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Novelbright「時を刻む詩」から紐解く、彼らの”これまで”と”これから”

2020年5月27日にリリースされた1st Full Album『WONDERLAND』に収録されている『時を刻む音』。”Novelbrightの活動の軌跡を歌っている曲”として、ファンの間で話題となっている、この楽曲の意味を歌詞から考察します。

苦難を乗り越えたストーリー

『時を刻む詩』の歌詞は、端的に言えば困難な道のりを進んできた事を振り返ると共に、未来に向けて決意を新たに再出発する、といった内容となっています。

この楽曲を聴いた人々に勇気を与え、励ますような歌詞です。


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何年時が過ぎようとも変わらぬものがある
命ある限りそれは続いていく
不安で先が見えなくても進む自分を信じて
想いは途切れず遥か彼方まで
≪時を刻む詩 歌詞より抜粋≫
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歌詞の冒頭から「自分を信じて」という励ましの言葉が投げかけられます。

決して変わらないもの。それは自分自身。

命が続く限り、不安や悲しみに襲われて迷いが生じても、自分を信じて進み続けようという覚悟は、勇気を奮い立たせますね。


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無関心な人の山
押し潰されそうだけど
諦めず歩いていく
何処までも歩いていく
≪時を刻む詩 歌詞より抜粋≫
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自分に見向きもしない人々、反応や評価を得られない辛さ。

それらに押し潰されそうになっても、決して諦めずに前を向いていこう、と励ましの言葉が繰り返されます。


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ここまでの険しかった道のりは
神様が与えた試練だと思って
風は今追い風へと変わり
やっと僕らが全てを捧げたものの意味を知ったんだ
≪時を刻む詩 歌詞より抜粋≫
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これはサビの歌詞です。

「風は今追い風へと変わり」からは、諦めずに進み続けた結果、何かしらの成功を手にした事がわかります。

苦難などの「試練」を乗り越え「やっと僕らが全てを捧げたものの意味を知ったんだ」という歌詞からは「努力は必ず報われる」という強いメッセージ性を感じますね。

このように『時を刻む詩』は、苦難を乗り越えるストーリーを描いた応援歌と言えるでしょう。

バンド自身の活動の軌跡?


前述したように、この楽曲は聴く者に勇気を与える応援歌と捉えることが出来ます。

しかし、その内容はフィクションではなく、実際にバンドが経験してきた苦難や成長を描いたものではないかと一部ファンの間で話題です。

その理由の一つは、この楽曲のMVにあります。

▲Novelbright - 時を刻む詩 [Official Music Video]

このMVは、バンドの活動を切り取った映像で構成されており、これまでの苦難や成功など、バンドの軌跡を理解出来る作りになっています。

そんな映像と歌詞の意味がリンクしてところがあるため、ファンの間では『Novelbright』自身のことを歌った成長物語と捉えられているのです。


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土砂降りの雨の日も
炎天下続く日も
僕たちは旅に出た
君たちも追いかけた
ぬかるんだ足下で
転げてしまう時は
君が僕らを救ってくれたんだ
≪時を刻む詩 歌詞より抜粋≫
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この楽曲がバンドの軌跡を綴った歌詞であるならば、このフレーズはファンへの感謝と受け取ることが出来ます。

共に歩んでくれた君たち=ファンがいたから、ここまで来れたんだという歌詞は、ファンにとっては嬉しいプレゼントでしょう。

Novelbrightの「これから」


歌詞の後半部分では、未来のことが綴られています。

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この先もこれだけは揺るがないよ
どのページも君と足跡をつけること
約束さ50年後の未来も
きっと僕らは同じ時を刻み息をしているよ
≪時を刻む詩 歌詞より抜粋≫
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自分を救ってくれた人に対しての愛の告白のようにも受け取れますが、バンド自身の曲だとするならば、これからも活動を続けていく決意表明のように思えます。

50年後の未来まで、と約束することからバンドの大きな覚悟が伺えますね。


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探していたずっとこの場所で
出逢えたこと心からありがとう
ここまでの険しかった道のりは
神様が与えた試練だと思って
必ず届くと奮い立たせた
やっと僕らが全てを捧げたものの意味を知ったんだ
≪時を刻む詩 歌詞より抜粋≫
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これまでの苦労を乗り越えることが出来たのは、ファンのおかげだと感謝をする。

ファンの気持ちに応えるように、これからの活動を約束する。

Novelbrightの『時を刻む詩』にはそんなメッセージが込められています。


TEXT 富本A吉

Vo.竹中雄大の心を震わす圧倒的な歌声、一度聴いたら忘れられない確かなメロディワーク、細部まで練りこまれた楽曲アレンジに定評がある、大阪発5人組ロックバンド。 2013年にオリジナルメンパーで結成。 2019年1月に現体制となり、同年7月に開催した「どチクショー路上ライプTOUR」がSNS・···

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