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息苦しさから救ってくれるNICO Touches the Wallsの「Diver」

1度聴いたら耳から離れないメロディーと、少し鼻にかかったら甘いボーカル。 これは息の長いバンドになりそう!それが彼らの第一印象でした。


1度聴いたら耳から離れないメロディーと、少し鼻にかかったら甘いボーカル。これは息の長いバンドになりそう
それが彼らの第一印象でした。

「NICO Touches the Walls」。バンド名を知った時は、不思議な名前だなぁと しか思わなかったのですが、そこにも彼ら独特のこだわりがあったようです。まず、「NICO」とは女性の名前なんだそう。外国の女性の名前をバンド名に入れたかったのだそうです。「Touches the Walls」の部分は、ボーカル、ギター担当の光村さんが「壁に触れるという行為は壁の向こうにある世界、日常から新しい世界を創造するというイメージにつながる」と考えたことから付けられました。

そんなバンド名までアーティスティックな彼らが、シングル・アルバム通じて初のTOP10入りを果たした曲が「Diver」です。



NICO Touches the Wallsの「Diver」の歌詞はコチラ
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息をしたくて ここは苦しくて
闇を見上げるだけの僕じゃ 浮かぶ方法もないダイバー
生きているんだって 確かめたいならそう
深い海底を目指してもう一度だけ
息をしてみて
ただの幸せに気づいたら もう二度と溺れないよ

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読んでいると、こちらまで息苦しくなってきてしまう詞なのですが、最後にはふわりと救ってくれるような、不思議な歌詞ですね。きっと彼らにとって「海底」とは恐らく自らの夢や目標を表し、浮上することは目標から遠ざかることを表しているのでしょうが、自分が持つ選択の自由や、身近で応援してくれている人といった、ごくごく当たり前のもの、つまり「ただの幸せ」に気付くことができたなら、困難に溺れることも無くなると伝えてくれている気がします。

日常の中でも突然息苦しくなることがありますが、そんなときには深呼吸をすると気持ちが落ち着くそうです。「息をしてみて」というところは、苦しくて辛い思いをしている人にとって、本当に救いなのだと思わずにはいられません。

そしてこの「Diver」 は、テレビ東京系アニメ「NARUTO -ナルト- 疾風伝」のオープニングテーマと、「NARUTO -ナルト- 少年篇」エンディングテーマ に使用されていたのですが、実は彼らの曲がテレビアニメ「NARUTO -ナルト-」に使用されたのはこの曲だけでは無かったのです。2008年 にもテレビアニメ「NARUTO -ナルト- 疾風伝」の6代目エンディングテーマに 「Broken Youth」が使用され、2013年 には「ニワカ雨ニモ負ケズ」が「NARUTO -ナルト- 疾風伝」の第13期オープニングテーマに使用されました。実はNICO Touches the Wallsとテレビアニメ「NARUTO -ナルト-」の間には、深い縁があったんですね。



ちょっとビターだけど、最後は苦しみから抜け出す「Diver」。
あなたもそんな「Diver」になってみませんか?

TEXT:rie-tong

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