では最後“ピザ食いたい”って歌詞があったり、スパイスが効いてて全体的に痺れるアルバムやなぁって思うかな。
──なるほどね。確かに今までにない挑戦・体験が多かったかもなあ。まだメンバーの声が入ってないデモの音源をもらった時と、自分達の声が入ってからでは曲の印象はどう? 変わった?
ANNA:いやっ、なんか結構、、、デモの段階では男性の声がほとんどやんか。だから最初は結構イメージが湧きにくくって、自分達が思ってるよりイカツめの音源が出来上がるかなぁっていうイメージがあったんよ。
けど、MAINAの声が入って自分達の声も入れてみると、大阪☆春夏秋冬のものになったなぁっていうのは感じたなあ。
──うん。今回のアルバムは特に最初のイメージとは大分変わったよね。
ANNA:今回は新しいジャンルが多かったやんか? 「こういうジャンルを歌っています」って取材とかで答えていく中で、ジャンルとかイメージだけ浮き足立ってて、自分達のものにできるんかな? っていう不安があって。イメージだけ先行して自分達と馴染んでない楽曲になってたら意味ないから、、、。
──そのジャンルを歌ってる事実は確かやけど、言葉だけではいくらでも説明できるもんね。
ANNA:そうそうそう。その不安はあったけど馴染んで出来上がった。時代とかいろんな出来事とか経験とか重ねていくごとに、形って変わっていくと思うけど今の大阪☆春夏秋冬にめっちゃ合ってるし、今の自分達を形容したらこういう楽曲の形になってるんやなぁっていうのを、出来上がって改めて思ったなあ。
今の大阪☆春夏秋冬が如実にあらわれてるというか。すごくわかりやすく表現されてるアルバムやなぁって。
──なるほどなあ。1stアルバム『SSFW』の時もそうやったけど、リリースした瞬間はやっぱりその時の最高の状態ではあるわけやんか。だけどその瞬間と今を比べるとまるで違う作品にはなったよね。
ANNA:『SSFW』とかはさ、メジャーデビューして最初のアルバムやったし、どの層に向けてとかまだ定まってない中でもいろんな人達に聴いてもらいたいから「幅広いアルバムが出来ました!」って言ってたやんか。
だから模索しながら作ってた1stより2ndの方がより自分達が出てるし、それは1stから2ndへの成長やなぁって。
──その成長した今は、どういう人たちに聴いて欲しいっていうのが定まってきたということ?
ANNA:それは、変わらずみんなに聴いて欲しい(笑)! んー、けど特には、、、“強がりなあなた”に聴いて欲しいなぁって思う。また自分達の話にはなるけど、今までの活動の仕方とか、グループ自体、1人1人でも色々あったやんか。
だけど、メンバー自体があんまり弱音を吐かへんやん? メンバーに対しても悟られへんようにするし。めちゃくちゃ弱いけど強がったりするから。
──1人の気分が下がったら回りも巻き込んでしまうもんな。
ANNA:そうそう。そんなしゅかしゅんが歌ってるからこそ、そういう人達に刺さるんかなぁって。
みんなに聴いて欲しいけど、特に“ほんまは弱いけど強がるあなた”に聴いて欲しいなって思うな。実際に自分にも刺さる曲が多かったし。
──そっかそっか。じゃあレコーディングとか、振り付けをつける時、頭の中ではファンの人の割合としゅかしゅんの事を知らない人の割合はどっちが多くなってるん?
ANNA:ファンの人の事も考えるけど、やっぱり今までと同じじゃ面白くないから、新しい人に対してっていうよりも、関係なくより多くの人が新鮮と感じれられるような、、、。
──初めて見ようが、前に見たことがあろうが新鮮に思って思えるように。
ANNA:うん。今から見てもらう人はもちろん新鮮やけど、それこそ何かスパイスを感じるものをね。
──既視感を感じられる事にも複雑な思いは正直あったりするしね。今回のアルバムでリアレンジして再レコーディングした「BABY CRAZY」と「Let you fly」はどう?
ANNA:え! 今の方が好き、、、!(笑)。
──はは(笑)。
ANNA:「BABY CRAZY」でいうと元々、管楽器の演奏というか、そういう楽曲が好きやねん。それこそ東京スカパラダイスオーケストラさんとかも好き。
だから、よりスカの要素が増えたのは個人的に嬉しいし、100点から200点になったって感じかな。
──管楽器の音的には変わったりした? 音の厚み的にどう聴こえるようになったとかあるんかな?
