男女の別れのワンシーン
2020年の5月より、2週間に一度のペースでデジタルシングルをリリースし続けている平井 大。そんな彼が9月22日にリリースしたのが『sayonara』です。
平井 大と言えば夏を感じるような爽やかな楽曲が印象的ですが、今回の楽曲はしっとりとしたローテンポの楽曲。
どこか秋を感じるような哀愁漂うメロディーと、別れを歌った切ない歌詞をご紹介します。
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いつもの帰り道
いつもの角を曲がったら
いつものタイミングで
最後のキスをしよう
いつもならすぐまたねって
別れるけど
今日みたいな日は
なんて言えばいいんだろう
≪Sayonara 歌詞より抜粋≫
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こちらは冒頭の歌詞ですが、この部分だけでも2人がどんな状態にあるのかがわかりますね。
この2人が会うのは、今日で最後。
つまり別れの日を迎えたようです。
しかし「最後のキス」とあるように、2人は気持ちが完全に離れている訳ではない様子。
嫌いになって別れるのではないなら、最後どんな言葉をかけていいかわかりませんよね。
それでも、2人の別れが覆ることはないようです。
続く歌詞でも傷心した気持ちが歌われています。
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君と過ごした 思い出たちが
星屑の様に 夜空に浮かんでは
消えてゆく
≪Sayonara 歌詞より抜粋≫
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夜空の下で最後の時を迎えているのでしょうか?
サビの歌詞からは彼の未練や恋人への絶えない思いを感じます。
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Sayonaraから
またはじめよう
それぞれの明日を
「寂しいけどこれでいいよね?」
なんて君が聞くから
ずっと気づかれない様に
してた強がりと願いが
頬をつたい 溢れそうさ
だって今もまだ僕は I love you
≪Sayonara 歌詞より抜粋≫
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恋人の発言から考えても、2人が大げんかをして別れた訳ではないことがわかります。
2人が別れた理由は具体的には歌われていませんが、お互いがまだ思い合っているからこそ切なさを強く感じますね。
破局の原因はすれ違い?
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月がキレイだね
久しくみてなかった
きっと僕らは
こんな風に見逃して
見落としては嘆いてを
繰り返してゆく
哀れで愛しい
そんな生き物なんだね
≪Sayonara 歌詞より抜粋≫
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こちらは2番の冒頭の歌詞。
ややすれ違う様子が歌われています。
お互い心に余裕がなくなっていたのでしょうか?
学生なら勉強や部活、社会人なら仕事が忙しくなってしまうと、周囲の人に強く当たってしまうことってありますよね。
また、日常の何気ないワンシーンに感動する余裕がなくなることもあると思います。
その結果お互い傷つけあってしまうくらいなら、一旦距離を置こうとなったのでしょうか?
たくさん話し合って決断したのだと思いますが、続く歌詞では主人公の未練が溢れています。
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夏の花火も秋の切なさも
冬の寒さも春の訪れも…
もっとみたかったけど
≪Sayonara 歌詞より抜粋≫
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恋人のことを愛していたこと、そしてまだ一緒にいたかったことがわかります。
そしてその思いは恋人も同じ。
サビではスキンシップを求める様子が歌われています。
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Sayonaraしよう
あの角を曲がった道の先で
「手を繋ごう 久しぶりね」
なんて不意に言うから
ずっと君が埋めていてくれてた隙間から
募る想いが溢れ落ちた
僕は君が好きだった I love+d you
≪Sayonara 歌詞より抜粋≫
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主人公の気持ちを察してのことなのかはわかりませんが、恋人の優しさや主人公への思いを感じる歌詞ですね。
そして気になるのは「I love+d you」という部分。
愛しているという意味の「I love you」と、愛していたという意味の「I loved you」という意味でしょうか?
どちらにせよ、今も変わらず恋人を愛していることがひしひしと伝わってくる歌詞です。
2人はどうなる?
残念ながら、楽曲では2人の結末は描かれていません。
しかし、最後のワンフレーズが恋人への確固たる思いを表しています。
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I love you…
Still love you
≪Sayonara 歌詞より抜粋≫
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愛している。まだ君が好き。
どちらかの一方的な心変わりではなさそうだからこそ、切ないですよね。
ちなみに、平井 大は今後も新曲を配信リリース予定。
もしかしたら2人の恋の結末が歌われるなんてこともあるかもしれませんね。
TEXT ゆとりーな