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【歌詞コラム】スピッツ「猫ちぐら」初リモート楽曲の優しさ溢れる歌詞に胸アツ!

ぎゅっとまとめ
  • 『猫ちぐら』はスピッツが初めてリモートで作った曲
  • 「猫ちぐら」を猫が好む理由
  • 『猫ちぐら』は草野マサムネ自身のことを歌っている?

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「小さな赤い灯」を守り続ける。スピッツ…

6月26日に配信リリースされたスピッツの新曲『猫ちぐら』。この曲は、ステイホーム期間中にメンバー4人が一度も顔を合わさず制作された、スピッツ初のリモート楽曲です。コロナ禍で疲れた心を温めてくれるような、優しい歌詞の内容を考察してみましょう。

公開日:2020年8月5日 更新日:2020年8月5日


この記事の目次 []
  1. ・「白いシャツ」から広がる世界
  2. ・猫が喜ぶ「猫ちぐら」とは
  3. ・「斜め方向の道」の先にあるものは?
  4. ・夢を追う人を優しく包む「猫ちぐら」

「白いシャツ」から広がる世界

『猫ちぐら』は、コロナウィルスの影響によるステイホーム中に、メンバーが一度も顔を合わさずデータ音源のやりとりで制作したスピッツ初のリモート楽曲。

ボーカルの草野マサムネがパーソナリティを務めるラジオ番組「SPITZ 草野マサムネのロック大陸漫遊記」で予告なしにオンエア。

それをきっかけにtwitterのトレンドランキングにも登場して話題を集めました。

初めてのリモート楽曲を難なく完成させ、さらにその曲をあっさりラジオでオンエアしたスピッツ。

ベテランならではの余裕を感じる『猫ちぐら』の歌詞を見ていきましょう。


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意地悪少し笑顔は多めに
汚れちまいそうな白いシャツ着て
≪猫ちぐら 歌詞より抜粋≫
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風のように自然な声で草野が歌う『猫ちぐら』。「汚れちまいそうな白いシャツ」は、学校の夏の制服を連想させますね。

白い夏服の学生たちが楽しそうに笑いながら、でも時々意地悪も言い合って賑やかに歩いていく風景が広がって行くようなオープニングの歌詞です。

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アリの行列またいで歩き
不器用に丸いにぎり飯食べて
流れに任せ似た景色上書きしてきた
≪猫ちぐら 歌詞より抜粋≫
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「おにぎり」ではなく「にぎり飯」という言葉が、とても彼らしい歌詞です。

「流れにまかせ似た景色上書きしてきた」は、アリの行列をまたいで学校へ行き、お弁当を食べていた何の変哲もない学生時代の日々を表現しているのかも知れません。

猫が喜ぶ「猫ちぐら」とは


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作りたかった君と小さな
猫ちぐらみたいな部屋を
≪猫ちぐら 歌詞より抜粋≫
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タイトルにもなっている『猫ちぐら』とは、天然の藁で編んで作られる、ドーム型の猫のお家のこと。

本来は「ちぐら」と呼ばれる人間の赤ちゃん用のゆりかごを指す言葉で、いつしか猫にも使用するようになり、この名が誕生したそうです。

冬は暖かく夏は涼しい小さな『猫ちぐら』は、猫にとって最高に安心できる場所だったのでしょうね。

この曲の主人公は、そのような部屋に好きな女の子といつか一緒に住めたらいいなと想像していたのかも知れません。

「斜め方向の道」の先にあるものは?


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斜め方向の道がまさか
待ち構えていようとは
≪猫ちぐら 歌詞より抜粋≫
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「斜め方向の道」とは、平凡な日々を送っていた主人公の人生に訪れた初めての転機を意味しているのではないでしょうか。

それは、主人公も予想していなかった自分の夢を叶えるためのチャンスで、田舎から都会へと出て行くことになったのかも知れません。

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驚いたけどさよならじゃない
望み叶うパラレルな世界へ
明日はちょこっと違う景色描き加えていこう
≪猫ちぐら 歌詞より抜粋≫
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「パラレルな世界」とは、SF映画でよく描かれる、自分が存在している現実と並行して進むもう1つの世界のことですよね。

「斜め方向の道」は、主人公が夢を叶えるために向かう都会という「パラレルな世界」への入り口ではないでしょうか。

そこで新しい人生が始まるけれど「さよならじゃない」。

その言葉からは夢を叶えようとする主人公の強い意志が伝わってくるような気がします。

夢を追う人を優しく包む「猫ちぐら」


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弱いのか強いのかどうだろう?
寝る前にまとめて泣いてる
心弾ませる良いメロディー
追い続けるために
≪猫ちぐら 歌詞より抜粋≫
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このフレーズは、新しい世界で自分の能力に自信を失った主人公の気持ちを表現しているような気がします。

不安で夜になると泣いてしまうけれど、それでも「心弾ませる良いメロディー」を追い続ける。

ステイホーム期間中、自分自身を振り返った人も多いと思います。もしかしたら、草野も自分自身の青春時代を振り返り歌っているのかも知れません。

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続いた雨も小降りになってた
お日様の位置もなんとなくわかる
寂しいけれどさよならじゃない
望み叶うパラレルな世界へ
願わくば優しい景色描き加えていこう
≪猫ちぐら 歌詞より抜粋≫
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夢を追い続けているといつのまにか辛い日々は去り目標も見えて来た。

たとえ離れ離れになっても並行に進む世界でみんな精一杯に生きている。

その世界で幸せな日々を築いていこうという想いがこのフレーズで歌われているように感じます。

「願わくば」という言葉から、人を思いやる草野の優しさが伝わるこの曲は、夢を追う人へのスピッツからの応援ソングだと思います。

そして、猫が安心する『猫ちぐら』のように、みんなを安心感で包み込んでくれる曲ではないでしょうか。


TEXT 岡倉綾子

草野マサムネ(Vo/Gt)、三輪テツヤ(Gt)、 田村明浩(B)、﨑山龍男(Dr)の4人組ロックバンド。 1987年結成。1991年3月シングル『ヒバリのこころ』、アルバム『スピッツ』でメジャーデビュー後、1995年リリースの11thシングル『ロビンソン』、6thアルバム『ハチミツ』のヒットを機に、多くのファンを···

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