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「Fairy gone フェアリーゴーン」それぞれの正義!妖精兵たちの物語

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第2クールが2019年10月放送されたアニメ『Fairy gone フェアリーゴーン』をご存知ですか?後半の怒涛の展開に息をのんだ人も多いことでしょう。この記事ではそんな『Fairy gone フェアリーゴーン』の第2クールについて魅力を紹介します。

妖精兵たちの戦いを描くオリジナルアニメ

▲TVアニメ『Fairy gone フェアリーゴーン』第2クール本PV

TVアニメ『Fairy gone フェアリーゴーン』は、P.A.WORKS制作のオリジナルアニメ。

憑依した生物に特殊な力を与えることができる妖精。

その力を行使する人間(妖精兵)たちの戦いと活躍が描かれています。

毎日放送・TOKYO MXほかにて、オリジナルTVアニメとして第1クールが2019年4月~6月まで放送され、第2クールは2019年10月~12月まで放送されました。

また、コミカライズされ2019年5月号から2020年1月号まで別冊少年マガジン(講談社)にて、原作・Five fairy scholars、作画・不二涼介で連載もされていました。

まずは、そんなTVアニメ『Fairy gone フェアリーゴーン』のあらすじを紹介していきましょう。

それぞれの正義を胸に…

▲TVアニメ『Fairygone フェアリーゴーン』総集編「1話でわかるフェアリーゴーン」

舞台は大陸の東部イースタルド。

そこには動物に憑依することで、不思議な力を宿す妖精たちが生息していました。

その妖精が憑依した動物の臓器を人間に移植すると、妖精を分身として出現させることができ、兵器として扱えるようになるのです。

兵器として妖精を自在に操る兵士たちは「妖精兵」と呼ばれていました。

やがて14年にわたる戦争が終わり、役目を終えて行き場を失った妖精兵は、自分の正義を信じ、政府・マフィア・テロリストなど、それぞれの生きる道を選択していきます。

▲2分ちょいでわかるフェアリーゴーン 世界観編

そして、戦争終結から9年…。

戦争によって受けた傷や過去を持つ犯罪者が現れ、世界は復讐のためにテロを起こす不安定な情勢にありました。

そんな無秩序の中、マフィアや反国家組織の「違法妖精」を取り締まる組織「ドロテア」に所属するフリーと彼の下で働くことになったマーリヤ。

そして、暗殺者となったヴェロニカ、テロリストとなったウルフラン。

彼らはそれぞれの正義を求めて戦います。

第2クールを絶対に見逃すな

▲2分ちょいでわかるフェアリーゴーン ストーリー編

大きな傷痕を残した「ディーゼの反乱」を阻止した、救国の英雄レイ・ドーン。

しかし彼は、マーリヤとヴェロニカ、そして自らの故郷スーナを焼いた人間でもありました。

ドロテアが領地へ戻るレイ・ドーンの警護を命じられ、複雑な胸中のマーリヤはフリーとともに、レイ・ドーンに近付くウルフラン、ヴェロニカと再び対峙することに。

やがて、国内唯一の貿易拠点ベイルンの船島では、黒の妖精書「黒の九」が発見されます。

戦いの末、マフィア「グイ・カーリン」が手にした黒の妖精書三部のうち二部が、ドロテアの活躍により妖精省の手に渡りました。

ところがウルフランに「黒の九」を奪われ、ついに黒の妖精書が九部揃ってしまい…!?

▲TVアニメ『Fairy gone フェアリーゴーン』メモリアルビデオ

『Fairy gone フェアリーゴーン』は、第1クールだけで観るのをやめてはいけません。

第2クール後半は一気に畳みかける怒涛の展開が見どころ。

謎が一気に解けていきます。

さまざまな視点で物語が繰り広げられ、展開がどんどん変わっていくので、第1クールから間をあけずに見るのがおすすめ。

登場キャラたちの過去が細かく描写され、それぞれにしっかりとした役回りがあるところが魅力的なアニメです。

最終回まで、ぜひご覧ください。

安定の高クオリティ!

