歩み出せない気持ち
世の中には様々な失恋ソングがありますが、その中でも特に幅広い世代から親しまれている楽曲といえば、ガールズバンド「PRINCESS PRINCESS」の『M』。楽曲が発表されたのは1988年のことですが、後に「つるの剛士」や「Ms.OOJA」などたくさんアーティストにカバーされ、世代を問わず愛される名曲となりました。
----------------とても有名な歌い出しですよね。
いつも一緒に
いたかった
となりで笑ってたかった
季節はまた変わるのに
心だけ立ち止まったまま
≪M 歌詞より抜粋≫
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大好きだった恋人と別れた後のやり場のない気持ちが歌われています。
「もっと一緒にいたかった」というのは、別れた以上どんなに願っても叶わない思い。
月日が流れても季節が変わっても、この思いが解消されない限り前には歩み出せませんよね。
失恋を経験したことがあるなら、共感して胸が苦しくなるのではないでしょうか?
この思いが叶わないなら・・・
----------------2人が一緒にいるシーンをリアルに想像できる歌詞ですよね。
あなたの いない右側に
少しは慣れた
つもりで いたのに
≪M 歌詞より抜粋≫
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彼女は左側、彼氏は右側。
特に決めたわけではなくても、なんとなくの定位置って友人同士でもありませんか?
いつもそこにいた人がいなくなるわけですから、その寂しさと言ったらより一層増しますよね。
ガランとした空間が、切なさをより強く掻き立てるのかもしれません。
----------------大好きだった人の温もりや思い出。
どうして こんなに
涙がでるの
もう叶わない想いなら
あなたを忘れる勇気だけ
欲しいよ
≪M 歌詞より抜粋≫
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早く忘れた方がいいことは分かっているし、早く忘れたいと思うものです。
でも、実際キレイに忘れるなんてできませんよね。
なぜなら、楽しかった過去を「なかったこと」にするのにはそれなりの勇気が必要だから。
しかし、いつまでも思い出に浸っていたら前には進めません。
「もう一緒にいられないなら彼を忘れたい、でもできない」という切ない葛藤が、胸を締め付けますね。
忘れられないもの
みなさんは恋人と別れた時、どんなことが記憶に残りますか?楽曲中でも「恋人のことが忘れらない」「忘れる勇気が欲しい」と歌われていましたが、一体どのようなことが忘れられないのでしょうか。
----------------「あ〜、わかる!」と共感した人も多いかもしれませんね。
今でも覚えている
あなたの言葉
肩の向こうに見えた
景色さえも
So once again
星が森へ帰るように
自然に消えて
ちいさな仕草も
はしゃいだ あの時の私も
≪M 歌詞より抜粋≫
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記憶に残るのは、恋人とデートや旅行に行ったという思い出だけではありません。
たくさんの会話や、何気ない風景も記憶に残ります。
むしろその些細な記憶の方が、じわじわと胸を締め付けたりしますよね。
失恋から立ち直るのは至難の技。
傷心中は無理に前を向かず、失恋ソングに浸ってみるのもいいかもしれません。
ちなみに楽曲のタイトル『M』は、元彼のイニシャルを表していると言われています。
後半の歌詞にそのストーリーが出てきますので、ぜひ1曲通して聞いてみてくださいね。
TEXT ゆとりーな