ANNA:リアレンジする前も、生音の管楽器やったけど今までの 「BABY CRAZY」は管楽器の音的にもフレッシュな感じがしてん。フレッシュな音で吹いてもらってるイメージ。
逆に今回はがむしゃらなイメージが感じられたなあ。音にも深みがあるというか、、、大阪☆春夏秋冬も歳をとったやんか。
だからこそオールド感が出てる音になってるんかな? って自分の中では感じた。良い歪みが、よりリアルやし、その歪みが気持ちいって思える楽曲に仕上げてもらえて嬉しい。
──それこそ、自分達が歳をとったりいろんな曲を聴くようになったからこそ、聴ける音も変わってきたしな。
今回のアルバムは、ハモリとか煽り以外に、主旋で歌うことも多かったやんか? ANNAちゃんは特にパート的にも重要な部分も多かったけど、レコーディングはどうやった?
ANNA:今までは割とレコーディングの前に、この曲はこのメンバーが歌うっていう割り振りが決まってることが多かったけど、今回は音源資料を送ってもらって、全員がハモリを歌えるようになった状態で、どの声質が合ってるかっていうやり方をしたやんか。コーラスに対するレコーディングの仕方も今までとは全然違ったし。
実際に現場で決まっていくっていうのがリアルやったし、プロデューサーのmasasucksさんが主に作ってくださってるけど、プラス6(人のメンバー)で作ってるなっていうのは今回より感じられたなぁ。
メンバーそれぞれで悔しかった事とかあると思うけど、それも含めて全曲試せて良かったなってのもある。自分達でもこの曲にはこのメンバーの声質が適してるってわかったやんか。
そうやってパズルを合わしていくのは、正直しんどかったけど、それができたからこそ、形がはっきりした“大阪☆春夏秋冬”っていう楽曲になったと思う。
──中々シビアなレコーディングではあったもんねー。でも挑戦させてもらえる事が嬉しかったなあ。今までの歌の割り振りで2人ずつ主旋を歌っていくってのもなかったし。
ANNA:YUNAと2人で歌うところとかも今まではなかったしなあ。(「mellow mellow」のAメロ Bメロ・パートを2人で歌ってます。)
──そうそう。声のトーンとか声質的にYUNAとEONちゃんが分けられてANNA、MANA、RUNAが振り分けられていくっていう組み合わせが多かったから。でも、ANNAちゃんって、どのエンジニアさんの時でもこっちの部屋では「上手よね」って話になるよ!
どのエンジニアさんも言ってる。感覚的なものが良いし、戸惑いがない歌い方をしてるように聴こえるし見えるの。自信の有無はわからへんけど、他のメンバーから出てしまってる不安な気持ちみたいなものを感じさせへんところに、声の芯みたいなのが乗ってるんかなあって。
今回はほぼ主旋に近い圧でのコーラスもあったけど、MAINAちゃんとのバランスが良くて、楽曲に勢いが増したなって思う! 今までカッコいいなぁと思ってた、主旋とコーラスが1:1くらいのバンドの楽曲が自分達の曲にも出来た感じ。
ANNA:わあ、嬉しい、、、。今の画面録画しとけば良かった(笑)! 今回はオーディションっていうか、その場で決まっていくのに緊張感はあったけどなあ。
──「ほな、1回歌ってきて!」みたいな感じやもんなあ。
ANNA:そう。どの順番で回ってくるかもわからへんし、急に自分!?って時もあったし、、(笑) 準備はできてんねんけど、いざまさかってなったら緊張するし。だからそのドキドキ感も音源に乗ってると思うし、それも楽しんで欲しいなあ。
自分のパートをもらえてるのはもちろん嬉しいからそのパートは貴重に歌ったし、それこそYUNAが言ってくれたみたいに、丁寧には歌ったけど緊張によってパンチがなくなったりするのは嫌やったから、慎重かつがむしゃらに歌った記憶がある。
これからももらったパートは大事にしていきたいし、6人の思いを背負って歌っていけたらなぁって!
──納得というか。その面では大分、託し合いじゃないけどメンバーも信頼度が変わったよな。
ANNA:うん。なんかそういう世界で生きてきたやん、、、。カメラも「自分で見つけて映りに行きなさい」って言われてきたし、「自分で居場所を作りなさい」っていう状況で育ってきたから、自分に向いてないかもって思っててもがむしゃらに練習したし掴みにいこうとしてきたやんか。
決定権を自分達が持ってなかってし、決めてもらえる人がいたから、とにかくその人に向けて。
──うんうん。結局はその人の好みというか、どうしたらその人に受け入れてもらいやすくなるやろう? っていう考え方に変わってきてしまっていたよな。それはよくない傾向やった。
ANNA:そういうのって結局自分の色を出せてないやんか。そういう面でも、自分達でパートを決めさせてもらえるようになってから、6人の色を出しやすくなったと思うし、、、。
それこそ納得やんな。そういう環境で作らせてもらえてるからこそ、6人のらしさがちゃんと出てるよね。
──届ける側が自分自身になれることは、本当に大切なことやもんね。今回のMAINAちゃんの歌い方の印象はどう?
