山中さわお、真鍋吉明、佐藤シンイチロウから成るスリーピースバンド・the pillows。彼らは、1989年に結成され、2000年代以降はアメリカをはじめとした日本以外の国での人気も得ています。2012年7月から、「バンドのメンテナンス&リハビリ」として活動を休止したのですが、2013年に活動を再開し、2014年で結成25周年を迎えたご長寿バンドでもあります。
そんな息の長い活動の中で、かなり高い人気を誇る曲が、「Funny Bunny」でしょう。「HAPPY BIVOUAC」にて初収録されたこの曲はアニメ「フリクリ」や漫画「SKET DANCE」の演奏シーンで使用されたことで幅広く知られるようになりました。
そんなthe pillowsの「Funny Bunny」の歌詞はコチラ↓
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キミの夢が叶うのは
誰かのおかげじゃないぜ
風の強い日を選んで
走ってきた
飛べなくても不安じゃない
地面は続いているんだ
好きな場所へ行こう
キミなら それが出来る
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本当に勇気付けられる歌詞ですよね。もし「私には夢も希望も無い」という方がいたら、それはきっと、まだ「風の強い日」の真っ只中にいるだけ。「風の強い日」の次の日は、必ず晴天になるものです。
これは、今から夢に向かおうとしている思春期の人や、人生の分岐点にいる人にも言えます。シビアな世界に飛び込んでも、夢を実現させられる人は、多くないかも知れません。けれど、やって無駄になる事は絶対にないし、地面は四方八方に続いているものだから、この歌詞のように自分の好きな場所に必ず行けます。今は自由に仕事をさせていただいてますが、病気で何年も寝たきり状態だった私が言うのだから、間違いありません!(笑)
前途の通り、この曲は「SKET DANCE」で使用されましたが、それがきっかけで「Funny Bunny(Rock Stock Version)」がTSUTAYAの無料レンタル限定シングルとしてドロップしたり、着メロダウンロードランキングで一位になったりと様々な現象が起こりました。
ちなみにシングル「Funny Bunny(Rock Stock Version)」のジャケットは「SKET DANCE」の作者である篠原健太が描き下ろしたものだそうです。
色んな意味で、贅沢なCDですね。
the pillowsが夢を追う人達を全力で応援するこの曲を作ったのは、きっと夢を追う人達も全力で夢を追っていて、それを素晴らしく感じたからではないでしょうか。また、自分達をもこの曲で鼓舞しようと思ったのかも知れません。いずれにせよ、この曲は出会った人を支えてくれる、最高の応援歌だと言えるでしょう。
TEXT:rie-tong
Vo, G 山中さわお、G 真鍋吉明、Dr 佐藤シンイチロウ。 1989年結成。2004年の結成15周年では、Mr. Children、ストレテイナー、BUMP OF CHICKENなどが参加したトリビュートアルバム『シンクロナイズド・ロッカーズ』をリリース。2005年からは海外での活動も開始し、7度のアメリカツアーの他、メキ···