新進気鋭のポップバンド
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大阪在住のキラキラ系ポップバンド『POP ART TOWN』をご存知でしょうか?
キャッチーなメロディとダンサブルなビートを基盤とした楽曲が人気を集め、今最もブレイクが期待されている若手バンドです。
ロックやポップス、R&Bなどをルーツとした彼らの楽曲は、耳に馴染みやすくも新しい風を感じさせます。
2019年にはファーストフルアルバム『SWEET! SWEET? SWEET!』をリリースし、新宿SAMURAIで初のワンマンライブも成功させました。
2020年に入ってからもシングルをコンスタントにリリースしており、精力的に活動を行っています。
彼らの魅力である「キラキラ系」って?
POP ART TOWNの生み出す音楽は「キラキラ系」と呼ばれています。
彼らのキャッチーでポップな楽曲を指す「キラキラ系」という言葉だけでは、彼らの楽曲の魅力は表せません。
まず彼らのサウンドは、R&Bやファンクを感じさせるファンキーなリズムの上に成り立っています。
細かいビートを刻むドラムと伸びやかなベースラインが生み出すグルーヴは、楽曲のきらびやかな部分を強調する上で欠かせません。
彼らのリズムは、日本のロック&ポップスに基づいているように思えます。
本来のファンクに日本人が親しんできたリズム要素を加えることで、楽曲のかっこよさや深みをわかりやすく演出しています。
このリズムを基盤とした上で、親しみのあるメロディときらびやかなシンセサイザー、ギターの音色を載せることで「キラキラ系」は成り立っています。
彼らの楽曲の中でも、特に耳に残りやすいのはサビのメロディです。
どこか懐かしさを持ちながらも、洗練されたキャッチーなサビは古さや既視感を感じさせません。
キャッチーとは言っても繰り返されるのようなフレーズではありません。
サビ全体の流れの中に魅力的なポイントをいくつも散りばめた、聴き進めるほど楽しくなっていく工夫がされています。
彼らの楽曲が「キラキラ系」と呼ばれるのは、印象的なシンセサイザーとギターの華やかさによるものが大きいように感じます。
しかし、実際は全ての要素が密接に絡み合って「キラキラ系」を形成しているのです。
曲の始まりから終わりまでキャッチーさが詰まったポップソングは、まるで一つの物語を体験しているかのようにも思えます。
キラキラした物語の中に飛び込んでいくような感覚が『POP ART TOWN』の魅力でしょう。
POP ART TOWNのオススメ楽曲を紹介
彼らの楽曲は素晴らしいポップソングばかりですが、似ている楽曲が多いわけではありません。それぞれが違った良さを持ち、新しい出会いを与えてくれます。
実際に楽曲を聴けば彼らの魅力が伝わるはずです。
色とりどりのディスコグラフィの中からオススメの楽曲を3曲紹介していきます。
「ノンフィクション」
1stミニアルバム『Variety』に収録された『ノンフィクション』は、夜の街を感じさせる都会的なサウンドを持つ楽曲です。
最近リリースした楽曲は、シンセサイザーが前面に出たキャッチーなものが多いですが、この楽曲は彼らの根本にあるバンドサウンドを聴くことができます。
たとえば、疾走感のあるハイハットとギターが、都会の喧騒や忙しなさを描き出し、ベースが歌に乗せた感情に動きを与えるといったそれぞれのサウンドが担う役割を感じることができるのです。
曲調はアップテンポで、思わず体を揺らしたくなる伸びやかながら波のあるメロディが秀逸。
ラストのサビで転調することによって、ドラマティックさも感じます。
少しチープにも聞こえるシンセサイザーの音色が、身の丈にあった等身大の都会をよく表現しています。
楽曲の世界観とハマったMVも合わせて視聴してみてください。
「Lonely Lonely」
明るくアップテンポな楽曲が多い『POP ART TOWN』の中では、かなり落ち着いた雰囲気を持つ『Lonely Lonely』。
ドラムとシンセサイザーの構成から始まるこの楽曲は、一見静かなバラードのように感じますが、例に漏れずキャッチーなメロディのサビは健在です。
サビに入ると音数が増えメロディも華やかになるので、音楽の中に直接飛び込んだような感覚になります。
ギターソロは、夢の中を漂うナイトクルージングとでも言うような心地よさを感じられます。
ぜひ、各楽器にも耳を傾けてみてください。
静かな夜に華やかなパーティで楽しく歓談するようなミッドナイトソングは、気持ちが昂った夜にぴったりでしょう。
楽曲の展開に合わせて場面転換していくMVは、楽曲に込められたテーマやイメージを強めてくれます。
「i」
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2020年2月に配信リリースされたピアノが印象的な楽曲『i』。
歌い出しはサビから始まり、楽曲の世界観にグッと引き込まれます。
テンポの速さに置いていかれてしまいそうな感覚も覚えますが、楽曲の魅力からは離れたくても離れられません。
鍵盤の上を踊るようなピアノやサビのキメ、間奏のベースソロなど聴いていて気持ちの良い要素がふんだんに詰め込まれています。
真っ逆さまに落ちていくようなギターソロも印象的ですが、それすらもサビの期待感には敵いません。
この楽曲の魅力を例えるなら「場面転換が速すぎるミュージカル」でしょうか。
気持ち良くてもっと聴いていたいと思うのに、次々に新しい主役が登場します。
良い意味で裏切られ期待を上回っていく楽曲は、あなたに『POP ART TOWN』の魅力を教えてくれるはずです。
ブレイクが待ち遠しいバンドPOP ART TOWN
大阪を拠点に活動する若手バンド『POP ART TOWN』。「キラキラ系」の名に恥じないポップサウンドは、幸せな気分を与えてくれます。
彼らの知名度はこれからもっと高くなり、音楽ファンの間だけでなく、多くの人に知れ渡っていくでしょう。
この記事を読んで彼らの魅力をもっと知りたくなった方は、ぜひ他の楽曲も聴いてみてください。
TEXT 富本A吉
大阪・キラキラ系POPミュージックバンド POP ART TOWN(ポップアートタウン) 2016年12月大阪にて同い年の4人(なるおさやか、こーや、ゆうださん、しゅんさん)で結成。 「ロック」「POPs」「R&B」をルーツに持つ4人が生み出すジャンルレスで個性的かつキャッチーな楽曲は幅広い年齢層の音楽···