ANNA:「Start Over」とか「SUNSHINE LOVE」の英詞が結構イメージ強かったなあ。「Start Over」と「太陽と月とピザ」の時に感じてんけど、サウンドとMAINAの声に対しての浸透圧が一緒やなぁって。MAINAが溶け込みのいい声質に変えてるんやなぁっていうのを感じとって。
“MAINA節”って言われるくらい癖はあるけど、敢えてフラットにしてる部分がその2曲に対してめっちゃ感じられたなあ。「Brave Soul」とは真逆な感じ。
──masasucksさんとかサウンドディレクターの方、エンジニアさんが、今までの方とは聴く音が全然違うやん。指摘してくださる部分も今までとは違うし。
ANNA:うんうん、細かくなったよな。だからこそ楽曲に対しての濃度とMAINAの歌の濃度が一緒やから聴きやすいなあってすごく感じる。
──RUNAにとってどんなアルバムになった?
RUNA:今回のアルバムはめっちゃチャレンジしたなぁってのがあって。6人の中で幅を広げたってのもおっきいチャレンジやし、全部英詞で歌ってたり、基本MAINAちゃんが歌ってるけどサビ以外は他のメンバーが歌ってるっていうのは5人にとってはおっきいチャレンジやし、1人1曲振り付けを担当したのもチャレンジやったなあ。
──レコーディング段階から、チャレンジしてるなぁっていうのは感じてた?
RUNA:今までのレコーディングでは、コーラスがガヤっていうのがほとんどやったやんか? 主旋を歌う事がほんまになかったから。
レコーディング期間もそうやし、自分はこれを武器にして良いんやなぁっていうのを気付けたし、チャレンジしたから変われたこともあったなって思う。
──今回のレコーディングは特に1人1人の葛藤がすごく多かった気がするねんけど、その中で自分に対する課題が見つかるやん?
その課題を見つけるのも課題と向き合うのもRUNAが1番早いなぁって思った。期限までにやるってのは普通やけど、それがなくても楽しみながらしっかりやれる人。
RUNA:でも、それはYUNAちゃんが常にそうやなって思う(笑)。メンバーで集まって「じゃあ今から歌ってみて?」みたいな時あるやん。その時に既に歌えるのって大体YUNAちゃんやん。だからそう思うなあ。
──難しいよなぁ、、、自分は練習なしでは出来へんからめちゃくちゃやる(笑)。ある程度できちゃうってのがわかってるとね。焦りがないからスタートは遅れるよね。
RUNA:「MOVE AROUND」の歌割はMAINAちゃんを中心に自分達で決めてたやん。最初はみんな同じラップ量を振り分けられてたけど、そこからRUNAとYUNAちゃんの量が大分変わったやん?
「やっと、やった分だけ帰って来た!」って思ったなあ。
──そっかあ。RUNAはただ危機感があるだけじゃなくて、好奇心とのバランスが良いから、すごく楽しそうなのも良いよね。やっぱりライブでの楽しみも大分変わるよなあ。振り付けを1曲丸々考えるって今まで意外とやってこんかったから!
RUNA:確かになあ。まじでメンバーの色が出るなぁって思う。
──うん、大分出てる。MAINAちゃんの今回のレコーディングの印象はどう?
RUNA:レコーディングの時のMAINAちゃんがまじでカッコいいなって思うねん。普段は結構ノリが明るい感じやんか?
たまに感情が独特な時もあるけど。だけどレコーディングの時は、あぁ〜ほんまに歌が好きなんやぁって。歌と向き合ってるMAINAちゃんがめっちゃ好きで。ライブしてるMAINAちゃんも好きやけど、レコーディングしてる時が結構好きやねんなあ。
今までいろんな方とレコーディングしてるのを見てきたけど、masasucksさんがMAINAちゃんにめちゃくちゃ合うんやろうなぁと思って。masasucksさんってストレートに言ってくださるやん?
