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天使の歌声を持つ「りりあ。」今後の活動が最も期待される女性シンガーの魅力に迫る

SNSを中心に話題沸騰中のシンガーソングライター「りりあ。」。彼女の歌声は”天使”と称され、恋愛感情をさらけ出した歌詞が多くの共感を呼んでいます。この記事では、彼女が注目を集めるまでの軌跡と、楽曲の持つ魅力を紹介します。

初めて投稿したオリジナル楽曲が大ヒット!


りりあ。が初めて発表したオリジナル楽曲『浮気されたけどまだ好きって曲。』は、YouTubeに投稿されてから4ヶ月で約500万回再生される大ヒット曲となっています。

2020年5月にこの楽曲が配信リリースされた際には、LINEMUSICのデイリー、ウィークリーチャートで初登場にもかかわらず、多くのアーティストを抑え1位となりました。

彼女はもともとTikTokやYouTubeで活動をするシンガーソングライターで、事務所やレコード会社にも所属しておらず、カバー動画の弾き語りを投稿して人気を集めていました。

そんな彼女が2020年3月27日に『浮気されたけどまだ好きって曲。』をアップロードすると人気は更に上昇。



切ない恋愛の心のうちを赤裸々に表現した楽曲は、瞬く間にSNSで話題になり、共感ソングを生むシンガーとしての地位を確立しました。

この楽曲のタイトルは投稿時点では仮題だったようで、ファンからタイトルを募集する動きがありました。

しかし、予想を遥かに超えた募集結果を受け、タイトルは原題のまま『浮気されたけどまだ好きって曲。』に決定したのです。

抽象的なタイトルではなく、どんな曲なのか一目でわかるタイトルだったことも、ヒットした要因の一つかもしれませんね。

彼女はその後、2曲目の音源化作品となる『ばーか。feat.あれくん』を発表。

この楽曲は2019年にリリースされていた作詞作曲・あれくんの『ばーか。』を共同リリースしたもので、現在音楽配信サービス限定で聴くことができます。

りりあ。がこれほどまでに人気の理由は?


りりあ。がこれほどまでに人気を集める理由とはなんでしょうか?

その大きな理由として、彼女の描く共感性の高い恋愛観が挙げられるでしょう。

YouTubeのコメント欄やTwitter、TikTokの投稿にはりりあ。の楽曲に対する共感の声が溢れており、切ない恋愛体験が詰まった歌詞は「経験していなくてもわかる」とまで言われています。

そんな彼女の歌詞はSNSに寄せられるファンのコメントや友人の実体験を参考にしており、彼女の体験や考えを基にしたものではないようです。

自らの体験ではなく、様々な人の気持ちを汲み取った歌詞だからこそ、多くの共感を呼び、たくさんの人に愛される楽曲になっているのかもしれませんね。

多くの人気を集めるりりあ。ですが、彼女は顔出しを行っていません。

彼女はその理由を「顔に自信がない」「自分が好きなアーティストも顔出しはしていないから」と語っており「弾き語りするには顔っていらないかな」とも言っています。

顔を出さないことで彼女のイメージが曲に介入しにくくなり、リスナーはその楽曲に感情移入しやすいのかもしれませんね。

また、感情移入しやすい理由として、彼女の歌声が共感を呼びやすいということも考えられます。

”天使の歌声”と称される彼女の歌声はとても美しいですが、彼女自身の感情や個性はあまり感じられません。

これはけっして歌声が平凡で感情がこもっていないということではありません。

強い個性がないことで歌詞の内容と歌声が同化し、聴き手側が彼女の存在を忘れて歌に夢中になれるのです。

多くの人がイメージする「可愛い女の子」そのもののような歌声だとも言えるでしょう。

感情移入しやすい彼女の歌詞や歌声に、人気を集める理由があったのです。

未音源化楽曲含む全3曲を紹介!

