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11人の操縦士が乗るINIというロケットはどこまで突き抜けていくのか? [しゅかしゅんYUNA Urock! 第122回]

大阪☆春夏秋冬・YUNAの連載歌詞コラム[しゅかしゅんYUNA Urock!]。11月は1並びということで1枚目に焦点をあててお送りします。今回はINI「Rocketeer」です。

大阪☆春夏秋冬のYUNA(ユウナ)です。

Urock! 122回目になりました。


今月は『1枚目』というテーマで、様々なアーティストのデビュー曲を選曲しお届けしてきました。
1枚目ということで、、、皆さんが初めて買ったCDはなんでしたか?

どの世代にも共感と意外性が出る質問かと思いますが、私は当時K-POPにハマっていましたので、KARAのアルバムが初めて買ったCDでした。車で何回聴いたことか、、、。その1枚って思い入れがあるだけじゃなくて、当時を思い出させてくれたり、ずっと心の片隅にあるような存在ですよね。今月分析してきた4曲もきっと、多くの人にとっての大切な1枚目になっていくことかと思います。

さて、そんな今月の最終週は、前々回に取り上げたBE:FIRSTと同じく2011年11月3日がデビュー日だったボーイズグループを選曲してみました。

INI「Rocketeer」

オーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』から誕生したボーイズグループ、INI(アイエヌアイ)。
先輩にあたるJO1さんに続き、個性溢れたユーモアあるメンバーが揃いましたよね、、、。そしてこのビジュアル。分析するも何も、あらゆる部分から可能性が溢れ出てしまっています。

今回は、そんな彼らのデビューシングル『A』から、リード曲になった「Rocketeer」を紐解いていきたいと思います。

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燃える光の果て
遠く突破するコース
誰も追い越せない
ここは俺のステージ
≪Rocketeer 歌詞より抜粋≫
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タイトルのRocketeerは‟ロケット操縦者”という意味を持ちますが、歌詞にはどんな意味があるのでしょうか?
ロケットといえば勢いよく発射するイメージがあります。INIというロケットに乗り、それぞれの知恵と実力で操縦していくメンバー。

その操縦には、練習生からデビューへと歩んできた軌跡があるからこその勢いを感じます。周りをどんどん追い越して真っ直ぐ突き抜けていく姿がロケットとリンクするのでしょう。
どんな場所だって‟俺のステージ”にしていくという歌詞からは、時代ごと支配してしまうような決意をも伝わってきます。

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直感を信じて行こう
今日は俺がCoach
Spacecraft 乗り込め Cockpit
高鳴る鼓動
≪Rocketeer 歌詞より抜粋≫
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初めて挑戦する事や初めて踏み出す環境ではわからない事ばかりです。
どうしたらいいのか? 何を選べばいいのか? と迷ってしまい中々踏み出せないようならば、直感で選んだものを信じていくのがいいのかもしれません。

直感で決めたものって意外と良い方向に導いてくれたりします。たまに、あっちにしておけば〜!なんて事もありますが(笑)。
INIは11人組のグループです。しかしパフォーマンスでの担当やバラエティでの個性がしっかりと立っているために、誰がコーチとなっても引っ張っていけるくらいの強さがあると感じています。

冒頭でロケットがテーマになっていると書きましたが、ロケットの中でも人間が乗るものを‟Spacecraft”=「宇宙船」とも呼んだりします。
ただ突き抜けていく勢いを示すだけではなく、帰ってくる事ができる宇宙船を歌詞に入れるあたりが、デビューでもあるスタート地点をとても大事にしている事が感じられます。この先ずっと歌われていくデビュー曲。

それをいつでも帰って来られるそんな場所として忘れないようにする姿勢に胸を打たれます。

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進め 恐れては先はない
目指せ 無限に広がる世界
見つけろ Satellite
限界を超えて
このまま Just drivin’
Take off
≪Rocketeer 歌詞より抜粋≫
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どんな事が待ち構えているかわからない世界へと、飛び込もうとしているようです。
発信する側が初めての事は、受け取る側も初めてになるので、最初に持たれる印象なんていくらでも変えていけると思うんです。

