ファン待望!ジャニーズJr.時代の楽曲
ジャニーズ6人組グループのSixTONES(ストーンズ)2ndシングル『NAVIGATOR』通常盤に収録された『Hysteria』。この楽曲はジャニーズJr.時代に披露していた人気楽曲で、ファンにとっては待望の音源化となったのではないでしょうか。
この記事では、そんな人気楽曲のタイトルと歌詞に焦点を当て、その歌詞の意味を考察していきます。
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いつもMissing you, Missing you
Give me a, Give me a green light
離さないで Cuz you drive me crazy
Hysteria
≪Hysteria 歌詞より抜粋≫
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タイトルの『Hysteria』には、ヒステリーや異常な興奮といった意味があります。
日本語でヒステリーと言うとマイナスイメージがありますが、良し悪しに関わらず強い興奮状態を表す言葉となっています。
SixTONESのライブに足を運び、熱狂したり、彼らにひどく心酔する様子も一種の「Hysteria」と言えるでしょう。
このタイトルがどんな意味を持って名付けられたのか。
歌詞の内容を確認しながら考察していきましょう。
ロマンスのような愛を描く
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I've been looking for ya, Wanna get to know ya
Wanna be your man, I need your lovin', lovin', lovin'
Baby, I just wanna take you away,
一人きりじゃFeeling so blue
Alright, いつでもCallin' your name
≪Hysteria 歌詞より抜粋≫
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この楽曲には英詞が多く含まれるので、適宜英訳をしながら考察を進めたいと思います。
「君をずっと探してる 君のことを知りたい」
「君のものになりたい 君の愛を必要としているんだ」
「君を今すぐに連れ出したい」
冒頭の歌詞を簡単に意訳するとこのようになります。
ロマンスのような、激しく愛を求める描写であることがわかりますね。
続く歌詞も「一人きりじゃ憂鬱になってしまう でも大丈夫 いつでも君の名前を呼んでいる」とメロドラマのような甘い言葉が綴られています。
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I got you baby, Let's take it so slow 深まっていくBlack night
いくら君を忘れようとしても
I just can't leave you alone, Ah
目と目が合えばYou give me butterflies
だから君以外 Uh 欲しくない, All that I want
≪Hysteria 歌詞より抜粋≫
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いかに「君」が大事な存在で、どれほど愛しているかが引き続き綴られます。
「君を見つけた のんびりいこう 深まっていく闇夜」
「いくら君を忘れようとしても 君を一人にはできない」
「君」を求めるあまり、愛自体に深く思いを馳せているようにも思えますね。
「butterflies」は蝶のことですが、緊張して胸がドキドキする様子を表す慣用表現でもあります。
目と目とがあって、胸がざわついてしまう様子を描いているのですね。
一貫して「君」に夢中な様子が描かれたこの楽曲は、病的とも言えるほどに愛を求める男の物語と言えるでしょう。
タイトルに込められた本当の意味は?
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肌に触れたYour lips, So red
I just can't get enough その甘いFlavor
いつもMissing you, Missing you
Give me a, Give me a green light
離さないで Cuz you drive me crazy
Hysteria
≪Hysteria 歌詞より抜粋≫
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「肌に触れた真っ赤な唇」
「満たされることのない その甘い香り」
「いつも君を想ってる」
具体的に君の特徴を思い浮かべ、止まらない想いが溢れ続けます。
一見すると意味がわかりづらい「Give me」から始まる一文。
「green light」には青信号の意味が転じて「許可をする」「承認する」などの意味があります。
つまり「お願いだ」と嘆願しているのです。
何を願っているかは、ここまでの歌詞を振り返れば明白でしょう。
「君」を愛すること、そして「君」に愛してもらうことです。
わかりやすく言えば「付き合ってくれ」といったような意味でしょうか。
そして「離さないで 君は僕を狂わせるから Hysteria」とタイトルを含んだ一文が、ここまでの歌詞の内容を総括するように登場します。
つまりタイトルの『Hysteria』とは、熱狂するほどに愛する気持ちを表した言葉だと言えるでしょう。
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Will you be mine? Be my SixTONES Wow Wow
Will you be mine? Be my SixTONES Wow Wow
≪Hysteria 歌詞より抜粋≫
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最後にこちらのフレーズにも触れたいと思います。
この一文を訳すと「僕のものになる?僕のSixTONESになってくれ」という意味になります。
ここまでの歌詞の文脈から考えると、これは愛する「君」へのシンプルな求愛の言葉でしょう。
しかし、彼らのアーティスト名が含まれていることから、この言葉はSixTONESからファンに向けての求愛と捉えることもできます。
歌詞中での「君」はファンのことで、歌詞全体が彼らにはファンが必要であることを意味したメッセージソングとなっているのではないでしょうか。
また、この歌詞中にはメンバーカラーを表す6つの色が含まれています。
このことからも、この『Hysteria』がSixTONESからファンに向けてのメッセージソングであるという説を強めています。
狂おしいほどの愛を描いたこの歌詞の解釈は、ファン一人一人によって様々でしょう。
是非あなたも『Hysteria』に込められた意味を考えてみてくださいね。
TEXT 富本A吉