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【インタビュー】『詠み人知らずの青春歌』で卒業のわーすた坂元葉月、これまでで一番好きな歌詞は!? (1/2)

坂元葉月の卒業シングルとなる『詠み人知らずの青春歌』をリリースしたわーすたが、5人揃って最後のインタビューに答えてくれました。

坂元葉月ラストシングル『詠み人知らずの青春歌』

──葉月ちゃんの卒業に対するみなさんのコメントをHPで拝見しましたが、あれは泣きます!寂しさがなくなるわけじゃないですけど、メンバーのみんなも私も、ファンの皆さんも、同じ気持ちでいることがわかりました。いまだにこの気持ちをどうしたらいいのか私自身わからないままなのですが…卒業発表から少し時間が経って、メンバーの皆さんは気持ちに変化ありました?



廣川奈々聖:私は発表するまでがすごく暗い気持ちで、どうしたらいいんだろうってなかなか前を向けなかったんですけど。
発表するにあたって気持ちも整えていざ発表したら、ファンの方たちの方が悲しんでいるのがわかったから、逆に元気でいなきゃというか、ファンの方たちがいるからそう思えたような感じで。

発表してからの方が残りの時間を大事にしようとか、先に向けた気持ちを持てるようになりました。


──発表が一つの区切りになったようなところもあったんですね。

小玉梨々華:はい、私たちも同じ気持ちです。


──葉月ちゃんご自身は、発表以降、卒業後のことを考えたりとか、やりたいことができたとか、気持ちに変化はありました?



坂元葉月:あぁ…もちろん卒業後のことは考えたりもするんですけど、自分の中でも意外と想像がついていないっていうのが大きくて。
10年間もアイドルをやっていて、わーすたとしては7年目で、ずっと毎日メンバーと一緒にいたから、卒業した次の日からひとりになるってどんな感じだろうって…


──わぁ…(※卒業翌日を想像して泣きそうになる)。

全員:(笑)!!!

坂元葉月:ずっとこのお仕事をさせてもらっていたからこそ、そのほかのことを何も知らなくて。

社会に出たときに自分が何が得意で何が不得意なのかとか全然わからないので、これから先に絶対にこれをやりたいとか、決まっているわけじゃないんですけど、私が卒業して離れたとしてもメンバー間の仲の良さは変わらないと思うので、みんなと一緒に、別の場所にいても頑張れたらいいなって思っています。


──葉月ちゃんのラストシングルとなる『詠み人知らずの青春歌』ですが、受け取ったときの印象、感想を聞かせてください。



坂元葉月:楽曲を作る前に、どういった曲を歌いたいとかある?ってスタッフさんに聞いてもらって。そのときに、疾走感があってみんなで一緒に歌える曲がいいですってお伝えしたんです。それでなんとなく想像していたもの以上の素敵な曲が来て、仮歌を初めて聞いた時から「これはもう神曲です!!!!」って思ったし、メンバーがそれぞれレコーディングして出来上がったものを聴いた時に、やっぱわーすたの声いいなぁ♡って。

メンバーのことが好きだから、メンバーの声で聴くとよりいい曲でした。自信持って出せる曲になりました!


──また泣きそう...(笑)。

廣川奈々聖:毎クエスチョンごとに(笑)!

全員:(笑)!


──本当に、前走のピアノの音を聴いただけで葉月ちゃんの卒業とリンクして泣ける曲になると、いや、なってます。

全員:うんうん。


──それに歌詞が難しくて。ひとつの意味やシーンを特定しない感じがまた素敵ですよね!葉月ちゃんの卒業ソングとして聴いたら「陽炎 遠くで揺れる」あたりの歌詞はライブのこと言ってるのかな?と思ったり。だとしたらお客さんのこと「蝉」て言ってるんですけど(笑)。



全員:(爆笑)!!!

坂元葉月:「賑やかしい蝉のコール」(笑)!!

廣川奈々聖:その解釈も面白いです(笑)。


──タイトルに"青春歌(ラブソング)"とあるので、ラブソングとして聴いたらまた別の解釈になりますしね!?作詞家さんが最近になってご一緒されるようになった方ですけど、歌詞について解説があったりは?

廣川奈々聖:特になかったんですけど、レコーディングの時とかにスタッフさんづてでそういう話を聞いたりはしました。

松田美里:自分たちで歌詞を噛み砕いてレコーディングに挑みました!


ラストレコーディングは…?

