THE FIRSTで注目された「Shining One」のタイトルの意味とは?
SKY-HIが設立したマネジメント/レーベル・BMSG主催で行われたボーイズグループ発掘オーディション「THE FIRST」。
Huluで完全版が配信されるほか、日本テレビ系情報番組『スッキリ!』でもオーディションの模様が放映され、参加者の成長とその結果に日本中が注目しました。
そして、誕生した7人組グループ『BE:FIRST』の待望のプレデビュー曲が『Shining One』です。
この楽曲はオーディション最後の課題曲でもあり、デビューメンバーにとって思い入れの深い曲。
『Be Free』『Move On』から続く3曲目で、頭文字のローマ字を縦読みすると「BMSG」とリンクすることで話題となり、難易度の高いパフォーマンスにプロのグループを見ているような気持ちになった視聴者は多いことでしょう。
『Shining One』とは「輝くもの」を意味する言葉です。
オーディションの際、SKY-HIはこの楽曲について「君たちに宛てた、君たちが歌うからこそ説得力が出る曲」と語りました。
つまり『Shining One』とはBE:FIRSTのことであり、夢を持ってTHE FIRSTに参加した参加者一人一人のことを指していると考えられます。
夢を追い懸命に頑張る彼らの輝きを物語る歌詞の意味を徹底解説していきましょう。
夢を追う彼らは「最高の未完成」
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溜息交じりのWeekend 同じ味にも飽きて
グラス越し踊るスポットライト 泡と共にハジけた
追い越されてく日々に 運命からの招待
ただ待ってた訳じゃない Now or never, make it happen
≪Shining One 歌詞より抜粋≫
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1番では憂鬱な気分で迎える週末、主人公が通い慣れたバーで気分を晴らすためにお酒を飲む姿が目に浮かびます。
ただ酔うために同じお酒を飲み続けるのは楽しくもなく、結局嫌な気持ちを抱えたまま次の日を迎えてばかりのようです。
「グラス越し踊るスポットライト」のフレーズで、バーにあるステージに憧れを持っていることが表現されていると思われます。
「泡と共にハジけた」景色に、儚く散っていく夢を重ねています。
しかし、夢を叶えるという「運命からの招待」は「ただ待ってた」だけで手に入るものではありません。
「Now or never, make it happen(今やらなければ、実現させよう)」と前を向いて努力をし続けたからこそ、BE:FIRSTはデビューという夢を掴み取ったのです。
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I’ve never felt it こんな気持ち初めてさ
あの日の自分の身勝手が
胸の中で光ってる
誇って行こう最高の未完成
≪Shining One 歌詞より抜粋≫
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「あの日の自分の身勝手」とは、おそらく音楽の道に進むと決めたこと。
決して簡単ではない道を進もうとする彼らに反対する人もいたのかもしれません。
それでも、感じたことのないような胸の高鳴りやその夢を叶えたいと強く思った時の気持ちが「胸の中で光ってる」から、夢を投げ出すことなく頑張ってこれたのでしょう。
「最高の未完成」というフレーズは一見矛盾しているようにも感じます。
しかし、未完成であるということは、完成に向けてまだどんな風にでも成長していけるということです。
音楽を通して世界で活躍したいという最大の夢に向け、プレデビューしたばかりの彼らはまだ発展途上。
だからこそスタートラインに立って、これからもっと励んでいく自分たちを「誇って行こう」と鼓舞し合っているように感じられます。
仲間と一緒に自由に夢を追いかけたい
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もうとっくに I'm ready
ブレーキなんて踏まない方が素敵
スリルすらスパイスにして荒波をドライブ
いっそ空にFly 下に見える大都会
もうすぐ追いつく あの日 目にした流星群
どこまででも飛べそうさ 退屈をエスケープ
1人でも (Good) でも君とならもっと… (Yeah yeah)
≪Shining One 歌詞より抜粋≫
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2番では最大の夢に向けて挑む準備は「もうとっくに」できていると自信を覗かせます。
「ブレーキなんて踏まないのが素敵」という表現で、立ち止まらず走り続けようとする意欲も見えてきますね。
時には思いがけない出来事や不安な気持ちにぶつかることがあっても、それすらも夢への過程を楽しむ「スパイス」にしようとポジティブに捉えているところに、聴いている方も元気づけられるのではないでしょうか。
アクセル全開で「荒波」も越え、車でたどり着けない場所には空を飛んで向かっていく。
そんな風に自由に楽しく夢を追えたら、これほど素敵なことはないでしょう。
「1人でも(Good)でも君とならもっと…」という歌詞は、デビューメンバーに選ばれた彼らの心情をはっきりと示しています。
美しい景色も音楽も、自分一人で十分楽しめるものです。それでも一緒に楽しんでくれる人がいれば、もっと魅力的な時間になります。
オーディションを通して出会い、切磋琢磨して音楽に向き合い楽しんだ仲間たちへの感謝やエールが込められているように感じますね。
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I’ve never seen it こんな景色初めてさ
いつもアンバランス But so what?
