亡くなった友人に向けた歌詞
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初めは嫌いだった
君も同じだったと
君が僕を嫌ってそうだったから
君も同じだったと
聞いたのはそのずっとあと
≪tears 歌詞より抜粋≫
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冒頭の歌詞では「君」との出会いを振り返る様子が描かれています。
「初めは嫌いだった」という歌詞からは、第一印象は悪かったものの、仲良くなり「君」がかけがえのない存在となったことが伝わってきます。
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調子はどうだい 飯は美味いかい wi-fiはあるかい
返事がないから 無いんじゃないかと思っているけど
無視してるならタダじゃおかない
僕もいつか行く予定だけど 君がちゃんとガイドしてくれよ
≪tears 歌詞より抜粋≫
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続く歌詞では、飯やwi-fiなど「君」のいる場所についての質問が投げかけられます。
作詞者であるFukaseがよく知らない場所に「君」はいるのかもしれませんね。
「僕もいつか行く予定」という歌詞があるので、今はよく知らないけどいつか行く場所、つまり「君」がいる場所は天国だと考察できそうです。
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言葉になれなかった
この僕の想い達は
わざわざ言わなくても
解るだろ兄弟
≪tears 歌詞より抜粋≫
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歌詞には「兄弟」という言葉が出てくるので、亡くなった男友達に向けてつくられた曲なのかもしれません。
彼を亡くした想いは言葉にできるものではなく、歌詞として表現した言葉以上に、言葉にしきれなかった想いがFukaseの中にあるのではないでしょうか。
tearsは出会えたことの喜びに零れる涙
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思い出すのはさ
君の笑顔なんかじゃなく
悪い顔だったりするんだ
涙が零れた
君に出逢えて良かったと思う度に
≪tears 歌詞より抜粋≫
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笑顔ではなく、悪い顔を思い出すという内容の歌詞からは、友人との親密な関係性が垣間見えます。
いたずら好きの友人だったのかもしれませんね。
大切な存在だからこそ、思い出すと涙が零れてしまうのでしょう。
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woah
tears
woah
cheers
≪tears 歌詞より抜粋≫
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「tears」と「cheers」という英単語が出てきます。
「tears」は曲名にもなっており「涙」を意味する言葉です。
「cheers」は「乾杯」や「ありがとう」を意味するほか、カジュアルな挨拶としても使用されます。
友人や仲間に向けた「よお、元気か?」「またね」といったニュアンスで使われる、気さくな表現です。
友人を失った深い哀しみを抱えながらも、ポップな曲調に仕上げているのは、友人の人柄がそうさせているのかもしれませんね。
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帰りの列車
思い出す色んな事
笑ったら涙が零れた
ぽつりぽつりぽつりぽつりと
嬉しい事がこんなに悲しい
涙が零れるほど嬉しい
いつかきっとまた
≪tears 歌詞より抜粋≫
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列車に揺られながら、友人との思い出にふけるFukaseの姿が思い浮かぶ歌詞です。
「笑ったら涙が零れた」という歌詞からは、友人について思い出すのは笑える思い出だということが分かります。
楽しい人柄の友人だったのだと想像できる歌詞ですね。
ただ、笑っても零れるのは涙なのが、喪った哀しみを強く感じさせます。
「涙が零れるほど嬉しい」という歌詞は、涙が零れることで、喪った哀しみの深さを痛感すると同時に、それほどまでに大切だと思える人に出会えたことの幸せを感じたというニュアンスが込められているのかもしれません。
友人を喪った哀しみだけでなく、友人の人柄のあたたかさや、出会えたことの喜びが表現された音楽です。
セカオワ初の展覧会のテーマソング
『tears』は2022年4月下旬から5月上旬にかけて開催予定であるSEKAI NO OWARI初の展覧会のテーマ曲となっています。
SEKAI NO OWARI展覧会「THE SECRET HOUSE」は、セカオワの歴史を振り返るような内容で、ファンとメンバーを繋ぐというコンセプトがあるようです。
『tears』の歌詞を、自分がいる世界と友人のいる天国を繋ぐ内容だと捉えると、ファンとメンバーを繋ぐという展覧会のコンセプトとも重なる部分があると感じます。
また、『tears』はニューアルバム『scent of memory』に収録されており、他にもアルバム収録曲としてフジテレビ系『めざまし8』のテーマソングやドラマ主題歌、CMソングなどが入っています。
アルバムは通常盤の他に初回限定盤とキャンドル盤があり、1万セット限定販売となるキャンドル盤の特典には、SEKAI NO OWARIプロデュースの缶入りアロマキャンドル12個ボックスセットが付いてきます。
12曲のアルバム収録曲に合わせた香りが楽しめますので、『tears』をイメージした香りも楽しめるようです。
さらに2021年11月からは、アリーナツアーの開催も決定。
歌詞はもちろん、香りやライブなどいろいろな楽しみ方で味わってみると良いかもしれません。
2010年、突如音楽シーンに現れた4人組バンド「SEKAI NO OWARI」。 同年1stアルバム「EARTH」をリリース後、2011年にメジャーデビュー。 圧倒的なポップセンスとキャッチーな存在感、テーマパークの様な世界観溢れるライブ演出で、子供から大人まで幅広いリスナーに浸透し、「セカオワ現象」とも···