青春がテーマの歌詞の解釈とは
多くのK-POPアーティストの中でも、特に勢いに乗る13人組ボーイズグループ・SEVENTEEN。2020年には世界での年間CD総出荷枚数が、310万枚を超えるなどのニュースで音楽界を賑わしました。
日本でもテレビ朝日系列番組のテーマソングに起用される活躍ぶりで、女性を中心にファン層を広げています。
そんな世界が注目するSEVENTEENが、2021年4月15日に日本での3rdシングル『ひとりじゃない』を配信リリースしました。
この楽曲は韓国7枚目のアルバム『Heng:garæ(ヘンガレ)』でも掲げられていた「青春」をテーマに、コロナ禍という難しい状況の中で夢を追う全ての人へのエールが込められています。
英語を使わず全編日本語で書かれた歌詞からは、メンバーたちの日本のCARAT(ファンの呼称)への優しい思いが感じられるでしょう。
ラップも含め全体的に爽やかな印象で、明るい気持ちで楽しめるはずです。
どんな内容になっているのか、今回はSEVENTEENからCARATへのメッセージという目線で歌詞の意味を考察していきましょう。
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夢の中 僕を呼ぶ声がして 目を覚ました
そばにあったはずの大切なもの失った気がしてさ
備忘録を読んでみたり
滲む夕陽 眺めて 来ない誰かを待ってみたり
だけどたったひとつ覚えてる言葉がある (忘れないで)
≪ひとりじゃない 歌詞より抜粋≫
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主人公の「僕」は眠りから覚めた時、「そばにあったはずの大切なもの」を失ったような喪失感を味わったようです。
「あったはず」や「失った気がしてさ」という表現から、自分でも本当のことが分からず思考がぼんやりしている様子が伝わってきますね。
何を失ったような気持ちになっているのかを知りたくて、「備忘録を読んでみたり」「来ない誰かを待ってみたり」しています。
ここで漂う寂しい雰囲気は、コロナ禍の影響で思うように音楽活動ができないもどかしい気持ちが反映されているのかもしれません。
しかし、その日々の中でも彼らが「たったひとつ覚えてる」、つまり大切にしている言葉とは何なのでしょうか。
メンバーからCARATへの大切なメッセージ
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"ひとりじゃない"
胸の中 ぬくもりで残ってるよ
心配しないで やがて夜が明け
必ず きっと会えるはずさ
≪ひとりじゃない 歌詞より抜粋≫
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彼らが大切にしているのは「ひとりじゃない」という言葉です。
コロナ禍でCARATと会えなくても、これまで受け取った応援が自分たちの心の中にしっかりと残っていると伝えています。
思わず心まで冷えてしまいそうな毎日の中で自分を想ってくれる人がいるという事実だけで、温かい気持ちになるものです。
ファンにとって大好きなアーティストと会えないのはつらいことですが、自分の声援がその人たちを励ましていると思うと少し心が軽くなりませんか?
夜は必ず明けて朝を迎えるように、今は会えないけれどまた会える日が必ず来るから「心配しないで」という優しい言葉に胸を打たれますね。
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いつも そばにいてくれたね
涙なんていらない だって ひとりじゃない
ひとりじゃないから
どんなスタートラインに立ったって
君のもとへ歩いていくよ
平行線の壁を超え 記憶にある夢が
手を差し伸べてくれるはずさ
≪ひとりじゃない 歌詞より抜粋≫
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彼らはどんな時もCARATが応援してくれた過去を振り返っています。
会えない寂しさはあるけれど、「ひとりじゃない」から「涙なんていらない」と思えるのです。
現状がどれほど苦しく思えても、先行きがどうなるか不安でも「君のもとへ歩いて行くよ」と歌えるのは、本当に「ひとりじゃない」と信じているからなのでしょう。
状況はいつまで経っても前へ進んでいないようにも思えますが、抱き続けてきた夢を捨てないでいれば、その夢がきっと前へ進むために支えになるはずだと励ましてくれています。
大切な過去があるから未来を信じられる
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思い出の中 君のこと 探しているとき
明日へ踏み出そう そう思えるから
ひとりじゃないと胸を張って言える
そばにいると 確かめるよ ひとりじゃないから
ひとりじゃない
≪ひとりじゃない 歌詞より抜粋≫
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彼らは会えない分、今までの思い出の中でCARATの存在を感じてくれていて、それが「明日へ踏み出そう」というやる気や勇気に繋がっているようです。
物理的な距離は遠くても、記憶を辿る度に「そばにいる」「ひとりじゃない」と感じているのはファンも同じではないでしょうか。
コンサートで会うことはできなくても、楽曲を聴いて過去のパフォーマンスを見ているだけでも彼らの存在を身近に感じられるでしょう。
そんな風にずっと想い続けていれば、ただ現状に嘆くのではなく希望を持ってまた会える日を楽しみに待てるはずです。
そしてSEVENTEEN自身もCARATのことを想い続けていると考えると、より晴れやかな気持ちでいられますね。
コロナ禍のために会えず寂しい思いをしていますが、このご時世だからこそこの楽曲が生まれとも言えます。
何度も聴いて、SEVENTEENとの絆を強めていきましょう。
「ひとりじゃない」と確信できる歌詞に注目
SEVENTEENの『ひとりじゃない』は、コロナ禍で落ち込む心をストレートな表現で慰め、勇気を与えてくれる応援歌です。大切な人たちと会えなくても決してひとりじゃないこと、必ずまた会える日が来るという希望を信じられる温かい歌詞に力づけられるでしょう。
MVにはコロナ禍を象徴するような要素が散りばめられていて、楽曲のメッセージがより強調されています。
約一年振りとなる待望の新曲であると共に、CARATへの真摯な思いが感じられるこの『ひとりじゃない』は人気曲になること間違いなしです!
≪LINK≫ SEVENTEEN Japan official site https://seventeen-17.jp/ SEVENTEEN Japan official YouTube https://www.youtube.com/c/SEVENTEENJapanofficialYoutube/ SEVENTEEN Japan official Twitter https://twitter.com/pledis_17jp SEVENTEEN Japan official LINE https://line.me/R/ti/p···