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【歌詞コラム】「くるみ」Mr.Childrenが届ける、ちょっぴりオトナになったあなたへの想い

ぎゅっとまとめ
  • 長く聴き継がれるMr.Childrenの名曲『くるみ』の歌詞を徹底考察
  • オトナになったあなたに聴いて欲しい、社会を描いた歌詞
  • 大切な思いに思わず胸を打たれる、色あせない魅力とは

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2003年にシングルとしてリリースされ、印象的なMVも話題となったMr.Childrenの『くるみ』。人生を象徴するような歌詞が現在もファンを増やし続けている楽曲です。この記事では、名曲に隠された意味やメッセージを独自の視点で徹底解説します。

公開日:2020年8月16日 更新日:2020年8月16日


この記事の目次 []
  1. ・問いかけられる、言葉
  2. ・「いま」を生きる決意
  3. ・明日に一歩、進み出そう

問いかけられる、言葉

▲Mr.Children 「くるみ」 MUSIC VIDEO

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ねぇ くるみ
この街の景色は君の目に どう映るの?
今の僕はどう見えるの?
ねぇ くるみ
誰かの優しさも皮肉に聞こえてしまうんだ
そんな時はどうしたらいい?
≪くるみ 歌詞より抜粋≫
----------------

タイトルの通り「くるみ」という言葉が使われるこんな一節で幕を開けるのが、2003年にシングルとしてリリースされたMr.Childrenの『くるみ』です。

曲中に登場する女性「くるみ」への問いかけというスタイルから、歌い出しの歌詞が始まります。

まず主人公の「僕」が口にするのは「この街の景色」について。

そして、それに対応するように「今の僕」について、「どう見える」かを尋ねています。

「僕」は「くるみ」と同じ街に住んでいるのでしょうか。

あるいは「僕」の住む街を「くるみ」が久々に訪れているのかもしれません。

歌詞から見えてくるのは、時間による変化。

時代の移り変わりとともにかつての景色とは大きく変わってしまった街の様子を、同じようにかつての姿とは変わった「僕」の姿に重ね合わせるように問いかけています。

そんな「僕」は「優しさ」すらも、「皮肉」に聞こえてしまうことを吐露しています。

それほどまでに疲れ切って、荒んでしまった「僕」の心。

「くるみ」の目に写るのは、かつての理想や夢とはちょっぴりかけ離れてしまった現実的な「僕」の姿かもしれません。

懐かしさや時間のはかなさといった要素が聴き手にノスタルジックな印象を与える歌い出しに仕上がっています。

「いま」を生きる決意


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良かった事だけ思い出して
やけに年老いた気持ちになる
とはいえ暮らしの中で
今 動き出そうとしている
歯車のひとつにならなくてはなぁ
≪くるみ 歌詞より抜粋≫
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続く一節では、過去と現在の間で揺れ動く「僕」の心境が描かれています。

いわゆる「オトナ」と呼ばれる世代になると、どうしても過去の思い出が恋しくなり、愛おしくなるものでしょう。

そんな誰しもが経験するありふれた感覚を的確に捉え、「良かったことだけ思い出して」と言語化しています。

さらに、そんな時に感じるのは現在まで自分が過ごしてきた途方もない時間の流れ。

「年老いた」気持ちになるとまで歌っているその感覚は、まさに自分がたくわえてきたたくさんの「記憶」に基づくものであり、昔を懐かしむ時には、今まで駆け抜けてきた日々の数がとても多く思えるものなのでしょう。

しかし、過去を振り返っているだけでは進歩がないのも事実。

「僕」は思い出に浸るだけではなく、現在の社会で生きていくために「歯車」となることも必要であると実感しています。



「歯車」というキーワードから想像されるのは、サラリーマンなどのいわゆる「社会人」。

ある一定の役割をもって経済活動に加わるという行為は、確かに「歯車」に似ているものかもしれません。

そして、ここではさらにもっと大きな「社会」の一員としての「歯車」といった意味も、含まれてくるのではないでしょうか。

決して働くことに限らず、ある時は家族の一員として、ある時は「くるみ」の大切な人として。

どんな形であれ、社会に参加し日々を生き抜いていくことで立派な「歯車」として役割を全うすることができます。

この一節で伝えたいのは、過去の思い出にばかりしがみ付くのではなく「現在」の暮らしの中で居場所を見つけることが大事、というメッセージなのかもしれませんね。

明日に一歩、進み出そう


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希望の数だけ失望は増える
それでも明日に胸は震える
「どんな事が起こるんだろう?」
想像してみるんだよ
≪くるみ 歌詞より抜粋≫
----------------

続く歌詞で描かれるのは、時に残酷な部分もあるけど希望も残された「明日」への想い。

過去の様々な挫折や失敗から、「希望の数だけ失望は増える」ことがわかってしまった「僕」。

実現しそうな夢や願いに期待を抱くたび、うまくいかなくて「失望」に変わってしまった経験は、きっと誰の記憶の中にあることでしょう。

しかし、何度そういった挫折を経験しようと「僕」の明日に対する希望は変わりません。

一体どんなことが起こるのか、誰にもわからないのが未来というもの。

これからどれだけの逆境が待ち受けていようと、喜びや幸せが満ち溢れている可能性がなくなったわけではありません。

だからこそ、誰しもがまだ見ぬ明日へと向けて努力し、もがき苦しみ、時には失敗を繰り返しながらそれぞれの幸せへと近づいていきます。

そんなまだ見ぬ明日へ一歩踏み出す「勇気」を与えてくれる『くるみ』の歌詞は、きっと多くの人の原動力になっているでしょう。

Mr.Childrenが届ける大切な想いは、リリースから時間が経っても色あせることはありません。


TEXT ヨギ イチロウ

1992年ミニアルバム「EVERYTHING」でデビュー。 1994年シングル「innocent world」で第36回日本レコード大賞、2004年シングル「Sign」で第46回日本レコード大賞を受賞。 「Tomorrow never knows」「名もなき詩」「終わりなき旅」「しるし」「足音 〜Be Strong」など数々の大ヒット・シングル···

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