結成25周年を迎えた節目の年
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V6は1995年に『MUSIC FOR THE PEOPLE』でデビューしました。
メンバーはグループ活動のみならず、ドラマや舞台など幅広い分野で活躍しています。
2020年はV6にとって、結成25周年目を迎えた節目の年。
そんな大切な年に発売された『夢のつづき』の作詞・作曲は『深夜高速』でも有名なフラワーカンパニーズの鈴木圭介が手掛けています。
昔のことを振り返っているような、懐かしい雰囲気を感じさせるメロディが印象的な楽曲です。
メンバーの想いが詰まった『夢のつづき』の歌詞について深掘りしていきましょう。
恩師へのオマージュが込められている?
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飽きるほど歩いた 入り組んだ道を
今日も ぼんやり歩いてる
血が吹き出るよりも 痛かった胸に
少しずつ かさぶたができたけど
あの頃感じてた ぬくもりや匂いや手触りがずっと消えない
≪夢のつづき 歌詞より抜粋≫
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通いなれた道だと五感が鈍って、つい考えごとをしながら歩いてしまうことありますよね。
この歌詞の始まりは、V6のメンバーが25年間続けてきた道のりを表しているのではないでしょうか。
そして、歌詞に出てくる「ぬくもり」や「匂い」は、2019年に亡くなった恩師・ジャニー喜多川との思い出を表しているのかもしれません。
恩師が亡くなってから1年、やっと死を受け入れられてきたものの、いまだに彼の言葉や手触りが蘇ってくる、V6のメンバーの心情が伺えます。
「あなたがいたから無事25周年を迎えられた」という感謝を込めて、恩師へのオマージュが捧げられています。
「夢のつづき」はファンにとってのキーワード?
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あぁ 君と見てきた夢のつづきを あぁ 今も追いかけてる
あぁ 僕は相も変わらず 大人と子供の間を歩いてる
君の街からは何が見える どんなことを感じてる
東京の空はとても小さくて 星が出てることさえ忘れてしまう
何気なく過ごしてきた あの頃の優しい時間がずっと消えない
≪夢のつづき 歌詞より抜粋≫
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「夢のつづき」という歌詞は、V6にとって初めて歌うワードではありません。
実は、1999年に発売された楽曲『太陽のあたる場所』で「この道の先に 夢のつづきがあるから 遠回りでもいいさ それぞれの輝きへ」という歌詞があります。
今回発売された『夢のつづき』は、今のV6から過去の自分たちへの「アンサーソング」なのです。
歌詞に何度も出てくる「君」は、ファンや家族、そして恩師。
応援してくれた全ての人たちを指しているのではないでしょうか。
「みんなと一緒に追いかけてきた”夢のつづき”という名の未来を、大人になった今でも追い続けている」
大人になっても野心に溢れている、子供のようなメンバーの心境が描かれています。
「歩いてく」はV6の意志が伝わる歌詞
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あぁ 君と見てきた全ての景色を あぁ ずっと引き連れてく
あぁ 僕は相も変わらず 大人と子供の間を歩いてる
歩いてる 歩いてく 歩いてく
≪夢のつづき 歌詞より抜粋≫
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若い頃は「大人になれば人生の答えや到達点が見える」と、思いがちです。
実際大人になっても、根本的なところは子供の頃と変わらず、人生の答えなんて見つからないですよね。
この歌詞には、若い頃のように「君」と「夢のつづき」を追いかけて歩いていく、といった意味が込められているのではないでしょうか。
これからも地道に活動していくというV6の意志が伝わってきます。
今後も変わらず夢を追い続けるV6の活躍が楽しみですね。