眩しい太陽には、ちょっと引き気味に…(笑)。
──ではここで、『君に叱られた』の歌詞にちなんで、自分なら叱れますか?というのをお伺いしたいんですが。例えば鈴木さんと田村さんの間で叱るというようなことは?鈴木絢音:(めちゃくちゃ優しく)コラっ!
田村真佑:わー叱られたぁ♡ 今、初めて叱られました(笑)。
鈴木絢音:これは叱ったっていうのか(笑)。でも真佑ちゃんを叱ったことないです。叱りたいこともないです!
田村真佑:嬉しい! そんなこと言ってもらえるなんて。
──逆はないですか? 田村さんから鈴木さんに叱りたいことは?
田村真佑:わたしからですか!? ないです、ないです!
鈴木絢音:ありそうー(笑)。
──お二人っておそらくですが性格が真逆っぽい気がするんです。
二人:はい!(即答)
──ですよね(笑)。だからこそ、互いにちょっと思うところとかあったりするんじゃないかなーと。この機会にどうでしょう、その思いをぶつけてみては。
田村真佑:えー、本当にないですよー。でも叱りたいこと、ではないんですけどお願いがひとつあって。
絢音さんに絡みにいくと、いつも“怖い”って言われるんですけど、それはやめて欲しいです(笑)。ガーって行くと“え、なに!? 怖い怖いー”って言われちゃうので。そこはもうちょっと嬉しい感じを全面に出していただけると!
でもそうですね、それぐらいですかね。めいっぱい絞り出してもそれくらいしか文句を言うところがないです(笑)。
──もうちょっと喜んで欲しいんですね。
田村真佑:そうなんです! わたしはもう、ホントに大好きで絡みに行ってるので、大好きな気持ちを受け取って嬉しい顔をしてくれたら、さらにわたしも嬉しいなって。
鈴木絢音:いや、ガーってきて受け止めて、嬉しいって言われたら逆に怖くない?(苦笑)
田村真佑:怖くないですよ! めちゃめちゃ嬉しくてテンション上がります! それってすごくハッピーな空間じゃないですか!
鈴木絢音:いやいや(笑)。もう本当に怖いんですよ。とにかく陽キャなんですよ、彼女。太陽みたいな感じで近づいてこられるので、怖いですね(冷静)。
──光が眩しすぎる、と(笑)。
鈴木絢音:そうなんですよ。暗闇に隠れている人に急に強い光当てたら怖がるじゃないですか。それです!
田村真佑:引っ張り出しますよ、暗闇から。
鈴木絢音:やだやだ、怖いー(椅子ごと田村さんから遠ざかる)。
田村真佑:こうやっていつもちょっと下がっていっちゃうんですよ。ひどいんです。
──普段の感じが伺えます(笑)。
田村真佑を全肯定! By.鈴木絢音
──田村さんにはむりやり叱るポイントを出していただいたんですが、鈴木さんからも田村さんに対しての叱りポイントをむりやり捻り出すとしたら?鈴木絢音:えー! ホントにないんだけどな。本当に全然ないですね。うーーん…。
田村真佑:ここまで悩まれるのも嬉しいですね!
鈴木絢音:いや、ほんと悪いとこないよ。ガガーってこられるのも嬉しいからなぁ。圧はすごいけど嫌じゃないし。
──おー、ではここはもう、本当にないってことで。鈴木さん的には田村さんのことは全肯定です!
