1. 歌詞検索UtaTen
  2. コラム&特集
  3. J-POP
  4. sui

suiって何者?爆速でバズった17歳が邦楽ヒットの法則をひっくり返すかも

TOP画像引用元 (Amazon)
『エピソード』『可愛い君が愛おしい!』などの楽曲で人気を得るシンガーソングライター・sui。TikTokでシェアを伸ばし、若者を中心に一躍話題を集めています。今回は、彼の魅力を徹底解剖。ヒットの理由と、その未来を考察します。

TikTokで話題のsui、あふれる才能に迫る

▲エピソード/sui

今年、急速に人気を伸ばした男性シンガーソングライター・sui。

そのきっかけのひとつとなったのは、新気鋭のアーティストが続々と発掘され、流行を生み出し続けるホットスポットとなっているTikTokでした。

2020年7月にリリースした『エピソード』を皮切りに、オリジナル曲が続けざまに多数のシェアを獲得。

シェア数などから算出される週間楽曲ランキングでは同年9月現在も彼の楽曲が上位にランクインしており、その影響力の高さをうかがわせます。

TikTokを飛び越えてSNSや口コミでもどんどんと人気が広がり、各種音楽ストリーミングサービスのチャートにもランクイン。

またYouTubeのMV再生回数は290万回を超えるものもあり、まさに次世代を担うアーティストとして注目されています。

多くのファンを掴んで離さない魅力的な楽曲を生み出すsuiですが、なんと2020年現在の年齢は17歳

若くして彩りあふれる楽曲を紡ぐその姿には、驚いてしまいますよね。



そんな彼はたくさんの楽器を弾きこなすマルチプレイヤーとしても知られており、その多才さが楽曲の世界観の構築につながっているのかもしれません。

幼い頃から習っていたというピアノやバイオリンでは伝統的なクラシックの要素を。

ギターやベースを奏でるようになってからは一転してポップスらしい要素を。

ひとつひとつの楽器への知識の深さが、シンプルなポップソングにおさまらない楽しいサウンドを作り上げる材料となっているように感じられます。

パソコンなどで録音するDTMが普及したことにより、1人で楽曲を完成させるアーティストも今では珍しくありませんが、その中でも彼の作品がもつ圧倒的なキャッチーさはひときわ目を引くものです。

インターネットでの流行を機敏にとらえ、一瞬で作品がヒットしていくスピード感も相まって、2020年式の邦楽における新しいヒット様式を見せつけていますね。

恋の気持ちをとらえた、魅力的な歌詞


加えて、suiの人気を後押ししているのが完成度の高い歌詞ではないでしょうか。

例えば『エピソード』のMVのコメント欄をのぞいてみると「恋したくなる」「歌詞にドキドキする」といったファンの声が多数寄せられており、たくさんの人の胸を打っているのがわかるでしょう。

彼は歌詞に関するインタビューで、漫画や映画から恋愛経験を学んだりインスピレーションを受けていると語っています。

思わずキュンとしてしまうような共感力の高い歌詞は、身の回りにあふれるたくさんのドキドキをインプットしてきた引き出しの多さにあるのかもしれません。

この3曲でわかる!suiのおすすめ曲を紹介

suiは現在、自身のYouTubeチャンネルにて4つのオリジナル曲を公開しています。

今後の活躍を見届けるためにも、『エピソード』に続く残りの3曲をおさらいしておきましょう。

匿名



2020年5月に弾き語りのスタイルで投稿され、suiにとって記念すべき初の楽曲動画となっているオリジナル曲『匿名』。

細かく配置されたメロディが耳に新しい、クールな一曲です。

注目したいのが、かなり速いテンポで爪弾かれるアコースティックギターの音色

無駄の無い動作で難易度の高い奏法を軽々と弾きこなしてみせるsuiは、かなり演奏力が高いといえるでしょう。

夜の室内にスマホで撮影したようなライブ感や密室感も、ファンに想いを届けるシンガーソングライターらしいラフさを演出しています。

可愛い君が愛おしい!

▲可愛い君が愛おしい!/sui


YouTubeでの再生回数は290万回超えと、suiがリリースした楽曲の中でもいちばんの人気を誇っているのが『可愛い君が愛おしい!』です。

MVのイメージ通りに、とにかくポップでみずみずしい恋の気持ちを閉じ込めた一曲となっています。

思わず踊り出してしまいそうなノリノリのサウンドも相まって、愛しいという気持ちが持つエネルギッシュさを存分に感じられるのではないでしょうか。

自信が楽器を弾いたりアレンジすることで、伝えたい気持ちを100%以上の濃度で届けられているのかもしれません。

アーティストが表現したいイメージをそのままアウトプットできるという点は、DTMを駆使したセルフプロデュースをするsuiならではの得意技でしょう。

ふたりなら

▲ふたりなら/sui [Official Video]


現在suiの最新曲となっているのがこちらの『ふたりなら』。

アコースティックの音色が爽やかに響く軽快なナンバーです。

いわゆる邦楽ロックらしいバンドサウンドを追求していた前作までと比べて、カントリー的な要素を取り入れた今回の楽曲はよりアレンジの幅を感じる仕上がりとなっています。

また、踊るような軽やかさのある歌声も聴きどころのひとつで、聴き手の楽しい気分を演出してくれます。

加えて楽曲のイメージを最大限に膨らませてくれるのが、MVの楽曲イラストを担当する秋雨のあ

前作までに引き続き、柔らかで楽しげな雰囲気のイラストが楽曲の世界観をさらに高めていますね。

新世代が作る、新しいヒットの形



TikTokをきっかけに、数百万回再生を叩き出すヒットメーカーへと急成長したsui。

初のヒット曲『エピソード』のリリースからわずか数ヶ月でこれほどの影響力を持つようになったそのスピード感は、インターネット文化ならではのものでしょう。

誰もが自分で曲を作り、SNSや動画サイトへにシェア。

少しのきっかけで作品が爆発的に広がっていく

そんな2020年代らしい新しいヒットの形を提示するアーティストの筆頭として、彼の名は語られていくでしょう。

そこに見えてくるのは、邦楽シーンにおけるヒットの法則の変化。

新たな形で名曲が生み出され、聴き継がれていく新時代の幕開けに、suiの作品も名を連ねています。

これからも独自性の高いサウンドを見せてくれそうなsui。その活躍から、目が離せませんね。


TEXT ヨギ イチロウ

この特集へのレビュー

この特集へのレビューを書いてみませんか?

この特集へのレビューを投稿

  • ※レビューは全角500文字以内で入力してください。
  • ※誹謗中傷はご遠慮ください。
  • ※ひとつの特集に1回のみ投稿できます。
  • ※投稿の編集・削除はできません。
UtaTenはreCAPTCHAで保護されています
プライバシー - 利用契約