握手は、友好の象徴である。
お互いの好意を示し、時にはいがみ合っていた者同士が和解をする際にも行われる。
挨拶の1つでもあり、出会った時や別れ際に大切な行為なのだ。
公開日:2016年1月29日
お互いの好意を示し、時にはいがみ合っていた者同士が和解をする際にも行われる。挨拶の1つでもあり、出会った時や別れ際に大切な行為なのだ。
SMAP44枚目のシングル『そっと きゅっと』は、そんな握手について歌った楽曲。収録は「そっと きゅっと/スーパースター」、草薙剛主演のフジテレビドラマ「任侠ヘルパー」の主題歌だ。
PVには「告白」「渇き。」などの映画制作も務めた中島哲也監督が手掛け、台湾出身のモデル、女優でもあるリン・チーリンが出演している。もちろんSMAPメンバーも総出演。リンさん演じる女性を元気づけようとあの手この手で頑張る姿は、見ていて本当に和みます。個人的としてはパペットを使って笑わせようとする香取さんがツボだが、ハンカチをベンチにそっと置く中居さんも中々の男前。
SMAPを聴いて元気を出したい。または、SMAPのように相手を元気にさせたいという人は是非、この楽曲をチェックしよう。
SMAP「そっと きゅっと」
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大切な 大切な キミがそばにいて
ありふれた毎日が カラフルになる
傘の中 ふたりして 耳をすましてる
雨音を 歌にして 晴れ間を呼んでる
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普段、何気ない調子で握手を交わしているが、何も握手はマナーではなく、言葉にできない想いを、相手の手を握り締めて伝えることだ。それは、相手への感謝の気持ちだったり、元気をおくるためだったり。信頼の証として、握手をすることだってあるだろう。
中でも、「好きだよ」という気持ちを伝える握手は特別だ。まず、“大切な 大切なキミ”がいなければできないし、その人がいるだけで“毎日がカラフルになる”ような気持ちがないと成立しない。そして、その想いを伝えるのにはベストな握り具合があるのだ。
“そっと キミの手を握りしめる そっと きゅっと”
“ただ キミの手が握りかえす そっと きゅっと”
特別な相手へ贈る握手なのだから、強すぎてはいけないし、弱すぎてもいけない。力んで強くなってしまえば相手が痛みを伴い、弱ければ想いの真剣さが伝わらないからだ。歌詞にあるような、“そっと きゅっと”な絶妙な力加減。そっと、という感じに戸惑いを、きゅっとに離したくないという想いが演出される。
“時は繰り返すことなく 流れ去るものなら”
“今 キミがそばにいること それは そう奇跡だ”
この力加減に、想いの強さがプラスされれば完璧である。むしろ、相手の手を握り締めた時に想いも一緒に付いてくることだろう。握り締める相手の体温にドキドキして、相手が当たり前のように隣にいることが奇跡級にスゴイことを。
握手は友好の象徴、そしてお互いの心を温かくする愛の形。
TEXT:空屋まひろ