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もさを。「好きが溢れていたの」が紡ぐ追いかけるほどに溢れ出す感情

TOP画像引用元 (Amazon)
YouTubeで弾き語りのカバーや、オリジナル楽曲の公開をメインに活動するシンガーソングライターもさを。『好きが溢れていたの』は、失恋を連想させる歌詞の内容です。離れていく恋人への溢れ出す感情が綴られた歌詞の内容に迫ります。

切ない幕開け

YouTubeで弾き語りのカバーや、オリジナル楽曲の公開をメインに活動するシンガーソングライター「もさを。」

ありふれた日常の中の恋愛観を切り取った歌詞が、多くのリスナからの共感を得ている注目のアーティストです。

『好きが溢れていたの』は2020年9月にリリースされたオリジナル楽曲で、前作にあたる『ぎゅっと。』『きらきら』に続き、動画再生回数100万回超えを記録。

▲もさを。/好きで溢れていたの (Official Video)

また、動画投稿アプリ"TikTok"のユーザーが、動画を投稿する際のカバー楽曲として使用されたことから、知名度と人気を獲得しました。

歌詞の内容は、切ない失恋を連想させ、離れていく恋人への溢れ出す感情が綴られています。

恋人を追う歌詞の主人公の行方に迫りましょう。

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ねえ あなたは幸せだった?
どうして変わってしまったの
ねえ もう会えないなんて言わないで
また私を泣かせるのね
≪好きが溢れていたの 歌詞より抜粋≫
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歌い出しから恋人に別れを切り出された主人公を連想させられます。

別れを惜しむ主人公から「もう会えないなんて言わないで」と思わず溢れ出した言葉。

変わってしまったあなたに、「幸せだった?」と問いかけているところが、とても切なく感じられます。

続く歌詞には、どのような想いが綴られているのでしょうか?

独りよがりだった愛情


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私だけ好きが溢れていたの
甘えすぎたかな
当たり前の幸せずっと続いてく
そう思っていたのにな
もしもあの頃に戻れるなら
嘘をついてもいいから
もう一度私のこと抱きしめてよ
涙がこぼれてしまう前に
≪好きが溢れていたの 歌詞より抜粋≫
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あなたが離れていってしまうのは何故なのでしょうか。

気づかないうちに甘えすぎてしまっていたから?

今となっては、その答えをみつけることは不可能に近いようです。

ただわかったことは、自分の愛情が独りよがりになってしまっていたこと

ずっと続くと思っていた幸せが離れていく現実に、主人公は悲しみに打ちひしがれているのでしょう。

互いを愛し、幸せだったあの頃に戻ることを願う主人公。

それはもう叶うことのない夢となってしまったのでしょうか。

嘘でもいいから「もう一度私を抱きしめてよ」というフレーズがやるせなく感じられます。

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ねえ 私のどこが嫌だった?
ちゃんと教えて欲しかったの
少しづつ離れていくあなた
行かないでと追いかけたけど
≪好きが溢れていたの 歌詞より抜粋≫
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離れていくあなたを追いかける主人公。

自分のどこがいけなかったのか、その理由さえも分からないまま恋人を引き止めたい想いだけが溢れます。

狂い出した運命の歯車が、無情にも二人の距離を開いていくようです。

追いつくことのできない恋


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その笑顔も泣き虫なところも全部
あなたに似たはずなのにな
≪好きが溢れていたの 歌詞より抜粋≫
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恋人だった頃のあなたを思い出す主人公。

「その笑顔も 泣き虫なところも全部あなたに似たはずなのにな」というフレーズから、あなたのことが大好きだったことが伝わってきますね。

どんなに大きな愛情だったとしても、すれ違い、一度でも離れてしまうと修復できないほど脆いものなのでしょうか。

最後の歌詞の展開に迫ります。


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私だけ好きが溢れていたの
甘えすぎたかな
当たり前の幸せずっと続いてく
そう思っていたのにな
苦しいくらい恋をしてたの
言葉にできないほどに
こんなにも涙が止まらないのなら
愛なんかいらない うんざりなの
≪好きが溢れていたの 歌詞より抜粋≫
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クライマックスで主人公は戻ることのない恋の現実を受け入れたように思います。

それは、どんなに追いかけても取り戻すことのできない苦しい恋だと。

最後は切ないままに、物語は幕を閉じます。

恋の幸せや充実感が歌われた楽曲ではありませんが、苦しい失恋をした人にとってはリアルに感じられる歌詞なのではないでしょうか。

恋愛はたくさんの学びがある素晴らしい体験です。

その中でも失恋は辛いものですが、悲しみを乗り越えることで、人は大きく成長できます。

それは、恋人との別れを受け入れることで、自分を見つめ直すきっかけとなり、愛情の尊さが実感できるからです。

失恋を乗り越えることで、優しさや思いやりが育まれ、人は強くなれるのでしょう。


TEXT Roy

"女性目線のラブソング"を歌うシンガーソングライター。 1stシングル『ぎゅっと。』はBillboard JAPANチャートにおけるストリーミング累計1億回再生を突破。 ぬくもりのある声とストレートな歌詞が、10〜20代を中心に幅広い世代の共感を呼んでいる。 8月に仙台・福岡・大阪・名古屋・東京を回···

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