「Perfume」が約1年ぶりに新曲をリリース!
音楽プロデューサー・中田ヤスタカがプロデュースするアーティスト『Perfume』が新曲『ポリゴンウェイヴ』を配信リリースしました。
同曲は2020年9月にリリースした『Time Warp』以来約1年ぶりとなる作品で、音楽番組「ザ・マスクド・シンガー」のテーマソングに起用されたことでも話題になっています。
ちなみに、「ザ・マスクド・シンガー」とはマスクを被った人物のパフォーマンス見て、誰かを当てるという世界50カ国で放送されている音楽ライブエンターテイメント番組。
その日本盤である同番組には、Perfume本人もパネリストとしての出演することが決定しています。
楽曲にはどのようなメッセージが込められているのか、歌詞をチェックしていきましょう。
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人工の星たちが煌めく
キミと私の仮想ゲーム
ビルたちもリズムに合わせて
「都会でしょ」って気取ってるの
≪ポリゴンウェイヴ 歌詞より抜粋≫
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冒頭で歌われているのは未来の様子でしょうか?
中田ヤスタカらしいテクノ調のサウンドと相まって、非現実的な世界観が連想されます。
感情がないはずの「作り物」が泣いている?
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ポリゴンウェイヴ 涙って
カクカクしたって流れるわ
作り物だらけの世界で 感じたい
夢って何?
≪ポリゴンウェイヴ 歌詞より抜粋≫
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ポリゴンは「多角形」という意味を持つ単語ですが、平面的な図形ではなく3次元のコンピューターグラフィック表現するときに使われる立体的な多角形をさすことが多いです。
ウェイブはおそらく「波」を表す単語。
つまりここではCGのような作り物が涙を流す様子が歌われているものと思われます。
ロボットにはあまり感情がないようなイメージがありますが、なぜ涙を流しているのでしょうか?
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今が夢
キミの夢
ボクの夢
コレハユメ?
≪ポリゴンウェイヴ 歌詞より抜粋≫
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様々な技術が発展した未来の様子を歌っているのだと仮定すると、まさしく楽曲で歌われている「今」は夢のような状態。
「キミ」や「ボク」が抱いた夢の世界が実現したのかもしれませんね。
しかし、「涙はカクカクしてても流れる」という意味のフレーズから、どんなに技術は進んで便利な世の中が訪れようとも、何らかの悲しみが存在する様子がわかります。
また、同発言から楽曲の主人公は「カクカクしていなかった時代」にも存在していた可能性が考えられますね。
つまり、どんなに便利な世の中が訪れようとも、感情に勝るものはないというメッセージが込められているのではないでしょうか。
主人公の寂しさを感じるフレーズに注目
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体温がなくて
そばに誰もいないなんて
言葉が出なくて
宙に手を伸ばしたって
La La La
≪ポリゴンウェイヴ 歌詞より抜粋≫
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続くCメロの歌詞では、主人公の失望にも似た寂しさが歌われています。
一体楽曲で歌われているのがどれほどの未来なのかは想像できませんが、どんなに便利になっても心にある孤独や寂しさが消えることはないようです。
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人工の太陽が眩しくて
ボクはキミが見られなくて
そうきっと景色のせいにして
「都会でしょ」って気取ってるの
ポリゴンウェイヴ 涙って
カクカクしたって流れるわ
作り物だらけの世界で 感じたい
夢って何?
今が夢
キミの夢
ボクの夢
コレハユメ?
≪ポリゴンウェイヴ 歌詞より抜粋≫
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こちらは楽曲後半の歌詞。
何でも叶う便利な世の中だからこそ、自分の力で成し遂げる「本当の夢」を感じたい。そんな主人公の気持ちが込められているのかもしれませんね。
最後の「コレハユメ?」というフレーズは、「本当の夢を抱きたい」という主人公の思いに対しての問いかけのようにも感じられます。
楽曲全体を通して様々な解釈ができると思いますので、ぜひみなさんも『ポリゴンウェイヴ』を聴いてオリジナルの考察を楽しんでみてください。
Perfumeのパフォーマンスも必見!
未来感溢れるサウンドや歌詞が印象的な『ポリゴンウェイヴ』。
しかし、その奥に込められているのは感情や夢の大切さかもしれませんね。
同曲のMVはまだ公開されていませんが、音楽番組にてPerfumeがライブパフォーマンスを披露しています。
Perfumeらしいキャッチーなダンスが披露されていますので、今後の出演機会や動画配信サイトなどでぜひチェックしてみてくださいね。