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[Alexandros]「閃光」歌詞の意味を考察!新体制のドロスが描く新しい世界

[Alexandros]が2021年5月5日に通算19枚目のシングル『閃光』をリリース。同楽曲は、映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』の主題歌に起用されています。映画に通じる世界観を持ちつつ、今の[Alexandros]を象徴するような雰囲気も感じる『閃光』。歌詞の意味を考察します。

[Alexandros]「閃光」はガンダムの主題歌!

▲[Alexandros] - 閃光 (MV)
3月にベストアルバムをリリースした4人組ロックバンド [Alexandros] が、早くも新曲をリリース。

2021年5月5日発売のシングル『閃光』は、2021年6月11日(金)公開予定の映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』の主題歌に起用されています。

映画の原作は、1989年から1990年にかけて刊行された富野由悠季の小説作品。

主題歌制作にあたり、作詞作曲を担当した[Alexandros]ボーカル・川上洋平は、小説3巻をすべて読み込み、刺激を受けたとコメントしています。

少し映画の話に触れると、『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』の主人公ハサウェイは、1988年公開の映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』に登場したキャラクター。

初登場時は13歳の少年だったハサウェイは、今作で立派な青年に成長しています。

それを踏まえて『閃光』の歌詞を見ると、「赤子」「子供」「大人」と人の成長に関する描写があるのに気づくでしょう。

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Blinding lights are fading out from the night
あどけない夢掲げた
痛みを知らない赤子のように
≪閃光 歌詞より抜粋≫
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Thunders calling to my ears all the time
揺れる心隠した
痛みを覚えた子供のようにって
≪閃光 歌詞より抜粋≫
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Blinding lights are falling down from the sky
あどけない夢思い出す
心を落とした大人のように
≪閃光 歌詞より抜粋≫
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まるで、時を重ねたハサウェイの姿を映しているようですね。

そんな、[Alexandros]の『閃光』の歌詞の意味を考察していきましょう。

歌詞で描かれる未来への希望


『閃光』全体を通して描かれているのは、「新しい世界へ向かう主人公の姿」と言えるのではないでしょうか。

まず、1番AメロからBメロにかけての歌詞を見ていきましょう。

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I'm scared to death and it's so cold all the time
当たり散らし乱れた
認めたくない過去思い出して
≪閃光 歌詞より抜粋≫
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『閃光』の歌詞の主人公は、いつも「death(死)」や「cold(寒さ)」におびえていました

まるで、誰か大切な人を失った過去を認めたくないように。

このあたりは、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の物語と繋がる部分もあるのかもしれませんね。

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Take the sword and get prepared for the fight
気づけばいつのまにか
新しい世界に染まりだしていく
Teach me how to fly
これ以上泣かないで
羽ばたけるように
≪閃光 歌詞より抜粋≫
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そんな中で、主人公は「sword(剣)」を手にして戦う準備をします。

「飛び方を教えてくれ」と願い、「これ以上は泣かない」と自分に言い聞かせているようですね。

これらの歌詞から、主人公は今の自分から変わる決意をしているように思います。

主人公を奮い立たせたのは誰?


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鳴らない言葉をもう一度描いて
赤色に染まる時間を置き忘れ去れば
哀しい世界はもう二度となくて
荒れた陸地が こぼれ落ちていく 一筋の光へ
≪閃光 歌詞より抜粋≫
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くだらない言葉をもう一度叫んで
誰にも染まらない心抱いたなら
新しい世界はもうそこにあって
開け放たれた 碧すぎる空 一粒の涙
≪閃光 歌詞より抜粋≫
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『閃光』のサビの歌詞は、1番と2番で対のようになっているのが印象的です。

例えば、「哀しい世界」と「新しい世界」、「荒れた陸地」と「碧すぎる空」。

そして、同じように対になっているのが、サビ直前のセリフのような歌詞です。

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“Just take one deep breath
And hold it still until you see your enemies inside
your scope"
≪閃光 歌詞より抜粋≫
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“Gonna take one deep breath
And hold it still until I see my enemies inside the
scope"
≪閃光 歌詞より抜粋≫
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1番は「あなたの敵たちが見えるまで動かずに」と呟く「鳴らない言葉」、そして2番は「自分の敵たちが見えるまで動かずに」と呟く「くだらない言葉」。

