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宇多田ヒカル「プレイ・ボール」を聴いて、恋愛の剛速球を投げ込んでみよう

恋愛のあれこれを、なにかに例えるのって、面白いですよね。 「『俺の彼氏でいるには、横綱級の努力をしてほしいんだ。』という彼の言葉をきいて、妙に納得してしまった」という雑誌の記事を読んで、読んでいる私のほうが納得してしまったことがありますが、これなんか、おもしろい例えですよね。


恋愛のあれこれを、なにかに例えるのって、面白いですよね。
『俺の彼氏でいるには、横綱級の努力をしてほしいんだ。』という彼の言葉をきいて、妙に納得してしまった」という雑誌の記事を読んで、読んでいる私のほうが納得してしまったことがありますが、これなんか、おもしろい例えですよね。横綱級、ということは、イケメンと恋愛するには、それはもう途方もない努力をしなければならないんだな、と思わせます。

今年、無期限の活動休止から復帰し、曲作りを再開する宇多田ヒカル。彼女の「プレイ・ボール」は、恋愛模様を野球に例えたユニークな歌です。

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生意気そうと思われる第一印象
気にしないで
そう最強の防御は時に攻撃だと言うでしょ

・・・


第一印象が生意気そうだと思われるのを、気にしないで。ここまでは分かります。「最強の防御は時に攻撃だと言うでしょ」。おや、さっそく勝負がはじまりましたね。
守り一方だと弱気になってしまい、かえって相手に攻められる。なので、攻撃しながら守る。スポーツやゲームなどで、よくいわれる考え方です。
これは、恋愛でも同じことが言えます。控えめで引っ込み思案でいると、相手の印象には残りません。少し生意気そうに思われるぐらいのほうが、相手に強い印象を与えることができるでしょう。「言うでしょ」の部分が、話しかけられている感じがして、なんだか、「最初から攻めていっても大丈夫!」と、宇多田ヒカルに、アプローチを応援されているみたいです。


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束の間の沈黙を破る question
九回の裏で魅せるピッチャーのように
I’m throwing my heart
一人でも続けると決めた misson
誰にでも好きと言えるわけじゃない
狙いを定めて
I’m throwing my heart at you

・・・

まさに、これから告白をしようという場面。
気まずい沈黙。それを破るように投げかけられる質問。「わたしのこと好き?」
野球でいえば九回裏、勝負を決する大事な場面です。勝負のゆくえは、ピッチャーが放られる球に託されます。意を決した告白。そう、それはまるで野球の剛速球、勝負球を投げ込む時のようです。

ピッチャーは孤独です。ひとりでマウンドに立ち、球を投げきらなければいけません。恋愛でも、片思いはある意味、孤独なものだといえるかもしれません。狙うは、ただキャッチャーミットのみ。好きな人に、受け止めてもらえることを願って。好きになったひとに狙いを定め、これまでの思いの丈を、言葉という球にして全力で放る。「I’m throwing my heart at you」。 “at you”で、さらに相手に狙いを定めている感じがしますね。

「プレイ・ボール」は、そのアップテンポなメロディーと、恋愛を野球の試合、まるで勝負のように例えている歌詞とで、片思いしている気持ちを盛り上げてくれる歌。
片思いしている方は、ぜひ、この曲を聴いて気合を注入してください。そして、恋愛の剛速球を、片思いの相手に投げ込んでみてくださいね。


TEXT:緑の瞳

シンガー・ソングライター 1983年1月19日生まれ 1998年12月9日にリリースされたデビューシングル『Automatic/time will tell』はダブルミリオンセールスを記録、15歳にして一躍トップアーティストの仲間入りを果たす。そのわずか数か月後にリリースされたファーストアルバム『First Love』はCD···

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