MAINAちゃんって、あんまり人からストレートに言われることがないから、それでまた燃えていくんやなぁと思う。だからめっちゃ合ってるなぁって。
──なるほどなあ。その中でもこれはバチッと合ってる!って曲はある?
RUNA:んー、なんやろなあ。英詞とかもそうやけど「AxMxMxRx to The End」は振り切り方がすごいやんかあ。あのレコーディング・ブースでさ、1人であれだけのテンション出せるのはすごいなって思う。
──わかるわあ。ライブくらいのアドレナリンがないと、いきなりあのテンションは中々出されへんなあ。ただ声を張るのとはまた違うから。
RUNA:どの曲ってよりも、その振り幅をもってるのが流石やなって思う。
──なるほどね。じゃあ、リアレンジと再レコーディングした「BABY CRAZY」と「Let you fly」はどう?
RUNA:今の方が全然好きやなあ。ダンスで例えたら、、、しゅかしゅんって昔、脚のスタンスをめちゃくちゃ広く踊ってたやんか! あれが昔の「BABY CRAZY」と「Let you fly」やねん。
──なるほどなるほど! わかりやすい(笑)!
RUNA:そう。年齢も重ねて、ちょっとスタイリッシュに踊ろうって意識があるやんか。それに合うのが今の「BABY CRAZY」と「Let you fly」なんやなって思う。ほんまに今の自分らに合ってるなって。昔は、脚のスタンスバカ広かったから(笑)!
──こんなんやったやんな(笑) 。 (やってみる)
RUNA:そうそう(笑)。どうした!?みたいな。「BABY CRAZY」の振り付け師さんに言われるまでそれにすら気づかんかったし。最近になって、それぞれにオシャレな部分のこだわりが出て来たからそれに合ってきてる。
──どういう人たちに聴いて欲しいってのはある?
RUNA:ずっと応援してきてくれた人には、チャレンジした姿を感じてもらえるような音源になってるし、ライブでも目で感じてもらえるなあってのはあるけど、“気持ちを切り替えたい”とか、“頑張るスイッチを押して欲しい”と思ってる人たちかな。
そういう感情に対応できる曲が集まってるなって思う! ドライブで「SUNSHINE LOVE」を聴くと気分転換できるし「AxMxMxRx to The End」なんか聴いたら「なんでもできるわぁぁ!」ってなるやんか。
分岐点ていうほど大きくはないけど、小さいスイッチを押してあげられたらいいなあ。意外とそう簡単には入らんから。
──スイッチは自分ですぐOFFにできちゃうしね。
RUNA:うん。そういう時に寄り添えたらいいなあって思う。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
これだけ一緒にいても、共感出来る事があったりすれ違う事があったりと中々面白くて。
メンバー自身が作詞作曲していないからこそ生まれてくる1曲1曲との葛藤みたいなものはあるんですけど、今回は良いぶつかり合いができました。
楽器を弾けるようになったらもっといろんな音が聴けて、曲を届けやすくなるんだろうなあ、、、というのがここ最近の自分の課題です。
課題と言っても作詞・作曲・演奏全ての方へのリスペクトから生まれる憧れなんですけどね。
では、『BRAVE SOULS』というアルバムタイトルにもなった曲「Brave Soul」について。
この曲の歌詞はRUNAが、親友で世界を舞台に活躍するプロスケートボーダー・中村貴咲(なかむら きさ)選手に向けて、高校時代から今までの思い出とこれからのメッセージを手紙にしたものを元に出来ています。そこの経緯も踏まえて更に細かく。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
──そもそも「Brave Soul」の歌詞にRUNAが関わるきっかけになったのは?
RUNA:去年の8月くらいに、「RUNAの親友にすごく頑張ってる貴咲っていう子がいるんですけど、一緒に仕事をしたいんですよね〜」みたいな話をしてて。
ちょうどその時くらいに、どんどんアルバムの曲が集まってきてたのもあって、あるスタッフの方が「応援ソングみたいなのを作れたらいいよね」ってのを言ってくださったんよ。
それで普段、貴咲が大会の前とかに聴く音楽をリストアップしてもらって、その曲のテンション感とかスピード感に近いのが「Brave Soul」やってん。
──なるほど。この曲を元々提示してた訳ではなくて、他の曲になる可能性もあったってことか。
RUNA:そう。「とりあえずメロディーはこれでいきましょう」ってなった。RUNAが歌詞になるような手紙を書くって事も決まってなかったし、「思い出とかあれば〜」みたいな感じで言われてて。
その時に、こうやって出会ってっていうのを手紙に書いて提出してん。めっちゃ細かく書いたのに、それが綺麗に歌詞に表現されてて。この曲は結構簡単な言葉とか単語が使われててわかりやすいな、ってのはあると思う。
“全身全力ヤンチャ Fighter
どんな時も You’ re on fleek !