おそらく、1番のセリフは「主人公が聞いた声」、2番のセリフは「主人公自身の声」なのではないでしょうか。

そうだと仮定した場合、1番の主人公が聞いた声の主は誰だったのでしょうか。

「鳴らない」としていることから、もしかしたら既にこの世界にはいない人物なのかもしれません。

もし、主人公が失った大切な人であり、その人の言葉を思い出しているのだとしたら、主人公が大きな勇気を振り絞って敵に立ち向かっている様子が感じられますね。

また、歌詞は主人公が実際に「敵」と戦う意味にとれる一方、「死をおびえる過去の自分」と戦っている意味にもとれるように思います。

主人公は過去の「哀しい世界」から、未来の「新しい世界」へ向かおうとしているのでしょう。

今の[Alexandros]にも通じる歌詞


『閃光』の歌詞全体からは、明るい未来へ進んでいこうとする主人公の希望が描かれているように感じます。

なお、[Alexandros]は勇退したドラム担当の庄村聡泰に代わり、サポートをしていたリアド偉武が2021年4月に正式加入しました。

『閃光』はリアド偉武が新メンバーとして加入後、初のシングルとなります。

曲は2020年に出来ていたとインタビューで語っているので意図したわけではないと思いますが、『閃光』は新しい体制で再出発した[Alexandros]自身とも重なる部分があるのではないでしょうか。

疾走感のあるメロディーと、希望に満ちた歌詞が印象的な[Alexandros]の『閃光』。

映画はもちろん、今後のライブでの披露も楽しみな1曲ですね。

[Alexandros]ー東日本ではアレキ、西日本ではドロス。まるでマクドとマック論争のようにファンの間で愛称が二分される。 2010年インディーズレーベルRX-RECORDSから1stアルバム「Where‘s My Potato?」でデビュー。 リリース後はロックシーンやメディアに大きな衝撃を与え、瞬く間にその名を轟···

この特集へのレビュー

男性

シガ

2021/10/21 08:07

一番は決意したというよりも「新しい世界に染まった結果泣かないために飛び方を覚えるしかなかった」ってだけに見えたなー
荒れた陸地ってなんの比喩だろうね

男性

かむ

2021/09/25 04:22

ハサウェイはもう個人としては壊れていてゆっくり休もうと本人は思っているんだけど自分しか体験していない理解していない世界の理みたいなものを知ってしまった以上、現状を座視出来ない。かといって誰かの思想に妄信的に乗っかれる程、子供でもなくて、結局己れの信じた道を突き進むしかないんだけどそこには葛藤しかないっていうのが「閃光のハサウェイ」。
原作は疾走感なんて無くて個と公の狭間で自問自答してるハサウェイが葛藤しつつも前に進もうとする姿がメイン。
[ALEXANDROS]の『閃光』はそんなハサウェイの心情を理解した上で突き進む時の疾走感を与えてくれたキーサウンドだ。
物語一部、否、心臓といって良いかもしれない。

男性

風呂鹿

2021/08/02 17:48

「明るい未来へ進んでいこうとする主人公の希望」なんですが、それに至る過程と動機、そして葛藤をメインに歌った歌詞なんじゃないのかなと。

地球に住む人と宇宙に住む人の間に軋轢が生まれる理不尽な世界の実情を語り、それを変える考え方と理屈をシャアが教えてくれた。
でも、その光によって生まれる影。
その影こそが、自分が本当に求めていたものだったのだ。
だから赤色(シャア)に染まる時間を置き忘れ去さり、誰にも染まらない心を抱き、影を照らす一筋の閃光になりたい。

「鳴らない言葉」「くだらない言葉」とはこの理屈も無く、すごく現実味がなさそうで、青臭く本当にくだらなく聞こえるので鳴らすことをいつしかしまい込んでしまった考え方であり、アムロが示した奇跡のことを指しているんじゃないかと。

総じて、社会に対してその人が期待されていること、やらなけれならないことに染まってしまうんじゃなくて、自分がやりたいと直感する衝動に従って動き、世界を良くすると決意表明した歌詞。
ハサウェイを題材にクリエイターであるAlexandros自身や富野由悠季のもつ二面性と苦しみを歌った曲なんじゃないかなぁって思います。

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