夢に走り出すその瞬間
2015年のデビュー以降、キュートなルックスや中毒性のある楽曲で大人気のTWICE。
その人気は韓国のみならずアジア、そして世界中を席巻しています。
2017年には日本デビューを果たし、デビューアルバム『#TWICE』は発売から1ヶ月も経たずに25万枚以上の売上を記録しました。
2017年から3年連続『NHK紅白歌合戦』にも出演し、ドームツアーも成功に収めるなど勢いが止まりません。
そんな彼女たちが7月8日に日本6thシングル『Fanfare』を発売します。
「エンターテイメントの力で少しでも楽しく前向きな気持ちになってほしい」という願いが込められているという『Fanfare』。
一体どのような言葉がつづられているのか見ていきましょう。
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夜明けを告げる太陽
(Can you feel me, everyone?)
動き始める世界
(It's time to say goodbye)
待っていたよ君のことを
心配しなくていいよ全部わかってるから
≪Fanfare 歌詞より抜粋≫
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何かが動き出すようなワクワクした情景が浮かびますね。
「君」は前へ一歩踏み出そうとしているようですが、少し迷いもあるのでしょうか。
そんな「君」を「心配しなくていいよ」と勇気づけ、続く「全部わかってるから」には、全てを受け止めてくれるような安心感があります。
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覚悟決めた 君のEyes
そっとエール送るよ My love
Here we go Here we go 深呼吸したら そう
≪Fanfare 歌詞より抜粋≫
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前に進むことを少しためらっていた「君」の表情が変わりました。
深呼吸をして大きく走り出そうとしている「君」の姿に、聴いているわたしたちまで胸が高鳴りますね。
高らかに鳴るファンファーレ
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鳴らせ Fanfare 高らかに
Restart 朗らかに
あの日 描いた未来へ
聴こえてる? 君を呼ぶ声
踏み出そうよ さぁ
≪Fanfare 歌詞より抜粋≫
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やり直せばいい 何回だって
繋いだ手 離さないから
≪Fanfare 歌詞より抜粋≫
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祝福の象徴であるファンファーレを鳴らし、未来へ走り出す人を送り出そうとしています。
未来に向けて動き出そうとする時、「失敗したらどうしよう」「挫折するかもしれない」と不安で押し潰されそうになることもありますよね。
しかし、『Fanfare』は失敗しても何度でもやり直せばいいと歌っています。
たった一度の失敗を恐れることよりも、前へ進むことの大切さを教えてくれています。
それでもツライ時は
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止まんなきゃ気づかない 景色だってある
辛い時は 無理しなくていいから
泣いてもいいの我慢しないで
ナミダ 雨のあとは 虹が見えるはず
≪Fanfare 歌詞より抜粋≫
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未来に向かって一生懸命に駆け抜けている途中で諦めたくなる時もあるでしょう。
しかし、『Fanfare』は、そこで「もっと頑張れ」とは言いません。
立ち止まることで見える周りの状況や、涙を流した後に見える光があることを教えてくれています。
前へ進む時はポンっと背中を押しながらも、ツライ時にはそっと見守ってくれる言葉から、自分の味方になってくれているように感じますね。
未来に羽ばたく力を持っている
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憧れていた ステージへ
夢じゃまだ 終われないなら
諦めないで さぁ
≪Fanfare 歌詞より抜粋≫
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描いていた未来に届きそうにない時も、夢で終わらせたくないなら諦めないでと励ましています。
「諦めないで」という、これまでよりもより強く背中を押してくれる言葉が刺さりますね。
サバイバルオーディション番組を勝ち抜いてデビューを掴んだTWICEだからこそ、前向きな言葉ひとつひとつに説得力が感じられるのではないでしょうか。
またMVでは様々な衣装に身を包んだメンバー同士がカラフルなペンキで遊んでいます。
白いキャンパスを自分らしい色で染めて、カラフルな未来を描いてほしいというメッセージなのかもしれません。
未来への一歩を踏み出そうとしている人の手を取って、一緒に歩き出してくれるような『Fanfare』の歌詞にきっと励まされますよ。
TEXT サトイ モノコ