「ピンクムーン」はラブソング!
東京都八王子市出身の4人組ロックバンド『ハルカミライ』。2019年にメジャーデビューを果たし、2020年に2枚目となるアルバム「THE BAND STAR」をリリースしました。
アルバムにしては珍しく、収録されている約半分の楽曲にMVがあります。
今回紹介する『ピンクムーン』もそのうちの一つ。
ビルに囲まれた都心の川に浮かぶ船の上で、楽しそうに演奏し歌う姿が印象的なMVです。
楽曲を聴くと分かる通り、『ピンクムーン』は恋人へ向けたラブソング。
ゆったりとした温かみのあるメロディーが心地良いですよね。
早速歌詞をチェックしてみましょう。
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あそこ住んでみたいなって指差す
持て余すくらいのとこ
Tシャツに戻る柔らかい指が
綺麗に畳んだ
≪ピンクムーン 歌詞より抜粋≫
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冒頭で歌われているのは、恋人とのワンシーン。
2人は寄り添い、街を歩いているようです。
そして彼女がどこかを指差し、「あそこに住みたい」と言います。
その後彼と腕を組む様子からは、2人がとても親密であることが分かりますね。
彼女の将来像に対し、彼は一体なんと言ったのでしょうか?
2人の様子にほっこり
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約束出来ない何年後のくせに
根拠無い自信を持って
狭い方が落ち着くけどいつかは
なんて返事する
≪ピンクムーン 歌詞より抜粋≫
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こちらは先ほどの彼女の様子に続く歌詞。
彼氏の返事が歌われています。
自信がなくても「いつかは」と返事をするあたりが、いじらしくてキュンとしますよね。
どうやらこの彼氏、あまり器用ではないようです。
続く歌詞でも、彼の不器用な人柄が伺えます。
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少しだけ苦手だった
気の利いた贈り物も
こんな事いつから出来るように
って言われんの野暮で寝たふりしてた
≪ピンクムーン 歌詞より抜粋≫
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彼女が驚いて褒めようとしているのに、彼は寝たふりをしている様子。
不器用な上に照れ屋なのかもしれませんね。
でも、サビでは彼女に対するまっすぐな思いを歌っています。
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君より早く死なないから
僕より早く死なないでね
君より早く死なないから
僕より早く死なないでね
≪ピンクムーン 歌詞より抜粋≫
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「ずっと一緒にいたい」という意味だと思いますが、そう言わないのが素敵。
不器用ながらも彼女を深く愛する様子に、なんだか心がほっこりますね。
ピンクムーンって何?
続く2番でもほっこりする日常のシーンや、彼の彼女に対する思いが歌われています。
しかし、それよりも気になるのがタイトルの『ピンクムーン』。
一体どのような意味を持っているのでしょうか?
ヒントになるのは、終盤の歌詞です。
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少しだけ光って見えた
雲の上におぼろ月
芽吹く青と髪の毛揺らして
4月と君が 輝いていた
≪ピンクムーン 歌詞より抜粋≫
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「4月」と歌われていることから分かるように、「ピンクムーン」とは4月の満月のこと。
とはいえ実際にピンク色に光るわけではなく、春になると様々な花が咲く様子に重ねて「ピンクムーン」と呼ばれるようになったようです。
そしてこの「ピンクムーン」には恋愛運UPの効果や、幸せをもたらすという言い伝えがあるそうです。
もしかしたらこの楽曲は、「ピンクムーン」に向けて彼女との将来を願う楽曲なのかもしれませんね。
皆さんもぜひ恋人との日常や将来に思いを馳せながら、じっくりと楽曲の世界観に浸ってみてください。
恋人と2人でゆっくり聴くのもおすすめですよ。
TEXT ゆとりーな