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インターナショナルな歌姫・Crystal Kayの、純和風な失恋ソング

初めての仕事は4歳のころという、若い歌手としては実に長いキャリアを持つCrystal Kay。 ローティーンの頃にはアルバムも出し始め、10代後半には実力派アーティストとして世間の注目を集めていました。


初めての仕事は4歳のころという、若い歌手としては実に長いキャリアを持つCrystal Kay。ローティーンの頃にはアルバムも出し始め、10代後半には実力派アーティストとして世間の注目を集めていました。

そんな彼女の楽曲は、英語と日本語をミックスさせた歌詞と、R&Bやポップス主体の明るいサウンドが特徴的なのですが、彼女が大学卒業時にリリースした「Color Change!」というアルバムの中に、日本語のみの歌詞で、曲調も和風な曲があるのです。その曲が、彼女自身もこのアルバムの中で一番思い入れの強い曲として挙げた「帰り道」です。

この曲に関して彼女は、「メロディーもすごく懐かしい感じもして、日本語でしか伝えられない独特な雰囲気とかすべてが好きです。夏川りみさんの曲のような感じがして、歌入れのときは、夏川さんのようにキレイに歌えるかなって、何回もレコーディングしたのを覚えています。すごくステキな曲です。」とインタビューに答えています。

Crystal Kayの「帰り道」の歌詞はコチラ

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運命は 私と君を めぐり合わせてくれた
それなのに 私と君は 結ばれないの…

きらきら光る ふたつ星よ
ゆらゆら遠く 導いて行く
君も同じ 空を見上げ
私のことを 思うでしょうか…

星たちに囲まれて
ひとり歩く 帰り道

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夕方と夜の間、思いが途切れてしまった相手を思い、何度もふたりで歩いた道をひとりで歩いて帰る。以前なら二対あった靴音もひとり分しか響かず、笑い声がこだますことも無い。言い様のない切なさが、この歌詞から痛いほど伝わってきます

昭和の夕暮れを思わせるようなレトロな曲調に、哀愁の漂う歌詞。彼女の持ち歌としては非常に珍しい曲ですが、切なさを帯びた彼女の歌声がこの曲をより唯一無二のものにしていますね。歌手としての実力は良く知られている彼女ですが、実は上智大学国際教養学部(旧比較文化学部)を卒業しているほどの才媛でもあります。実はBENIとはアメリカン・スクールからの同級生で親友でもあり、青山テルマは後輩にあたるそうです。インターナショナルな歌姫達は、意外なところで繋がりがあるようです。

今回は純和風といわれる曲に注目していましたが、もしかしたら世界を良く知る彼女だからこそ、最大限にこの曲の魅力を引き出せたのかも知れませんね。

TEXT:rie-tong

1999年「Eternal Memories」でデビュー。「Boyfriend -partⅡ-」「恋におちたら」などのヒット曲で大ブレイク。 2015年にCrystal Kay feat. 安室奈美恵「REVOLUTION」、「何度でも」(フジテレビ系木曜劇場『オトナ女子』挿入歌)を含むロングヒットアルバム『Shine』のリリース後も、LIVEなど精···

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