りりあ。の楽曲で音源化されているのは2020年7月時点では『浮気されたけどまだ好きって曲。』と『ばーか。feat.あれくん』の2曲です。

この記事ではYouTubeに投稿されている未音源化作品『蛙化現象に悩んでる女の子の話。』も合わせて紹介します。

「浮気されたけどまだ好きって曲。」

▲浮気されたけどまだ好きって曲。 【オリジナル】

りりあ。ブームのきっかけとなった記念すべきオリジナルソング1曲目は、タイトルのとおり彼氏に浮気された女の子の曲です。

この楽曲がただ浮気された恋愛を描いていたら、ここまでの人気は出なかったでしょう。

「まだ好き」というのがポイントで、歌詞中では浮気をした彼氏や浮気相手の女性を憎む感情が描かれます。

しかし、その節々からは彼氏のことが忘れられず、どんなに嫌っても嫌うことができない葛藤が鮮明に描写されているのです。

言葉にできない感情や綺麗事ではないリアルな感情を描き出しているからこそ、この楽曲は多くの人気を集めているのかもしれません。

ピアノとアコースティックギターのみで構成されたシンプルなサウンドは、歌とその言葉一つ一つの輪郭をはっきりと浮かび上がらせています。

「ばーか。feat.あれくん」

画像引用元 (Amazon)



すれ違いの続くカップルがお互いを信じて歩き出すまでを描いた『ばーか。feat.あれくん』。

この楽曲の良いところは、ハッピーエンドで物語が終わることでしょう。

倦怠期のカップルの感情を彼氏と彼女それぞれの視点から描いたこの楽曲も、思わず「わかる」と頷きたくなってしまうリアリティを持っています。

「浮気されたけどまだ好きって曲。」と同様に、サウンドはピアノとアコースティックギターで構成されていますが、こちらの曲はピアノに少し重みがあり、きらびやかな印象が大きいです。

倦怠期を迎えてパートナーとの恋愛が上手くいっていない人は、ぜひ聴いてみてください。

この楽曲がそっと背中を押してくれるはずです。

「蛙化現象に悩んでる女の子の話。」



YouTubeに投稿された『蛙化現象に悩んでる女の子の話。』は、りりあ。2曲目となるオリジナル楽曲です。

まだ音源化はされておらず、YouTubeでのみ視聴することができます。

この楽曲もタイトルがそのまま歌の内容を表していますが「蛙化現象」という言葉を聞き慣れない人も少なくないでしょう。

「蛙化現象」とは、片思い中は相手のことが大好きでも、相手が振り向いてくれたり自分に好意を持っていると知った途端、興味を失ったり気持ち悪く感じてしまうことを意味する言葉です。

端的に言えば、好きだったのに嫌いになってしまう現象のことです。

自分ではなかなか解決できない「蛙化現象」の悩みを隠さずに歌った楽曲は、1週間で約30万回再生され、多くの「蛙化現象に悩んでる女の子」からコメントが寄せられています。

「蛙化現象」は「飽きっぽい」や「冷めただけ」などと言われやすく、その深刻さは人には伝わらず一人で悩みを抱えている人も多いのです。

「蛙化現象」の解決を歌った曲ではありませんが、もしあなたが「蛙化現象」に悩まされているなら、一度この楽曲を聴いてみてはいかがでしょうか。

▲蛙化現象に悩んでる女の子の話。【オリジナル】

りりあ。の今後の活動から目が離せない!

ここまでりりあ。というアーティストの紹介と人気の理由、彼女の楽曲を紹介してきましたがいかがだったでしょうか。

りりあ。はまだ活動を始めてから日が浅く、彼女の活躍はまだまだこれからです。

本人にはあまりメジャーデビューなどの意思はなく「SNSを中心に活動を続けていけたら」とインタビューでは語っています。

彼女がどんなアーティストへと成長していくかはまだわかりませんが、多くの女の子を救う共感ソングを生み出し続けることは間違いないでしょう。

この記事を読んでりりあ。の魅力に惹かれた方は、ぜひ彼女のSNSをチェックしてみてくださいね。


TEXT 富本A吉

2019年秋頃よりTikTokやYouTubeで顔出しなしで弾き語り投稿を始めるとエモーショナルな歌声と豊かな表現力が話題となり幅広い年代から注目される。 初オリジナル楽曲「浮気されたけどまだ好きって曲。」はLINE MUSICの初日デイリー1位、ウィークリーランキング1位獲得し、YouTube動画再生数は12···

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