バンドにしろアイドルにしろ、音楽性や目指したい方向が似ていたとしてもメンバーやメンバーを取り巻く環境が違うので、いずれは全く別のものになってきます。

個性を覗かない外見だけの"〜っぽい" って、興味を持たれる1歩目の最強の武器だと思うんですよね。
恐れずに進んでいかないと先はない、と危機感を持たせつつも背中を押してくれています。やり方なんて無限にあるので、それを見つけていくしかないのです。

良いと思ったものを信じていく・続けていく事が大切なのだと感じます。1〜2年で大きく変わるこの世界だからこそ。

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I’m a Rocketeer
飛び越え月に着地
このGalaxy
俺にはアジトアジト
もっと速く
突き抜け There’s no gravity
越え Kármán Line
俺がRocketeer Rocketeer

We're Rocket Rock
Rocket Rockteer
≪Rocketeer 歌詞より抜粋≫
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伝説にもなっている月面着地。彼らはそれくらいのことを成し遂げようとしているのです。

集団行動を想像させられるフォーメーションと振り付け。そして‟アジトアジト”という言葉とメロディー。難しい歌詞当てではあるのに、1度聴いたら忘れる事のないフレーズやパフォーマンスは、逸品ですよね。

宇宙空間に関した英語と、それをわかりやすく支える日本語のバランスも癖になる理由なのかもしれません。
‟We're”という歌詞からは自分達がINIでありINIとして活動していく事の覚悟と、デビューを待っていてくれたファンの方への恩をも感じます。



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Ring the alert
鐘を鳴らして
世界に響かせて
Left to the right
両手広げて
宇宙まで飛んで行け
≪Rocketeer 歌詞より抜粋≫
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動き出したことを世界に知らせるようにアラートを鳴らし響かせています。どこを見てもどこを切り取ってもカッコいい、全身でのパフォーマンスを。

INIのMVは同じ曲でも、ダンスバージョンや衣装が違うバージョンなど、いろんなバリエーションが撮影されています。
その度にメンバーの表現の仕方や表情が変わるために、音源だけを聴いていてもいろんな情景が浮かんでくるので面白いですよね。あれを無料で観られるなんて贅沢な。

サプライズ的な楽しみがあるのも目を離したくないと思ってしまう武器なのです。

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We don't give it up
諦め知らずの俺
Jump it up
見せるよ
You don't even know
速さは Top tier
And you can watch it flying rocket
≪Rocketeer 歌詞より抜粋≫
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ここでは、自信に満ち溢れた言葉が並べられていますが、人間誰しも不安な気持ちを持っているはずです。そんな中でも弱音を吐くのではなく、気量だけで聴き手の弱音を吸い込んでしまうくらいの心強さがありますよね。

この短い期間でも沢山楽しませてくれた彼らなら、どれだけINIのことを詳しくなったとしても更に新しい一面を見せてくれるだろうという期待が膨らむ一方です。

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進め 恐れては先はない
目指せ 無限に広がる世界
見つけろ Satellite
限界を超えて
このまま Just drivin’
Take off

I’m a Rocketeer
飛び越え月に着地
このGalaxy
俺にはアジトアジト
もっと速く
突き抜け There’s no gravity
越え Kármán line
俺がRocketeer Rocketeer
≪Rocketeer 歌詞より抜粋≫
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この2つのブロックは1番と同じ歌詞が歌われています。曲調によって様々ですが、私的には1番で癖になったサビを1曲の中で何度か楽しみたいと思ってしまう派なので、この曲の構成にはまんまとハマってしまっています。

その上、私自身もそうであるようにダンスを真似したいと思うと、何回も動画を再生するので曲も自然と覚えてしまいますし、体を動かすたびにこの曲が脳内で再生されてしばらくはこの曲を口ずさんでしまうという沼っぷり(笑)。

メンバーがデビューまでに乗り越えてきた試練や葛藤は計り知れないですが、それと同時にファンの方がどれだけの愛を注ぎ込んでいるか!? という事に着目したくなります。

数字は1つの結果かもしれませんが、目に見える事だけで評価されていく時代でもないと思っています。だからこそアーティストとファンのキャッチボールが凄く愛おしいというか。お互いにとってとても大切なものですよね。

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この手で開く新しい世界
不可能はない俺の道
Now I'm going up
≪Rocketeer 歌詞より抜粋≫
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世の中の風潮ではなく、自らの手で新しい世界を開いていくと宣言されています。

