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SEKAI NO OWARI「バードマン」歌詞の意味を考察!今のセカオワだからこそ歌える朝ソング?

SEKAI NO OWARIの『バードマン』はめざまし8のテーマソングです。6thアルバム『scent of memory』に収録されることも決定していますよ。セカオワ話題の新曲『バードマン』の気になる歌詞の意味を徹底考察します。

「バードマン」ってどういう意味?

SEKAI NO OWARIの『バードマン』は、フジテレビ系『めざまし8』のテーマソングに起用された楽曲です。

『めざまし8』は朝のニュース番組なので、夜のイメージが強いセカオワがテーマソングを担当することに驚かれた方も多いのではないでしょうか。

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おはよう Early bird
飛べない鳥の名前が
こんな僕の
始まりによく似合うな
≪バードマン 歌詞より抜粋≫
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朝のニュース番組らしく「おはよう」という挨拶から始まる冒頭。

続くのは「Early bird」という単語で、「早起きな人」を意味します。

語源は「The early bird catches the worm.(朝早い鳥は虫を得る)」という英語の言い回しから来ているようです。

日本のことわざである「早起きは三文の得」と同じような意味ですね。

実は、「Early bird」という単語には他にも「周りよりも早く動くことで得をする人」という意味もあります。

この意味を踏まえると、続きの歌詞の「飛べない鳥」は、「周りよりも早く動けない人」と解釈できそうです。

early birdにおはようと挨拶しますが、「僕」のことは飛べない鳥と表現しています


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おはよう Early Bird
頑張れたらそうしたいよ
こんな所で 道草食ってるけど
≪バードマン 歌詞より抜粋≫
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この歌詞では、「頑張れたらそうしたいよ」という言葉が印象的です。

できるなら周りよりも早く動ける人になりたいけど、自分にはそれがとても難しいことなのだという嘆きにも聞こえます。

早く動ける人の背中を押すだけでなく、早く動けない人の背中も優しくさすってくれる音楽だと言えるのではないでしょうか。

タイトルが「Early bird」ではなく「バードマン」なのは、早く動ける人もそうでない人も含めて、心に翼をもって飛ぼうとしている人を応援したいという想いが込められているのかもしれません。

未来への不安と期待が入り混じる歌詞


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何で今
容赦もなく
始まった今日は
こんなに眩しいんだ
今日も何も出来ない
そんな日がまた終わっていく
でもきっと 明日は ああ
≪バードマン 歌詞より抜粋≫
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この歌詞では、「容赦もなく始まった今日」という表現が特徴的です。

言葉を補うと、「(自分は望んでいないのに)容赦もなく始まっ(てしまっ)た今日」と言い換えられるでしょう。

今日起こる出来事に対する不安な気持ちが込められているのかもしれません。

一方で、続きの歌詞は、今日を「こんなに眩しいんだ」とも表現。

日の眩しさに目を細める姿と、不安から目を背けたいと思いながらも期待を込めて先を見てみたいという心情が重なるような気がします。

「眩しい」という表現には、不安と期待が入り混じっているのかもしれませんね。

暗い過去が明るい今日に繋がる


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Early bird
最悪だった昨日も
あんな酷い 想いをしたあの日も
きっと今日の
為だったんだと
言える準備は
いつでもしておくから
≪バードマン 歌詞より抜粋≫
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この歌詞からは、酷い思いをした暗い過去も、明るい今日に繋げることができるというメッセージが伝わってきます。

『バードマン』の作詞はSaoriとFukaseですが、暗い過去を乗り越えてきた2人だからこそ書ける歌詞だと言えそうです。

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おはよう Early bird
何も寝てた訳じゃないさ
どんな日々も 何とか繋げてきたから
≪バードマン 歌詞より抜粋≫
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「何も寝ていた訳じゃないさ」という歌詞からは、早く動けずにいた不器用な過去も、サボっていたわけではなく、一所懸命に生きてきたのだというメッセージが伝わってきます。

「何とか繋げてきたから」という言葉には、自らの経験に裏打ちされた力強さが感じられますね。

数々の苦難を乗り越えてきた、セカオワらしい深みある表現です。

対比する歌詞がセカオワの歩みそのもの

これまで考察を進めてきたように、『バードマン』の歌詞は「不安と期待」や「暗い過去と明るい今」を対比させながらメッセージを伝えています。

夜のイメージが強いセカオワが朝のテーマソングを歌うこと自体も、「朝と夜」の対比だと言えるかもしれません。

▲SEKAI NO OWARI「バードマン」

加えて、MVは日常的なシーンの数々が収められた映像となっています。

「非日常と日常」という対比もあるのかもしれません。

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きっと今
容赦もなく
始まった今日が
こんなに愛しいんだ
こんなに眩しいんだ
こんなに愛しいんだ
≪バードマン 歌詞より抜粋≫
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最後の一節には日常の愛しさが表現されており、非日常に救いを求めてきた彼らが、日常を愛しく思えるようになったと捉えることもできそうです。

夜・不安・暗い過去・非日常を歌ってきたセカオワが、『バードマン』では朝・期待・明るい今・日常を歌っています。

それはまるで、バンド名を‟世界の終わり”にするほどに深いどん底にいた状態から、多くの人々に愛されるようになったSEKAI NO OWARIというバンドの歩みそのものを表現しているかのようです。

2010年、突如音楽シーンに現れた4人組バンド「SEKAI NO OWARI」。 同年1stアルバム「EARTH」をリリース後、2011年にメジャーデビュー。 圧倒的なポップセンスとキャッチーな存在感、テーマパークの様な世界観溢れるライブ演出で、子供から大人まで幅広いリスナーに浸透し、「セカオワ現象」とも···

この特集へのレビュー

そのほか

2021/12/23 18:01

分かりやすい

男性

やあ

2021/09/15 10:09

さすがです、わかりやすかったです

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