でっかい Dream 語り合った
「やったんで!!」 が合言葉
どん底だって大地蹴って Wow
前のめり駆けていった Wow
頑固一徹 めっちゃ猛進
春夏秋冬 Try and try
汗 涙 光らせ 貴く咲かせた Your smile
速度上げ 風を切って Wow
どこまでも駆けていった Wow”
──ANNAちゃんの好きな歌詞は??
ANNA:“やったんでが合言葉”!
2人:“やったんで〜が合言葉〜”♪ (歌う)
ANNA:自転車のMV撮影の時にさ、監督が「やったんで〜」って言ってたの覚えてる?
──うわああぁ!!!! 言ってた!!!! 覚えてる!
ANNA:多分な、歌詞に合わせてくれててん。だから1発目に監督が「やったんでー」って言ってくれた時普通に泣きそうなってさ!
──普通にふざけてるだけやと思ってた、、、、(すみません)。
ANNA:そう(笑)。挫けそうな時に自分でも「やったんでー!」って叫んでたし。自転車のMVを撮影した事によって、より歌詞の信憑性が増したなぁって思う。
──じゃあやっぱり、この自転車の旅では2曲のMVが作られたけど「Brave Soul」の印象が強い??
ANNA:うん、「Brave Soul」やなあ。ドキュメンタリー的な場面も撮影してたけど、監督はもっとしんどそうな画が撮れると思ってたって言ってた。だから「太陽と月とピザ」も割と笑顔の多いMVになってしまったとも言ってて。
だけどそれも含めてのしゅかしゅんかなって思うねん。それこそ、強がりじゃないけど、しんどくてもそれを見せないのがしゅかしゅんのリアルやから、しゅかしゅんらしいドキュメンタリーになったんかなぁって。
──弱音を吐いて人間のリアルな部分が見えてくるのがドキュメンタリーと思ってる人も多いと思うけど、しゅかしゅんのリアルってそうじゃないもんな。
ANNA:しんどいねんで(笑)。しんどいねんけど、やっぱそういうのって今振り返ったら笑い話に出来るし、それがしゅかしゅんのドキュメンタリーでやなぁってめっちゃ思った。だから2作あってこその「Brave Soul」かな。
“Your soul Blazing Blazing,So Shining Shining
魂燃やして向かってく
世界のてっぺん 最強太陽 Wow
毎秒 Breaking Breaking & Starting Starting
最高塗り替えて Jumping
誇り高き Brave Soul”
──RUNAが好きな歌詞は?
RUNA:“世界のてっぺん”っていう歌詞が好きかなあ。貴咲はさ、世界で活躍してて『X Games』っていう大会も自分の映像を自分で送って出たりしてるし、しかもその大会ではアジア人初優勝をしてるんよ。
──うわあ、かっこいいなあ。
RUNA:貴咲は仕事で出会った友達じゃないやんか。ガチの高校で出会った友達がそういう子やったから。でも貴咲はそれをゴールにはしてないし、また新しい夢見つけて進んでるから、いつかてっぺんの景色を共有し合えたらいいよなあ、みたいな話もしてて。
こういうことを思い出して胸が熱くなるから“世界のてっぺん”っていう歌詞が好きかなあ。
──そんな親友、貴咲ちゃんへの曲が出来たっていう思いはどう?
RUNA:2人の思いが詰まったものを貴咲にだけじゃなくていろんな人に届けられるのが嬉しいなあって思う。
約束したことが歌詞に入ってるから、絶対叶えなあかん夢があるなぁってのは強くなったかな。ファンの人やメンバーと交わした約束もあるから。
“どんなページも胸熱 毎日が青春 Days 本気やからぶつかった
友情だって妥協は Bang
Wow 泣いたり笑ったり
Wow 隠し事なんてなくツウツウ”
──MAINAちゃんの好きな歌詞は?
MAINA:ん〜。パッて思いついたんは“隠し事なんてなくツウツウ”かな。前にメンバーと一緒に同窓会したやん? ・・・ん? 同窓会ちゃうわ(笑)。ご飯食べに行ったやんか(笑) ! その時に隠し事なく話したやん?