田村真佑:全肯定! 嬉しいです。でもなんだかわたしだけ絞り出したら出ちゃったみたいな感じになってないですか? 先輩、引っ張り出すとか言っちゃっていますけど大丈夫ですかね?(笑)
──そこはおもしろかったのでオッケーです(笑)。読んでいる方にはこのお二人の感じはすごく伝わっていると思いますし、鈴木さんも決して本気で嫌がってはいない感じなのもおもしろいです。
鈴木絢音:はい。ちょっと引き気味なんですけど、嬉しいんです。嬉しんですけど怖いんです(笑)。でもわたしは常に影に潜んでいる感じで、なかなか自分からはいけないのでありがたいです。
田村真佑:え、じゃあこれからもっとガンガンいきます! 目を覗き込むくらいの勢いで。
鈴木絢音:いや、そういうとこ! 距離感? 距離感の取り方が異質だからわたしには怖いのかもしれません。覗き込むとか普通しないから(笑)。
田村真佑:しませんか? しますよ、普通です! 異質じゃないですよ。
鈴木絢音:でもまあ、わたし異質な人好きだよ。
田村真佑:え、本当ですか? じゃあ異質でもいいです! なんだか、憧れの人すぎてわたしの中で絢音さんとの距離感がバグってるんですよ。恐れ多すぎて。
──……恐れ多い感は今のところ全く出てきていませんでしたけど、実は恐れ多いんですね?(笑)
鈴木絢音:だってわたし、住処から引っ張り出されちゃうんでしょ?(笑)
田村真佑:いやいや、恐れ多すぎて逆にそうなっちゃうんです。恐れ多くて大好きだから、めちゃめちゃ近くまで行きたいんです。
──その気持ちは充分伝わりました(笑)。この取材をきっかけにお互いの愛が確認できたようでなによりです。
田村真佑:はい! ありがとうございます♪
鈴木絢音:今後に嫌な予感しかしないですけど(笑)、実は嬉しいということが言えてよかったです。ありがとうございます。
新たな目標。新たなチャレンジ。
──良かったです! ではここからは、今後のことについて少し伺っていきたいと思います。今回このシングルの選抜となったお二人ですが、選抜としてでもいいですしそれ以外でもいいので、これから自分の中でチャレンジしようとしていることがあれば教えてください。鈴木絢音:わたしは、先ほどもちょっとお話ししたように、卒業していくメンバーも増えて、後輩もたくさん入ってきて、選抜にも4期生がたくさんいる、と状況が変わってきているのをすごく感じています。
そういう中でわたしは今までずっと受け身で後輩から来てくれるのを待っていた節があるので、これからは自分から積極的にコミュニケーションを取りにいけるように……努力をし…てみようかなと思っています。
──後半、いきなり気持ちに急ブレーキがかかった音が聞こえましたが(笑)。
田村真佑:わたしにも聞こえました、今。すごいブレーキ踏みましたよね(笑)。
鈴木絢音:踏んじゃいました(笑)。でも、わたしの中ではこれが精一杯大きな一歩なので…、がんばります!
──楽しみにしています。田村さんはどうですか?
田村真佑:わたしはそうですね、それこそ今回のシングルは4期生の賀喜遥香がセンターで掛橋沙耶香が初選抜ということもあるので、私なんかがとは思いながらも二人をできるだけ支えていきたいなと思っています。
掛橋沙耶香が日々どうやって選抜に向き合えばいいのかと少し悩んでいる姿も見ているので、もうちょっと私がしっかりして、そんな彼女の支えになる存在になれたらいいなと思います。
──ちなみに、お二人には明確な目標みたいなものはあるんですか?
鈴木絢音:うーん、目標というか今まではお芝居のお仕事などもたくさんさせていただいて、乃木坂を知ってもらえるようにって頑張ってきたんですけれども、今はもう“乃木坂を知らない”という方のほうが減っているような気がしています。
だからこれからは乃木坂を知っている上で、好きになってもらえるように頑張っていかなきゃいけないなって思っています。
知ってもらうだけだったらただ、“乃木坂46です!”って言って外に出るだけでいいのかもしれないし、その中で何か爪痕を残せれば興味を持ってもらえるきっかけにまではなるかもしれないと思うんです。
でも、そこからもう一歩進んで好きになってもらうというのはさらに一段階、二段階上のことで。そのために実力なのか魅力なのか、何か好きになってもらうための手がかりを作らなきゃいけないなと思います。
本当に、もっと頑張らなきゃいけない部分というのがまだまだたくさんあるなって思います。
──そのお話でいうところの、鈴木さん的な自分のがんばりポイントはなんですか?
鈴木絢音:まずは乃木坂での活動です。そしてさらにお芝居をはじめとする個人のお仕事が自分の強みにもなるのかなと思うので、まずはお芝居のレベルをもっと上げていかなきゃいけないなって思いますね。
──趣味系はいかがですか? これも鈴木さんの強みだと思いますが。
鈴木絢音:趣味は、ホントに趣味なので(笑)。そんなに極めてなくて本当に趣味程度でしかないんですけれど、そういう好きなものを生かすことで強みになるのであればそこももっと極めていきたいなと思います。
──二次元方面だったりプラモデル方面だったり?
鈴木絢音:ですね。これからもっとプロモデルのクオリティ上げまくってがんばります!(笑)
──田村さんの目標はいかがですか?
田村真佑:わたしは選抜に入ってより個人のお仕事をいただく機会が増えて、最近では外でのトーク番組などに一人で呼んでいただく機会もあるんですが、その時にすごく自分の言葉の足らなさや、まだまださ加減に反省することが多いんです。
乃木坂46として外で番組に出させていただくからには、やっぱり少しでも“この子おもしろいな”とか“この子いいな”って思ってもらいたいとがんばってはいるんですけど、そうじゃないことのほうが圧倒的に多くて。
今、ラジオもやらせていただいているんですけど、やっぱり話していても“もうちょっと広げられたんじゃないかな”とか後から考えちゃうので、そういうところで一歩踏み出せるように、自分でも話を広げられるようになれたらいいなと思います。
──すでに充分な気もしますけどね。番組やライブでのMCなどを見ていてもしっかりフォローしつつ話を回せていますし。
田村真佑:上手いように見せているだけなんです。全然まだまだなので、もっと成長していきたいなと思います。
パフォーマンスの見所は、二人の“仲良し記念”ダンス!