──ご自身のパートで、特に歌詞の意味を踏まえてレコーディングに臨んだっていうような印象に残っている部分があればお聞きしたいです。



三品瑠香:私は「青春は矢の如し 迷ってられないや」っていう落ちサビの部分ですね。すぐに過ぎていく時間を迷って止まっていられないっていう気持ちを、自分にも聞いている人にも強く伝えられるように歌えたらと思って歌いました。

廣川奈々聖:私は2番サビの「いつか 消えちゃう 炭酸の泡みたいに」っていうところなんですけど、瑠香が言った部分と同じ思いを歌っているところで本当に青春ってキラキラして見てるけど一瞬で儚くて。そういうことを「炭酸の泡」って喩えているので、本当に消えていっちゃう!っていうような歌い方ができたらと思って歌いました!


──そのフレーズ可愛かったです!「炭酸の泡」とかそういう表現、わーすたの曲に多くないですか!?

全員:あぁ〜!

廣川奈々聖:水をテーマにしているような歌詞が多いですね!


──なるほど!すみません、先ほどの質問に戻ります。

松田美里:私はサビの頭にある「琥珀色」とか「群青色」って色が歌詞に出てくる部分で。

葉月のイメージってやっぱり担当カラーもあって黄色のイメージだから、歌詞の通りに「琥珀色に染まる君」を葉月に置き換えてイメージしたし、「群青色 揺れてた」って歌詞は葉月の穏やかでニコニコしているヒマワリみたいな葉月と、その背景にある空をイメージできるなって思いながらフワフワしているような穏やかな気持ちで歌いました。

小玉梨々華:私は最後の「君が 僕が 笑って 歩いたこと」っていうところで…


──…わかる(泣)!

廣川奈々聖:まだ何も言ってない!!(笑)

小玉梨々華:もう終わっても大丈夫(笑)?


──ごめんなさい!気持ちが先走りすぎました…



小玉梨々華:今までのことを想い出すような歌詞なので、これまでの葉月との想い出を大切にこの1フレーズで伝えられるように歌おうと思ってレコーディングに臨みました!

坂元葉月:私ははじめの方の「僕ら笑ってた きっと恋をした」っていう歌詞の部分です。はじめラブソングだと思って歌詞を見ていたから、青春時代の恋のことを書いているのかなって思ってたんですけど。

「僕ら笑ってた」って言っているから、わーすたとしてたくさん笑ってきて、その想い出に恋した。みたいな捉え方もできるなと思って。想い出に恋したっていいなぁって(笑)。


──ね!皆さんの話を聞けば聞くほど、『詠み人知らずの青春歌』が葉月ちゃんにわーすた土産として贈るにふさわしい曲だなって思いました。ラストレコーディングはいかがでした?

廣川奈々聖:カップリングの方が後に録ったんですけど、順番は私が最後で。スタッフさんに「今日葉月ちゃん最後だってわかってたんだけど、葉月ちゃんがあまりにもサッパリしててなんて声かけていいかわからなかった(泣)」って言ってて(笑)。

坂元葉月:えー!本当に!?!?私は最後のレコーディングだからそれなりの気持ちで気合入れて行って、スタッフさんからも何か言われるかな…?って思ってたんですけど(笑)



全員:(爆笑)!

坂元葉月:いつも通り「葉月ちゃんお疲れー!」って言われて「あっ、お疲れ様です…ありがとうございましたぁ!」って私も曖昧な感じになっちゃった(笑)。

三品瑠香:また改めて!

廣川奈々聖:まだ卒業は先だし、早いかなって思ったんじゃない!?

坂元葉月:(泣笑)。


──また改めてということで(笑)!ミュージックビデオも公開されていますが、改めてご紹介をいただけますか?



松田美里:本当に曲に合った感じの、初めてガッツリ演技をしたストーリー仕立てのミュージックビデオになっています!

三品瑠香:葉月がバリバリ主演の短編映画みたいな。

坂元葉月:最初演技シーンからなんですけど、これまでのミュージックビデオでも表情で演技することはあっても声まで入ってドラマみたいな始まりになっているので、めっちゃくちゃ緊張しました!
内容が、田舎で夢を追いかける女の子を演じていて、オーディションに向けてみんなに背中を押してもらってっていう話で。

小玉梨々華:メンバーに重ねても見れるし、MVはMVのストーリーとしても見れる感じになっています!

▲わーすた(WASUTA)「詠み人知らずの青春歌」(Yomibitoshirazu no Love song)

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