すごく“ツウツウ”やなぁと思って。今までも隠し事なく割と話してきたけど、今までで1番ツウツウやったから、発売前にそういう時間が作れて良かったなぁって。あ〜しゅかしゅんやなぁって。
──この曲は特にアルバムの中でもしゅかしゅんらしい曲ではあるもんね。
MAINA:他のグループがこの曲を歌ってもまた違う形になるやろなぁと思ってて。この歌詞としゅかしゅんを比べて、ほんまにこんなん思ってる?って思う人もいるかもしれへんけど、本当に思ってるし、だからこそ、この歌詞を通して音楽を届けられるわけやんか。
だからしゅかしゅんにしか歌われへんものがあるんかなって思う。
──この曲はギリギリ生配信のライブで歌えたけど、どうやった??
MAINA:楽っしい〜!!!
2人:わはははは!
MAINA:もうとにかく楽しいよね。
──じゃあじゃあ、このアルバム全体でやとさ、どの曲が歌ってて楽しかった?
MAINA:「SUNSHINE LOVE」かな! なんで楽しかったかって言うと、レコーディングの時にスタジオに来られたバンドマンの方がいたんよ。その時に「今、俺、パパになるから!」っていう幸せな報告を受けたそのまま"What’ s this love?"って歌ったからめちゃくちゃ楽しい気持ちで歌えたのよ。
──それは気持ちいいなぁ。その方もきっと歌が聴けて幸せな気持ちになられたと思うよ。じゃあこのタイトルにかけて!! 『人生で1番魂が震えた瞬間』は?
MAINA:やっぱりMV撮影の自転車かなあ。ずっと魂震えてたかなあ。“信用”って言葉を信用できたよね、メンバーに対して。
──ところで貴咲ちゃんって高校の時はRUNAにとってどんな存在やった?
RUNA:入試の時からたまたま席が隣やったり、クラスが離れても2人の時間は多かったり、何があってもお互い共有してきて、それこそ“ツウツウ”やったなあ。
──仕事の話とかもするん?
RUNA:仕事の話はそこまでしやんかったかなあ。学校はJKになって楽しむ場所って感じやったから、逆に仕事の話は持ち込まんかった。
SNSに書いてた事とかは話してたけど、、、お互いの活動に踏み込みすぎてはなかったかな。今もそう。
──仕事の話ばっかりもなあ。今は、会う頻度少なくなったと思うけどどんな存在?
RUNA:高校を卒業してすぐの事なんやけど、高校の校則が厳しかったから髪の毛を染められへんかってんけど、高校卒業した次の日くらいに「反抗や〜」とか言って2人で髪の毛を明るい色に染めて(笑)。金髪と白髪みたいな(笑)。
だから、高校の時も今も、“楽しい”“明るい”っていうプラスな感情とか場面を、RUNAの人生にめっちゃ増やしてくれる人やなってのがあるなぁ。貴咲がおらんかったら、ゲラゲラ死ぬほど笑える回数が違ったと思う。
目指す場所は違うけど一緒に夢を目指せる仲間って、そう簡単に出会えるもんじゃないやんか? 刺激をもらえるし頑張らなあって思わせてくれる存在やなあ。
“離れてもいっしょだって Wow
同じ空見つめ合って Wow Wow...”
──そういう友達って、しゅかしゅんとの楽しみ方とはまた違うもんなあ。いい存在。貴咲ちゃんも何回かライブは観にきてくれてるけど、「Brave Soul」は観たことあるんかな?
RUNA:いや、ないと思う。でもめっちゃしゅかしゅんの事好きやから「RUNA最近どうなん?」とかじゃなくて「YUNAちゃん最近どうなん?」とか聞くよ(笑)。
──実際にメンバーみんなと会ってるってのもそうやけど、RUNAが貴咲ちゃんを信頼してるってのがわかるから、応援ソングを届けられるのは嬉しい。じゃあ、タイトルにかけて!! 『人生で魂が1番震えた瞬間』は?
RUNA:2019年のa-nationのオープニングアクトかな。全然人がおらんスタジアムの中にaKind(アキンド=しゅかしゅんのファンの総称)がポツポツいて、「その手」のイントロで手のひらを空にかざす振り付けで、その景色が見えた時に「うわぁぁ、、!」と思って、「絶対にここ埋めたい」とか「応援してて良かったって思ってもらえるように頑張ろう」っていうのがこみ上げてきた。
ここからどうやったら、a-nationのヘッドライナーになれるんやろう?とか考えたなあ。そんなスタートをした人たちがもしヘッドライナーになったら、夢って叶うんやって思ってもらえるやん? それをしゅかしゅんで証明したいなっていうのとか、全身で感じで魂震えまくったなあ。
──a-nation凄かったなあ。あの場所に立てるって事が凄いからこそ、“長居スタジアムでライブをしてるけど人が少ない”って状況を体験させてもらえる人も少ないと思うねん。
それは面白い。だからやり遂げるのは夢でもあるよなあ。
RUNA:今まで自分が行ってたイベントのステージに立ってる!!!!っていうのだけでも鳥肌やったのに、あの広いスタジアムの中でaKindの声が聴こえてきたやんか。それもそれでやばかったなあ。
“離れてもいっしょだって Wow
同じ空見つめ合って Wow Wow...
