またもやTikTokから天才が登場！
音楽界に大きな影響を与える存在となった「TikTok」。これまでも『瑛人』や『もさを。』など様々なアーティストを送り出してきました。
そんなTikTok上で今最も注目されていると言っても過言ではないのが『WurtS』。
読み方は「ワーツ」です。
「神曲しかない」と評判のWurtSの楽曲の中でも、歌詞が様々な憶測を呼び話題となっているのが、今回ご紹介する『分かってないよ』。
同曲は2021年6月のデジタルEP『MAGICAL SOUP』のリリースに先駆け、5月にMVが公開されました。
登場人物は男性と二人の女性。
男性が清純そうなショートカットの女性と、クールなロングヘアの女性の間で揺れる姿が描かれています。
MVの冒頭、「こんな気持ちになるのは一体、いつぶりだろうか」というセリフが男性の声で入るため、楽曲の主人公は男性かと思いきやそうとは言い切れない様子。
この記事では1番がショートカットの女性の目線、2番が男性の目線という仮説のもと、MVを参考に考察していきます。
浮気されていた女性の思いとは
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随分前にさ
出会ったあの頃、あの子のことでさ
私「サイテー」なんてさ
隙あればあの子のことでうんざりさ
あれから時間は経って
あれから君は泣いて
「君は理解者」なんて言われても
何も分かってないよ
≪分かってないよ 歌詞より抜粋≫
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「私」という一人称が使われていることから、1番は女性の視点と仮定しましょう。
MVを見るとショートカットの女性がいきつけの喫茶店でロングヘアの女性とバッティングし、店を出ていく様子が描かれています。
その様子と「サイテー」というフレーズを元に考察すると、ここはショートヘアの女性の視点ではないでしょうか。
なんとなく自分以外の女性の存在に気づいていたし、それを最低だと思っていたけど、彼のことを嫌いにはなれなかった。
そんな心情が歌われているように思われます。
ちなみに、ここで出てくる「君」はおそらく彼氏のこと。
MVでもショートカットの女性を想う姿が映されているように、浮気がばれて色々考えていくうちに、ショートカットの女性の大切さに気づき涙したのかもしれません。
また、「君は理解者」というのは「君は許してくれるよね？」という彼の願いではないかと思われます。
では、一体何を「分かってないよ」のでしょうか。
サビの歌詞をチェックしてみましょう。
分かってないよきっと何もかも変わらないよ
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分かってないよ
きっと何もかも変わらないよ
ずっと「そばに居たい」なんてこと言われても
分かってないの?
変わらないよずっと
何もかも変わらないままの現実は
「夜を明かしたい」なんて顔しても
分からないよ
≪分かってないよ 歌詞より抜粋≫
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1番はショートカットの女性の気持ちであるという仮定のまま考察すると、ここでは「まだ彼のことが好き」という気持ちが歌われているのではないでしょうか。
「ずっとそばに居たい」なんて、改めて言われなくても思っているけど、浮気されたとしても彼のことが好きで、その気持ちは変わらないのでしょう。
でも、このままでいいのかは分からない。
そんな葛藤が歌われているように感じられます。
2番の歌詞は男性目線？
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随分前にさ
出会ったあの頃、あの子のことでさ
僕は「サイコー」なんてさ
向き合えば君は僕を嫌うかな?
あれから時間は経って
あれから君は泣いて
「君は理解者」なんて言われても
何も分かってないよ
≪分かってないよ 歌詞より抜粋≫
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2番では「僕」という一人称が使われていることから男性の気持ちであると考えられます。
ロングヘアの女性を気になり始めた時、素直にそれを伝えればよかったのではないかという迷いが歌われているようですね。
ちなみに、ここで出てくる「君」はショートカットの女性のことではないでしょうか。
浮気が発覚し泣いている様子が想像できます。
また、「君は理解者」というのは彼女のセリフであると考えられますが、これは「友達として付き合っていこう」というような趣旨の発言ではないでしょうか。
彼女はまだ関係を続けたそうな様子が歌われていたことも裏付けになりそうです。
しかし、それも「分かってないよ」とのこと。
一体どういうことなのでしょう？
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分かってないよ
きっと何もかも変わらないよ
ずっと「そばに居たい」なんてこと言われても
分かってないの?
変わらないよずっと
何もかも変わらないままの現実は
「夜を明かしたい」なんて顔しても
分からないよ
≪分かってないよ 歌詞より抜粋≫
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続いて1番と同じ歌詞が歌われますが、こちらは男性の視点なのでややニュアンスが違います。
恐らく、「変わらないよ」というのは男性の浮気癖のこと。
もしかしたら男性はショートカットの女性がまだ自分に好意を抱いていることに気づいているのかもしれません。
でも、そばに居たいと言われても、一夜を共にしたいと言われても、自分の浮気癖は変わらない可能性が高い。
そんな男心が歌われているのではないでしょうか。
歌詞から溢れ出す切なくも強烈な愛
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でもそれでも会いたくて
何がなんでも話したくて
頭の中を駆け巡れ
≪分かってないよ 歌詞より抜粋≫
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2回目のサビの後は強烈に相手を思う気持ちが歌われています。
MVでは男性とショートカットの女性がラブラブだった頃の回想シーンのようなものが映ることから、どちらかの気持ち、もしくはお互いの気持ちであると考えられますね。
この歌詞のあとはこれまでと同じサビが続き、最後は次のフレーズで締めくくられます。
本当は「分かっていたよ」
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分かっていたいよ
君の何もかも分かりたいよ
ずっと「そばに居たい」
「会いたい」を口にして
分かっていたいよ
変わりたいよ
今の何もかも変わりたいこんな僕達は
「夜が近い」なんて手を掴んだら
この街を出るの
≪分かってないよ 歌詞より抜粋≫
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「分かってないよ」から「分かっていたいよ」という歌詞に変わっていますね。
この部分はどちらかの気持ちではなく、もしかしたら2人の気持ちなのかもしれません。
心のどこかでは彼女の思いや彼氏の浮気癖に気づいているけど、改めてお互いのことをちゃんと分かりあいたい。
その気持ちを持ってもう一度愛し合えたら、また別の世界が広がりそう、という希望にも似た気持ちが歌われているように思います。
しかし、MVでは2人の関係性は修復されないまま。
最後は彼女の切ない気持ちと、彼の手を振り払う映像で終わります。
タイトル通り、お互いの気持ちを「分かってないよ」状態のすれ違いが続き、ハッピーエンドは迎えられなかったようです。
MVを見て自分なりの考察を楽しもう
今回の考察はあくまでも個人の見解です。もしかしたら全て同一人物の視点かもしれませんし、どこかに浮気相手の女性の視点も含まれているかもしれません。
ぜひドラマ仕立てのMVを見ながら、それぞれの考察を楽しんでみてくださいね。