不安なんかない
背中押す泥まみれのナンバーワン
≪Shining One 歌詞より抜粋≫
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「いつもアンバランス」な自分たちはまだ完璧とは言えませんが、「But so what?(でも、だから何?)」と問いかけます。
まだ未完成だから当たり前とも取れますし、アンバランスだから面白いとも言えるでしょう。
華麗でもスマートでもなく「泥まみれ」で掴んだ結果でも、誰かに認められたという事実が夢を追う背中を押してくれるはずです。
BE:FIRSTにとってSKY-HIの存在は、きっとどんな不安も払拭して勇気づけてくれるものだったことでしょう。
1つになって未体験へ繰り出そう
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感じて… Be the one
Can’t stop going going going
今すぐ… Be the one
響き合うほどに踊り出す鼓動
Yeah wow
Ready, set, go!
Ah, 唯一無二のShow time
Yeah wow
もう止まらない Shining one
≪Shining One 歌詞より抜粋≫
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サビでは「Be the one(1つになる)」というフレーズが繰り返されます。
7人が1つになって同じ夢に向かって前進していこうとする力強い足取りが見えてくるかのようです。
鼓動が「響き合うほどに踊り出す」という表現もアーティストらしく、オーディションでどのステージでも全員が楽しそうに踊っていた様子が思い出されます。
デビューという段階を踏んでさらに増していく彼らの輝きは、もう誰にも止められません。
SKY-HIがこの曲を贈ったということは、彼らがもっと輝けることを信じているというメッセージとも言えるでしょう。
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Yeah, touch your heart
Can you feel it?
Be the one ずっと Moving moving moving with you
Be the one 未体験の始まりさ Baby, shake it up
≪Shining One 歌詞より抜粋≫
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最後のサビではさらにこの歌詞が加えられています。
オーディションを追っていた人なら、彼らの努力やパフォーマンスを見て「touch your heart(君の心に触れる)」のフレーズに納得するのではないでしょうか。
「moving with you(君と移動する)」の「you」はメンバーたちであり、ファンのことでもあるのかもしれません。
夢に向かってメンバーとファンが1つになってずっと進んでいく様子を表現しているように思えますね。
彼らにとってこれから起こる事すべてが「未体験の始まり」。そしてそれは大きな夢への布石です。
続く「shake it up」は「踊れ」や「急げ」という意味で使われる言葉ですが、ここでは「Baby」と語りかけるように用いられています。
そのことを考えるとファンに向けて、様々な体験をしていく自分たちの姿を「早く見に来てよ」と招いていると解釈できそうです。
これからどんな姿を見せてくれるのか、期待が膨らむ楽曲ですね。
「Shining One」から始まるBE:FIRSTの活躍に期待
BE:FIRSTの『Shining One』は、未来への期待に胸を膨らませるデビューメンバーたちの思いと重なるポジティブで力強い歌詞が印象的です。YouTubeで公開されたMVは2週間ですでに1000万回再生を上回り、まだプレデビューの段階ながらすでにBE:FIRSTがいかに愛されているかが伝わってきますね。
ぜひ『Shining One』の歌詞とメロディ、歌声とダンスのすべてに注目しながら、BE:FIRSTの新たなスタートを一緒に応援していきましょう!