Blazing Blazing, So Shining Shining
魂燃やして向かってく
世界のてっぺん 最強太陽 Wow
毎秒 Breaking Breaking & Starting Starting
約束の場所へ Jumping
共に進もう Brave Soul”
──この曲だけはMVだけじゃなくて、ギリギリ生配信でもライブとしてやれた曲やん? 生バンドでもやったけど「Brave Soul」に対してのコーラスはどう?
ANNA:サビの1番最後に来る“Brave Soul”の上ハモを担当してるんやけど、そこはもう“Brave Soul!!!(力を込めて)”って思いながら歌ってる(笑)。
2人:爆笑
──うんうん、その気持ちじゃないとあのキーは出やんよ(笑)。
ANNA:やんなあ(笑)! しかもかなり踊ってからのパートやから。
──ゆうても、まだ3曲のセトリとかでしかやってなくて、40分のセトリとかではやった事ないしね。夏とか凄そうやなあ。
ANNA:恐ろしいわあ〜。後は、この曲はみんなで掛け声みたいなところが多いやんか、やっぱそこはコーラスっていうより掛け声ってイメージかな。それはみんな歌って欲しいなぁって思う。
──それを踏まえてこの曲への想いは?
ANNA:自転車に乗ってスタンスが変わって、より歌詞に対しての自信がついたし、“やれば出来る”っていう裏付けがあるからこそ、伝えていくパフォーマンスやったり歌に対しての信憑性とか自信・乗せていく気持ち・意識の固さっていうのがすごく大きく固くなったかなあ。
今までもリリースするアルバムの中で、“リード曲”っていうのを作ってきたけど、今回はアルバム・タイトルになったくらいのリード曲やんか。でもそれって初めてで。そのくらい大切なリード曲やなって思う。
──特に1人じゃ成り立たん歌やしな。
ANNA:それに関しては6人の努力だけじゃないし、膨大な数の人たちに協力してもらっての「Brave Soul」やから、リード曲っていうのを今までで1番感じる曲かも。
──じゃあ、そのタイトルにかけて『人生で1番魂が震えた瞬間』は?
ANNA:えー!! なんやろう!!! でもライブかなあ。4桁5桁の人数の前でするライブかな。特にここのライブっていうのは敢えて出さんけど、魂震えるなあ、、、。
──あの感覚ほんまになんなんやろうなあ? すごい景色よな。
ANNA:お客さんが1人でも同じ気持ちでってのはもちろんやけど、やっぱりその人数を前にすると違うし、、、。
──もうめちゃめちゃ楽しいよ(笑)!
ANNA:そう、魂震えるよね。4桁の人数の前でのライブが通常になって欲しいな。
──間違いない。そうなったら余計に2桁3桁でのライブの圧もよけいに魂震えるやろうしね。
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「Brave Soul」は、実は去年の4月には仮の音源があがってたんですよ。
電車を乗り継いで名古屋まで行ったYONFESの帰りのタクシーの中で初めて聴いたんですけど、その感覚と衝撃は今でも覚えてますもんね。
フェス終わりでテンション高くて少し補正はかかってたかもしれないですけど(笑)。
敢えて前作のミニアルバムには入れず、今回のアルバムまでとっておいたんです。
アルバム全体を引っ張り上げてくれる歌詞のリアルさと強さには、私自身も沢山助けられました。
次は私たちですね!! やっと私たちが手を差し伸べられる時がきて嬉しいです。
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──アルバム発売日が延期になったけど、それまでどんな聴き方をしてほしい?
RUNA:1回お風呂で大音量で聴いて欲しいなあ。後は、部屋でイヤホンで聴いて欲しい!!
