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アメコミ生まれの人気女性戦士が待望の実写映画化!
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2017年公開の映画『ワンダーウーマン』は、地上最強の女性戦士を描くアクション映画です。
原作は、アメコミ界でマーベルと人気を二分するDCコミックスの同名作品。
1941年から続くDCコミックス唯一の女性ヒーローです。スーパーヒーローチームのジャスティス・リーグの一員として、バットマンやスーパーマンに並ぶ高い人気を誇ります。
あまりの人気ぶりから、1975年にはテレビシリーズが制作され、2016年公開の映画『バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生』でも登場しています。
そんな人気女性ヒーローを主役にした本作は、パティ・ジェンキンスが監督を務めました。
女性監督が手がけた実写映画の世界興行収入記録を更新する、世界的大ヒットとなりました。
さらに、2020年公開の続編『ワンダーウーマン 1984』に続き、第3作の制作も計画されているとか。
今最も注目を集める実写作品ですね。
あらすじや予告動画などの情報から、本作の見どころをたっぷり紹介します。
外の世界を知らない女性が世界を守る最強の戦士へ
舞台は、女性だけが住む孤島、セミスキラ。
かつて戦争の神アレスの支配下にあった島で、主神ゼウスによってアレスが倒されてからは、島の女性たちは平和な生活を楽しんでいました。
島で育ったダイアナは、人類を守ることを使命づけられたアマゾン族の王女です。
再びアレスが復活してくる時に備え、幼い頃から戦闘訓練を受けてきました。
そのため、超人的な戦闘能力を持っている反面、島の外の世界については何ひとつ知らず、男性を見たこともありません。
ある日、浜辺に一台の飛行機が墜落し、彼女はパイロットのスティーブ・トレバーを救助。
彼の話からヨーロッパで戦争が行われていることを知り、アレスが引き起こしていることだと考えます。
アレスを倒せば戦争を終らせることができると確信する彼女は、世界を守るために初めて島を出ることを決意します。
最強の女性戦士、ワンダーウーマンの誕生を目撃する壮大なアクション映画です。
世界観を高める俳優陣の演技が圧巻!
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実写映画で作品の面白さを左右するキャストですが、本作は大きなニュースになるほどの豪華さです。
主役のダイアナ役を演じたのは、モデルや女優として活躍するガル・ガドット。
ミス・イスラエルに輝いたほどの美貌とプロポーションの持ち主。さらに、弁護士を目指していたこともあり知性にあふれ、まさにワンダーウーマンを演じるにふさわしい女性といえます。
過去に兵役を経験し、戦闘トレーナーだったこともある彼女。ですが、役作りのために1日6時間ものトレーニングを行っていた撮影期間の方が苦労したそうです。
その甲斐あって、引き締まった筋肉美を手に入れ、華麗なアクションで多くの人を魅了しました。
物語の重要人物であるスティーブ役は、甘いマスクで女性ファンが高い俳優のクリス・パインが演じています。
役になりきる演技力の高さが評価されていて、本作でも正義感あふれる役どころをユーモアも交えながら魅力的に好演しました。
長年、幅広い世代に愛されてきたヒーローを、実写ならではのダイナミックさと繊細さで表現した、キャストの圧巻の演技に注目してみてください。
迫力満点のアクションと緻密なストーリーが秀逸
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VFXを駆使した本作の最大の魅力は、大迫力のアクションにあります。
ギリシャ神話や第一次世界大戦がストーリーのベースになっているため、戦闘シーンが多く出てきます。
女性でありながら、先陣を切って戦いに出て行く主人公は、持ち前の強さと巧みな武器さばきで敵を翻弄。
圧倒的な戦闘力を見せつける姿が凛々しく、痛快さにスカッとします。
その場にいるような臨場感が味わえるので、ギリシャ神話などに触れたことがない人でも大いに楽しめるでしょう。
さらに、主人公は強いだけでなく、真っ直ぐ過ぎて不器用な人間らしい一面を持っています。
そんな内面の強さと弱さが、戦闘にも影響を及ぼしていくというバックボーンを見せることで、アクションシーンにより深みを出している点にも注目です。
本作は戦争を描くと共に、戦争の悲惨さを色濃く映し出しています。
理不尽にも無関係な多くの人たちの命が奪われる世界の現状が、どれほど不条理なことかを改めて考えさせられます。
戦争の事実について知った主人公の疑問や胸の痛みは、現代に生きる私たちも心に刻んでおかなければならないことです。
このような重厚なテーマを抱えながらも、その中で生まれる恋愛模様も見逃せません。
初めて恋をし、愛の力を知った1人の女性の成長物語として観る時、女性が活躍する現代に求められる真の女性像と出会えるでしょう。
男性も女性も憧れる最高のヒーローの活躍は必見です。
人気作のため、多くの動画配信サービスで視聴が可能になっているので、ぜひチェックしてみてください。
主題歌「To Be Human」は壮大な映画の世界とマッチ
本作の主題歌は、世界的に注目を集める歌手、Siaとラビリンスのコラボ曲『To Be Human』。
大物アーティストのフローレンス・ウェルチとリック・ノウェルズが作詞作曲を担当し、映画の世界観にマッチした壮大なバラード曲です。
ゆったりとしたメロディをベースに、生命力あふれるサウンドが重なり、聴く人の興奮と感動を誘います。
歌詞には映画で描かれるダイアナとスティーブの関係が反映され、どんなことも乗り越えられる愛の力強さを感じられる内容です。
Siaのパワフルなハスキートーンの歌声。それに応えるラビリンスのビブラートの効いた歌声がさらに曲を盛り上げ、前向きな愛の歌がストレートに胸に迫ります。
映画のラストを飾る曲としてぴったりの主題歌です。
「ワンダーウーマン」は戦争の悲痛さと人の強さを描く名作!
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映画『ワンダーウーマン』は、誰もが憧れるヒーローを描きつつ、現代の実情を伝える人間ドラマを見せる作品です。
日本で戦争の記憶が薄れている現代でも、各国の内戦や武器の製造を伝えるニュースはなくなりません。
無意味で悲しみしか生まない戦争がなくなることへの願いが、本作には込められています。
そして、暗い世の中にあっても愛や希望という明るい面が必ずあることを、思い出させてくれます。
たくましい現代の女性たちが作り上げた最高のヒーロー映画『ワンダーウーマン』から、強く生きるためのヒントを見つけてください。
TEXT MarSali