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アニメ『Fairy gone フェアリーゴーン』のアニメーション制作は、作画に定評のあるP.A.WORKSが担当。

背景までも綺麗に描かれ、リアリティーを感じさせますね。

『ジョジョの奇妙な冒険』でディレクターを担当していた鈴木健一監督が、綿密な世界観を作り上げています。

シリーズ構成・脚本は『灰と幻想のグリムガル』シリーズを手掛け、現在「カクヨム」で物語連載中の十文字青が担当しました。

キャラクターデザインは、男性的な作画が特徴の清水貴子。

本作でも、その魅力が存分に発揮されていますよ。

▲2分ちょいでわかるフェアリーゴーン キャラクター編

≪キャスト一覧≫
マーリヤ・ノエル:市ノ瀬加那
フリー・アンダーバー:前野智昭
ヴェロニカ・ソーン:福原綾香
ウルフラン・ロウ:細谷佳正

美しい作画にイメージぴったりな声優陣がそろい、アニメの魅力をより一層引き出してくれています。

格好いいOP「STILL STANDING」

▲STILL STANDING

アニメ『Fairy gone フェアリーゴーン(第2クール)』のOP主題歌『STILL STANDING』は、(K)NoW_NAMEが担当。

歌っているのは、(K)NoW_NAMEのAyaka Tachibana & NIKIIE & AIJです。

(K)NoW_NAMEはアニメ作品音楽を総合的に手掛けるクリエイティブ・ユニット(略称「(K)_N」)。

TOHO animation RECORDSの新プロジェクトとして結成され、アニメ『灰と幻想のグリムガル』や『サクラクエスト』の音楽プロデュースを手掛けています。

▲TVアニメ『Fairy gone フェアリーゴーン』第2クールノンクレジットオープニング映像

『STILL STANDING』はクールでありながら、熱量を感じる格好いい楽曲。

(K)NoW_NAME初の3人ボーカルで、AyakaとNIKIIEのツインボーカルのシャウトと、AIJのラップのバランスが素晴らしいですね。

熱いロックナンバーは、期待を裏切らない格好よさ。

気高き魂を持って必死に生きる彼らの姿を表現しています。

イントロからアニメの雰囲気にバッチリ合った名曲に仕上がっています。

切ないED「Stay Gold」

▲Stay Gold

アニメ『Fairy gone フェアリーゴーン』のED主題歌『Stay Gold』も、(K)NoW_NAMEが担当しています。

歌っているのは、(K)NoW_NAMEのAyaka Tachibanaです。

▲TVアニメ『Fairy gone フェアリーゴーン』第2クール ノンクレジットエンディング映像

郷愁を感じる切ないメロディが『Fairy gone フェアリーゴーン』の世界観により一層引き込んでくれます。

全編英語のOPとは対照的に『Stay Gold』は全編日本語の歌詞。

「一緒に進もう 思い出は雲間に揺れて 太陽を隠していても その先の 光をずっと 信じてる」という歌詞が、対立し葛藤しながらもお互いを信じたマーリヤとヴェロニカの姿に重なり、感動を誘いますね。

「ふぇありーんごー」もどうぞ!

▲『ふぇありーんごー』ティザーPV

YoutubeのTOHO animetionチャンネルでは、アニメ『Fairy gone フェアリーゴーン』の設定解説動画として、いらすとやとのコラボ企画「ふぇありーんごー」が公開されています。

「いらすとや」のみふねたかしが手がけたゆるめのイラストと、ナレーション担当である大塚芳忠のが渋い声がアンバランスで面白いです。

こちらもぜひ、見てくださいね。

TVアニメ『Fairy gone フェアリーゴーン』はBD&DVD Vol.8まで発売済み。

最終巻には、Twitter人気投票カップリング描き下ろしリバーシブルジャケットや、16ページのスペシャルコミカライズ企画『私立フェアリーゴーン学園』も付いています。

重厚な世界観が味わえるアニメ『Fairy gone フェアリーゴーン』を、あなたもぜひ一気見してください。


TEXT 有紀

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