タイトルから熱い!
東京都八王子出身の4人組ロックバンド『ハルカミライ』。
彼らの魅力と言えば真っ直ぐで熱いメッセージが込められたロック。
しかし、実はラブソングもなかなか情熱的で素敵なのです。
先日リリースされたアルバム「THE BAND STAR」にも、女性が思わずキュンとしてしまうようなラブソングが収録されています。
タイトルは、『100億年先のずっと先まで』。
「100億年先のずっと先まで一緒にいよう」という曲なのですが、タイトルだけで胸がいっぱいになってしまいそうですよね。
早速歌詞をチェックしてみましょう。
100億年先なんて計り知れないほど遠い未来ですが、そこまで一緒にいたいと歌われています。
そして特に注目して欲しいのが、「運命の命」というフレーズ。
これはおそらく運命によって出会った2人の命を指しており、「続き合えば」と言うフレーズは「何度生まれ変わっても一緒にいたい」という意味だと推測されます。
恋人のことを深く愛していることが伝わってきますね。
続く後半2行の歌詞も素敵です。
何年経っても、どんなに年老いても、何度生まれ変わっても、「2人で一緒にいたい」と願う気持ちや、そんな未来を強く信じる気持ちが伝わってきます。
まさに「永遠の愛」ですね。
君の存在はオアシス!
続く歌詞では、恋人との関係性が伺えます。
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秘密はこの胸の中持って行くつもり墓場まで
嘘はつかんけれど黙っている事も優しさ
≪100億年先のずっと先まで 歌詞より抜粋≫
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永遠の愛を誓おうとも、秘密の1つや2つは誰にでもあるもの。
ここではリアルな距離感が歌われていて、共感を持てる人も多いでしょう。
しかしこの部分、2番では次のように歌われています。
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秘密を打ち明けてみた 君にだけ話してみた
現実は変わらんけど体が少し軽いや
≪100億年先のずっと先まで 歌詞より抜粋≫
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2行目からはまた一歩、2人の距離が縮まった様子が感じられます。
それにしても、なぜ秘密を話したのでしょうか?
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愛想じゃ乗り切れぬ日々の隙間
≪100億年先のずっと先まで 歌詞より抜粋≫
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ずっと一緒にいると決めた大切な人。
だからこそ、2人が一緒にいる中で愛想だと乗り切れないところもあるのです。
どうでもいい人なら軽く受け流してうやむやにすることもできますからね。
秘密を打ち明けたということは、「愛想なしで付き合っていく」という一つの覚悟だったのかもしれません。
そしてそんな自分と向き合ってくれる君は「オアシスのようだ」と歌っています。
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瞳を覗き込む君が居れば
そこは見つけ出した心のオアシス
≪100億年先のずっと先まで 歌詞より抜粋≫
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オアシスとは、心を休ませられる場所のこと。
つまり、恋人が心の拠り所のような存在ということですね。
サビ、そしてMVも要チェック!
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ファンタズミック 2人を包み込んで
ノスタルジーに寄り掛かり忘れよう
いつか天使のシンフォニーに揺れてそれから
写真の中まで輝いてね
≪100億年先のずっと先まで 歌詞より抜粋≫
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こちらはサビの歌詞。
全体的に抽象的で、何を歌っているのかよく分かりませんよね。
しかし、2回目のサビを見るとやや内容がクリアになります。
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ファンタズミック 2人を包み込んで
ノスタルジーに焼き付いた空から
いつか天使が舞い降りて迎えに来たって
写真の中まで輝くだろう
≪100億年先のずっと先まで 歌詞より抜粋≫
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注目すべきは3行目。
「天使が迎えに来る」というのは、死を表現しているのではないしょうか?
また4行目の「写真の中」とは「思い出」のことを指すと推測されます。
これらを踏まえて考えると、「仮に死別する日が来ても、思い出が2人を包んでくれる」という意味に捉えることができるのではないでしょうか。
YouTubeにはMVも公開されているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
TEXT ゆとりーな