──では、最後に曲の見どころ聴きどころ含めて、読者の方にメッセージをお願いします。鈴木絢音:はい。実はこの曲のパフォーマンスなんですけど、ここまでの二人の話を読んでくださった方には楽しんでいただけると思うおすすめポイントがひとつありまして。
なんと真佑ちゃんと手を繋いで踊っているところがあるので、そこを見て欲しいなって思います!
──どの辺りなんですか?
鈴木絢音:それが、先ほどから話に出ているサビの“愛がなければ生きてはいけない”のところなんです。
田村真佑:私たち二人の好きな歌詞ポイントでもあります♡
鈴木絢音:そうなんです。二人の“仲良くなった記念”みたいな感じで楽しんでいただければと、私は勝手に思っています(笑)。
──おお! それは今日のインタビューにぴったりのおすすめポイントですね。では田村さんからもメッセージをお願いします。
田村真佑:この曲はすごく明るい曲調で、スッと歌詞も入ってきやすいと思うので、自分の近くにいる大切な方を想いながら聴いていただけたら嬉しいなって思います。
恋人同士に限らず、もしかしたら周りに今まであったけど気づけていなかった愛にも気づくかもしれません。ぜひぜひ聴いてください。
TEXT 川畑貴美代(マイリブズ)
PHOTO Kei Sakuhara
リリース情報
●28thシングル「君に叱られた」2021年9月22日(水)発売
【初回仕様限定CD+Blu-ray盤】
●Type-A
M1:「君に叱られた」(28thシングル選抜メンバー)
M2:「やさしいだけなら」(生田絵梨花・賀喜遥香・久保史緒里)
M3:「マシンガンレイン」(28thシングルアンダーメンバー)
M4:「君に叱られた」~off vocal ver.~
M5:「やさしいだけなら」~off vocal ver.~
M6:「マシンガンレイン」~off vocal ver.~
品番:SRCL-11880~11881
価格:1,900円(税込)
<特典映像>
①「君に叱られた」「マシンガンレイン」Music Video
② 各形態別での特典映像(収録内容は後日発表)
●Type-B
M1:「君に叱られた」
M2:「やさしいだけなら」
M3:「もしも心が透明なら」(梅澤美波・中村麗乃・早川聖来・松尾美佑)
M4:「君に叱られた」~off vocal ver.~
M5:「やさしいだけなら」~off vocal ver.~
M6:「もしも心が透明なら」~off vocal ver.~
品番:SRCL-11882~11883
価格:1,900円(税込)
<特典映像>
①「君に叱られた」「もしも心が透明なら」Music Video
② 各形態別での特典映像(収録内容は後日発表)
●Type-C
M1:「君に叱られた」
M2:「やさしいだけなら」
M3:「私の色」(高山一実)
M4:「君に叱られた」~off vocal ver.~
M5:「やさしいだけなら」~off vocal ver.~
M6:「私の色」~off vocal ver.~
品番:SRCL-11884~11885
価格:1,900円(税込)
<特典映像>
①「君に叱られた」「私の色」Music Video
② 各形態別での特典映像(収録内容は後日発表。)
●Type-D
M1:「君に叱られた」
M2:「やさしいだけなら」
M3:「泥だらけ」(遠藤さくら・久保史緒里・齋藤飛鳥・筒井あやめ・山下美月・和田まあや)
M4:「君に叱られた」~off vocal ver.~
M5:「やさしいだけなら」~off vocal ver.~
M6:「泥だらけ」~off vocal ver.~
品番:SRCL-11886~11887
価格:1,900円(税込)
<特典映像>
①「君に叱られた」「泥だらけ」Music Video
② 各形態別での特典映像(収録内容は後日発表)
※「初回仕様限定CD+Blu-ray盤」共通 封入特典
① 全国イベント参加券orスペシャルプレゼント応募券1枚封入
② 乃木坂46メンバー生写真1点(メンバー39名・各4種=全156種のうち1種ランダム封入)
【通常盤】
M1:「君に叱られた」
M2:「やさしいだけなら」
M3:「他人のそら似」(全メンバー)
M4:「君に叱られた」~off vocal ver.~
M5:「やさしいだけなら」~off vocal ver.~
M6:「他人のそら似」~off vocal ver.~
品番:SRCL-11888
価格:1,100円(税込)
※当商品は特典がなく、CDのみ