ANNA:あの、、、(笑)、めっちゃこれは個人的な事なんやけど(笑)、爽快感溢れるアップテンポ系の曲は、扇風機の前で聴く!!! あはははは(笑)。
2人:爆笑
──はははは(笑)。いやそれ、チャリ漕いでる時の感覚やん(笑)。
ANNA:いやでもほんまに(笑)、風を感じる所で聴いて欲しい! 自分がそういうイメージなんやと思うけど、これから暑くなる時期やから余計にね。
──わぁぁ、夏、、、発売日7月末やもんね。ん? 延期されて、前作(2019年7月31日リリース)からほんまに1年ぶりのリリースになっちゃったんか。
ANNA:そやでそやで。しかも制作終えてから約半年やんか、半年空いてしまってるからさ、もう熱々よ。温ために温ためたアルバム。
──なんなら、最初は2月リリースみたいな話も出てたもんね(笑)。
ANNA:そう(笑)。だからその熱々の曲を風を感じる場所で楽しんでもらいたいよね。
──じゃあ疾走感あるアップテンポ系以外の曲は? 曲によっても違うと思うけど。
ANNA:自分は寝る前に聴いてたかな、、、。けど今回のアルバムは「フルで一気に聴いてください!」っていうオススメの仕方はせえへんかも。
統一感という意味では、あるようでないと思うから。
──あぁなるほどね。確かに、歌い手が違ったら同じアーティストってすぐ分からんかも。
ANNA:だから、“ながら”な感じで聴いてもらってもいいかもなあ。集中してじゃなくても歌詞が入ってきやすいから、それこそ料理しながらとか、お風呂入りながら聴いてもらえたらなぁと。
──それが音楽の楽しみ方でもあるもんね。
ANNA:生活習慣の中に馴染んで欲しいなあって思うし、それが理想でもある。
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「Brave Soul」のミュージックビデオ(MV)について
静岡県から大阪の“あべのハルカス”まで自転車で走るというMVガチ企画を行いました。
衣装を着てのダンスカットとは別に、その走行中の様子やあべのハルカス到着後に、すぐ屋上に登り撮影したダンスカットが組み込まれたMVになってます。
人間いろんな戦い方がある中で、私たちがいつも選択するのは6人で手を取るという手段です。
自転車走行については、めちゃくちゃしんどくてもうやりたくないですが(笑)、はは(笑)、最高に愛のある撮影陣のみなさまと作り上げたこの作品は、きっと沢山の方に届くと信じてます。
私たちが差し伸ばした手を握り返してもらえるまで。
どうでしたでしょうか。
対談ってのもあってか、いつものコラムの15倍くらいの文字数に(笑)。読んでいただいてありがとうございます。
アルバムとは関係ないですが、今、メンバーが1番聴いている曲を。
MAINA
――もうなぁ、ビーバー飼おうかなと思ってるくらい(笑)。「your song」って曲はめちゃくちゃ痺れる。レディクレで初めて観て、号泣してさ。「ありがとう」と「27」も好き。(MAINA)
ANNA
――めちゃくちゃ歌詞がいい。ふと、久しぶりの曲を聴こうと思いついて、懐かしい時代の曲をめっちゃ聴いててんやんか。その時にこの曲が目に止まって、「うわぁ!!! これ懐かしい!!!」ってなってビビッときたんよ。今ほんまにずっと聴いてる。冷静に歌詞のこととか考えてて、、、。サビに“千の夜を超えて あなたに伝えたい”って歌詞があるねんけど、千の夜を超えるのにまず3年弱かかるやん? その月日かけてまで伝えたいことあるってすごいなぁ、、とか思っててん(笑)。みんなにも聴いて欲しい!! (ANNA)
RUNA
――まず朝起きた時に流す、化粧中にも流す、お風呂の時も流すし。後は「It's only love」も好き。アベマTVの『オオカミちゃん』を見てたから、感じた事をそうやって歌詞に表現できるのが素敵やなぁって。(RUNA)
来週は他のメンバーとの対談になりますので、そちらも是非! よろしくです。
ではまた。
You rock!!
しゅかしゅん INFO
【リリース】ニュー・アルバム『BRAVE SOULS』
5/13(水)配信リリース!
▷全曲配信中!
【ラジオ】
▶ラジオ大阪『clearanceの#クリキャントーク』
5/26(火)、6/2(火)24:00~24:15
※MAINA & MANA出演
【WEB】
▶新曲 「BRAVE SOUL」ミュージックビデオ公開中
▷MVはこちら
▶新曲「太陽と月とピザ」ドキュメンタリーミュージックビデオ公開中
▷MVはこちら
▶YouTube【しゅかしゅんのバラエTV】
毎週火曜日20:00更新
▷YouTube Channel
この記事を書いた人
YUNA(ユウナ)
1999年5月26日生まれ(双子座 /A型/一人っ子)
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