7週連続リリースの第一弾!
2021年3月から「Sunday Goods」をテーマに楽曲を連続リリースし続けている男性ミュージシャン『平井 大』。
これまでは3週間に1度のペースで日曜に配信していましたが、7〜8月は「Sunday Goods -Special Summer Edition-」と題して7週間連続配信することが発表されました。
夏を彩る第一弾としてリリースされたのは『小さな丘の木の下で』という楽曲。
まるで一つの物語のような、切ないストーリーをチェックしてみましょう。
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小さな街を見下ろす
小さな丘の上の
春の日の木の下で出会った
シャイゆえに強気な少年と
ウソが大キライな少女の
尊く甘く長く永い物語さ
≪小さな丘の木の下で 歌詞より抜粋≫
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まず歌われているのは、物語に登場する2人の出会い。
少年と少女であることから、2人の出会いは幼少期だったことがわかりますね。
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それから何をするにも一緒だった
夏の太陽も秋空も冬の星の下も
気づけばずっと小さく感じる
あの丘の木の下で
君を世界一幸せにするねと、6月のキスをした
「私が死ぬまで死んではダメよ」なんて泣き笑う彼女
「大丈夫、君が最後に見るのは僕さ」なんて片膝をついた彼
≪小さな丘の木の下で 歌詞より抜粋≫
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その後一緒に成長した2人は、ついにとある6月に結ばれた様子。
会話のやり取りから、2人がとても深く愛し合っていることが伝わってきます。
この後、2人は一体どうなるのでしょうか?
幸せな毎日を襲った突然の別れ
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小さな家を建てて
いつもの丘の上の
木の下で気づけば増えていった
大量の洗濯物と
賑やかな笑い声と
あの日のまま変わらないふたりの姿
彼はずっとこんな日々が続くと思っていた
≪小さな丘の木の下で 歌詞より抜粋≫
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続く歌詞で歌われているのは幸せな2人の様子。
「大量の洗濯物」という歌詞から考察すると、子供にも恵まれたのでしょう。
家族みんなで賑やかに過ごしつつも、出会った時のままお互いを思い合う2人。
とても理想的な関係であることが伺えますが、最後の1行に注目してみましょう。
「続くと思っていた」というフレーズから、この関係が続かなかったことが伺えます。
家を建て、可愛らしい子供たちにも恵まれた彼らに何があったのでしょうか。
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そんなある日彼女が突然旅立った
小さな街を見下ろす小さな
あの丘の木の下で
ウソがキライな彼女らしいとその寝顔にキスをした
≪小さな丘の木の下で 歌詞より抜粋≫
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この歌詞から推測されるのは、彼女の死別。
幸せな日々を過ごしていた家族を、永遠の別れが襲ったようです。
あまりにも突然すぎる展開に、胸がギュッと締め付けられますね。
彼が最後に伝えたメッセージに涙
ウソが嫌いな彼女に、「世界一幸せにする」という言葉で告白をした彼。
そんな彼女との永遠の別れに直面した彼は、最後にこんなメッセージを投げかけます。
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「私が死ぬまで死んではダメよ」なんて泣き笑う彼女
「大丈夫、君が最後に見るのは僕さ」なんて片膝をついた彼
≪小さな丘の木の下で 歌詞より抜粋≫
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彼女を世界で一番幸せにできなかったのは、自分が一番幸せだったから。
「ウソ」という表現に値するのかわかりませんが、とても温かく、優しいウソですね。
彼が彼女を心から大切に思っていたこと、そして2人が強い信頼で結ばれていたことが伝わってきて、思わず涙してしまいそうです。
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愛する彼女が見下ろす
小さな丘の上の
木の下で彼は今日も暮らす
≪小さな丘の木の下で 歌詞より抜粋≫
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こちらは楽曲の最後のフレーズ。
彼女の死から何十年も経ったあとの様子でしょうか?
いまだに彼が彼女を思い、たくさんの思い出を大切に生きている様子が伺えます。
悲しいけれど、とても美しい物語ですね。
リリックビデオにも注目!
切なくも美しい恋物語を歌った『小さな丘の木の下で』。同曲にはリリックビデオが制作されています。
楽曲の世界を表現した素敵な背景とともに視聴すると、より深く世界観に浸ることができますよ。
ぜひチェックしてみてくださいね。