「ドライフラワー」「かくれんぼ」を元にしたドラマのエンディング曲
ヒット曲『ドライフラワー』『かくれんぼ』を元に制作されたドラマ『ドライフラワー -七月の部屋-』がHuluで独占配信中の優里。
ドラマ第1話の最後で使用された楽曲が、2021年9月19日配信リリースの『夏音』です。
YouTubeの「優里ちゃんねる【公式】」では、作詞・作曲を手掛けた優里本人による弾き語りバージョンも披露。
優里の力強い歌声が響くロックバラード、『夏音』の歌詞の意味を考察していきます。
----------------「花火」のワードが、夏の日の情景を想像させますね。
夏が終わる音がする
ずっと傍に居たいと思った
遠く打ちあがった花火
気持ちに重なって 弾けたんだ
≪夏音 歌詞より抜粋≫
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「気持ちに重なって弾けた」から、花火は主人公の高揚感を意味していると捉えられます。
「ずっと傍に居たい」と思えるほど好きな人と、一緒にいられる幸せを噛みしめているのでしょう。
新生活の始まり
『夏音』がエンディングテーマに使用されたドラマは、2人の男女が同棲を始めるところから物語が始まります。
----------------ドラマ同様に、『夏音』の歌詞も新生活を始める2人を描いたものと考えられるでしょう。
段ボールがまだ散らかるこの部屋
君と今日から歩いて行く
趣味が違ったり、好き嫌いがあったり
知るほどにさ 嬉しくなるんだ
≪夏音 歌詞より抜粋≫
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「段ボールがまだ散らかる部屋」は、引っ越してきたばかりの風景を想像させますね。
----------------新居にはまだ十分な生活用具もそろっていないのでしょう。
退屈を持て余して
くすぐったり 背中を寄せたり
何もなくても構わないさ
ただ君がそこに居るなら
≪夏音 歌詞より抜粋≫
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退屈さを感じるけれど、それでも君さえいれば大丈夫。
新生活をはじめる2人の、希望に満ちた様子が伝わってきます。
----------------長い間付き合っていたとしても、一緒に暮らさないとわからないこともあるでしょう。
ひとつひとつと覚えていくよ
何を笑い 何を怒るのか
≪夏音 歌詞より抜粋≫
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相手の知らない部分を一つ一つ知っていくことさえも、幸福に感じている主人公の気持ちが描かれています。
楽曲タイトル「夏音」の解釈
タイトルの『夏音』は、サビの歌詞の「夏が終わる音」を省略したものと考えられます。
「夏が終わる音」とは何を意味しているのでしょうか。
もちろん、単純に「夏から秋への季節の変化」を表しているとも考えられるでしょう。
一方、以下の歌詞を見ると少し別の解釈もできるのではないでしょうか。
----------------主人公は相手へ花束をプレゼントしたようです。
色とりどりの花束
隠していたプレゼントは何故
バレていたの らしいねってさ
≪夏音 歌詞より抜粋≫
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素敵な光景が目に浮かびますが、「花」から優里の名曲『ドライフラワー』を想像した方もいるのではないでしょうか。
『夏音』と『ドライフラワー』の世界が繋がっていると仮定します。
『ドライフラワー』の歌詞では、別れてしまった男女のことが描かれていましたよね。
もしかしたら、「夏が終わる音」とは2人の未来を意味しているのかもしれません。
夏休み、花火、お祭りなど、夏には何かと楽しいイベントが多いでしょう。
そんなことから、「夏」=「2人の幸せだった日々」を表現しているのかもしれません。
幸せな同棲生活を嬉しく思う反面、主人公が「いつか終わってしまう」ことを予感していたと考えられます。
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こんな時間が続いたら
≪夏音 歌詞より抜粋≫
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----------------どこか不安そうにも思える歌詞の数々は、「自分たちの生活が長く続くように」と願う主人公の気持ちを表しているのかもしれませんね。
花火の音に掻き消されてしまわぬように
抱き寄せてお互いの心音を聞こう
≪夏音 歌詞より抜粋≫
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「ドライフラワー」「かくれんぼ」とあわせて楽しめる楽曲
優里の新たな恋愛ソング『夏音』の歌詞の意味を考察しました。新生活を始める男女の様子が描かれた『夏音』ですが、歌詞を見ていくとどこか切なさも感じられるでしょう。
優里の表情豊かな歌声が、より楽曲に深みを出していると思います。
『夏音』『かくれんぼ』『ドライフラワー』とセットで聴くと、より楽曲の世界観を楽しめるかもしれません。