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「劇場版コードブルー」大ヒットの理由!ドラマファンは見逃し厳禁

医療現場で活躍するドクターヘリとフライトドクターたちを描いたドラマシリーズの一作で、集大成ともいえる映画『劇場版コードブルー』。シリーズ最大のスケールと感動を呼ぶ人間模様が心を打つ『劇場版コードブルー』を詳しくご紹介します。

人間ドラマが面白い「劇場版コードブルー」

▲3分半でわかる『コード・ブルー』【劇場版7月27日(金)公開】

『コードブルー –ドクターヘリ緊急救命–』は、2008年よりフジテレビ系列で放送された人気医療ドラマシリーズ。2018年には映画も公開され、本年の邦画No.1ヒットを記録しました。

多くの観客を夢中にさせた『劇場版コードブルー』の魅力に迫ります。

未曾有の大事故に立ち向かうフライトドクターの闘い

▲劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』予告編 UHDBD, Blu-ray & DVD 3.20 RELEASE

地下鉄トンネル崩落事故から3ヶ月。

それぞれの旅立ちが迫った翔北救命救急センターには、成田空港から乱気流により負傷者が多数出たとの一報が入ります。

リーダーの白石恵を筆頭に、ドクターヘリで緊急出動。

しかし現場では、偶然にもトロントから日本に一時帰国していた藍沢耕作によって、すでに一部のトリアージが進んでいました。

藍沢も加わり、成長を見せたフェローたちとともに忙しく治療に当たるドクターたち。

そんななか、海ほたるにカーフェリーが衝突する事故まで勃発。

白石と藍沢は現場で懸命な救命に当たりますが、漏電した船内で白石を庇った藍沢が意識を失ってしまうという事態に。

未曾有の大事故に遭遇したそれぞれの患者たちの結末、ドクターたちの選択と行く末に目が離せません。

ドラマ版からファンを惹き付けるキャスト陣

▲『劇場版コード・ブルー –ドクターヘリ緊急救命 』TVCM「パッケージ編」【2018年7月27日公開】

『劇場版コードブルー』メインキャストはシリーズ当初からドラマを引っ張ってきた、山下智久・新垣結衣・戸田恵梨香・比嘉愛未・浅利陽介の5人。

ともに人気の実力派俳優であると同時に、気心の知れた者同士の自然な掛け合いが見ていて楽しいです。

だからこそ、緊迫した医療シーンとの緩急に引き込まれるのでしょう。

ドラマの中だけでなく、実際に10年もの付き合いを続けてきた5人だからこそ出せる穏やかな空気感が、映画の中でも反映されています。

ドラマファンに「この5人がいなければ『コードブルー』ではない」と言わせるほど、この組み合わせがシリーズの人気を引っ張ってきました。

そして、3rdシーズンからフェローとフライトナース役で参加している、有岡大貴・成田凌・新木優子・馬場ふみかの4人も大いに注目です。

頼りなかったドラマ版とは違い、様々な経験を経て成長したチームとなったことを、個々の演技で表現しています。

他にもドラマ版から引き続き出演する椎名桔平をはじめ、様々な豪華ゲストも加わって、ストーリーを大いに盛り上げています。

人間味のある等身大のドクターたち


ドラマシリーズ『コードブルー』は、通常の医療よりもさらに迅速さが求められるフライトドクターを描き、ドラマ当初は知名度の低かったドクターヘリの存在を広く知らしめました。

映画『劇場版コードブルー」でも、臨場感のある映像と「自分の身近でも起こるかもしれない」という緊迫感は健在で、手に汗握るシーンが多くなっています。

この『コードブルー』というシリーズは、医療ドラマらしく難しい症例に何度もぶつかります。しかし、それをただ乗り越えるだけのストーリーではありません。

▲『劇場版コード・ブルー』登場人物ファイル 藍沢耕作篇【7月27日金公開】

患者と向き合うことで生まれる葛藤や挫折、自分自身を見つめることで生まれる不安やもどかしさ。

手術シーンよりも心の動きにスポットを当てることで、彼らがドクターであると同時に一人の人間であることを思い知らされます。

ドラマファンにとっては、多くのつらい経験を乗り越えたフライトドクターたちの成長と固い絆を感じられるところも、大きな感動を呼ぶ要素となっています。

映画内では藤川と冴島の結婚にも焦点が当てられ、10年という月日に思いを馳せることができるでしょう。

独りよがりでバラバラだった5人が時間をかけてチームとなり、今度はそれぞれが未来を見つめて旅立っていく姿に胸が熱くなります。

そして、その姿勢を受け継いだ新人フェローたちの今後にも期待です。

このドラマにしてこの曲あり!「HANABI」がもたらす映画の余韻

▲Mr.Children 「HANABI」 MUSIC VIDEO

『劇場版コードブルー』の主題歌は、Mr.Childrenの歌う『HANABI』。

2008年のドラマ放送開始に合わせて書き下ろされ、映画まで一貫して起用され続けた名曲です。

イントロは、センチメンタルなアコースティックギターのメロディ。

そこから転調を繰り返し、サビに向けてバンドサウンドに熱がこもっていきます。

切ない恋心と不器用な主人公の心情を描いていて、リアルで心に刺さる歌詞が特徴です。

シリーズ全てで流れる『HANABI』ですが、楽曲単体として魅力的であるだけでなく『コードブルー』という作品と交わることで一層深みを持ちます。

回を追うごとに変化するフライトドクターたちの関係性や思いが、毎度新たに描かれているような懐かしさと新鮮さが印象的です。

PVでは、隅田川から臨むビル群や新宿の夜景が登場します。

風景や表情から物悲しい雰囲気が伝わってきますが、思いを吐露するような熱烈なサビの歌唱に心が震えるでしょう。

「劇場版コードブルー」は人との絆の素晴らしさを教えてくれる!


『劇場版コードブルー』は、ドラマシリーズの集大成として多くのファンに感動を与えた映画です。

人としてもドクターとしても成長してきたこれまでの歴史を踏まえ、10年経ったからこそ描ける心理的な繋がりが観る人の心を掴みます。

健康でいれば関わることのない医療現場。その壮絶な場面を垣間見つつ、等身大の人間ドラマに触れられるところが『コードブルー』ならではの面白さです。

試練を乗り越え、全員がそれぞれの立場で前を見据えて進んでいく光景は、涙を誘うことでしょう。

大切な人への想いが強まる『劇場版コードブルー』を、ぜひ一度ご鑑賞ください。


TEXT MarSali

1992年ミニアルバム「EVERYTHING」でデビュー。 1994年シングル「innocent world」で第36回日本レコード大賞、2004年シングル「Sign」で第46回日本レコード大賞を受賞。 「Tomorrow never knows」「名もなき詩」「終わりなき旅」「しるし」「足音 〜Be Strong」など数々の大ヒット・シングル···

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