グループの強みって扉が1つだけではなく、メンバーの人数の11個+1個になる事だと思うんです。補っていけば不可能な事が減り、開ける扉が沢山あればグループに引っ張り上げてくる事も沢山あるという相乗効果。

デビュー曲には相応しい決意表明ですよね。

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I’m a Rocketeer
飛び越え月に着地
このGalaxy
俺にはアジトアジト
もっと速く
突き抜け There’s no gravity
越え Kármán line
俺がRocketeer Rocketeer

Yes here we go right now
Yes here we go
We're Rocketeer Rocketeer
≪Rocketeer 歌詞より抜粋≫
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1番2番に引き続き、最後のサビも同じ歌詞ですが高音フェイクが入ることで一気に厚みが出ます。突き抜ける勢いが更に加速されたような。

しかし、いよいよ出発するである‟さあ行こう”という言葉の繰り返しの裏にあるのは、大いに盛り上がるというよりも、むしろゾクゾクさせるサウンド。

1曲の中でもいろんな表情を見せながら、良い意味で期待を裏切っていく所に今後の活動にも興味をそそられます。

INIというロケットから目を離せませんね。



どうでしたでしょうか?

今月は『1枚目』というテーマでお届けしました。そして最終週という事で最後にまとめのプレイリストを。


PLAYLIST

1. BE:FIRST「Gifted.」
2. MAINAMIND「鬼でもない」
3. あいみょん「生きていたんだよな」
4. 大阪☆春夏秋冬「世界には僕らだけ」
5. Novelbright「Sunny drop」
6. DISH//「I Can Hear」
7. 椎名林檎「幸福論」
8. INI「Rocketeer」


ではまた。

You rock!!

[しゅかしゅんINFO]

【リリース】
■最新アルバム『BRAVE SOULS』 CD発売中&配信中

【イベント】
※国及び各都道府県からの要請に基づき変更となる場合もございますので、イベントの実施に関しましては各所ホームぺージ、SNS等でご確認の上、ご参加下さい。

■ハッピータイムダンススクール40周年記念コンサート『アニマルプラネット』
[日程] 2021年11月27日(土)
[会場] 東大阪文化創造会館Dream House大ホール
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[会場] 大阪・阿倍野ROCKTOWN
[時間] 開場18:00/開演18:30

■大阪☆春夏秋冬ツアー『Release Tour ~シンガロングをもう一度~』大阪公演
[日程] 2021年12月5日(日)
[会場] 大阪・ESAKA MUSE
【Act 1 ミニライブ&トークショー『‟2016年”をもう一度』】
[時間] 開場13:00/開演13:30
【Act 2 ワンマンライブin OSAKA】
[時間] 開場18:00/開演18:30

■『MANA&KOIKEMAN55 Birthday Live 2021 ~二人三脚~』
[日程] 2021年12月8日(水)
[会場] 大阪・ESAKA MUSE
[時間] 開場18:30/開演19:00
[出演] MANA / KOIKEMAN55 / 門松良祐 / 青木信弘 / 杉山アキノブ / 大阪☆春夏秋冬(MAINA, EON, YUNA, RUNA)

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[会場] 名古屋・RAD HALL
【ワンマンライブin NAGOYA】
[時間] 開場18:30/開演19:00

■二丁目の魁カミングアウト 全国ツアー『GAY STAR IN THE JAPAN TOUR 2021-2022』
[日程] 2021年12月19日(日)
[会場] 沖縄・桜坂セントラル
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■大阪☆春夏秋冬ツアー『Release Tour ~シンガロングをもう一度~』東京公演
[日程] 2022年1月5日(水)
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【Act 1 ミニライブ&トークショー『‟2015年”をもう一度』】
[時間] 開場13:00/開演13:30
【Act 2 ワンマンライブin TOKYO】
[時間] 開場18:00/開演18:30

【TV】
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【RADIO】
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2021年11月19日(金) 21:00~21:30
※MAINA、EON準レギュラー出演。
http://oneradi.jp/

【BOOK】
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※MANA連載コラム「今たべてほしい! 京都・滋賀おいしいもん巡り」掲載

【WEB】
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▷YouTube Channel

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2021年2月27日に放送された読売テレビ「御社のMVつくります」で制作された、MAINA作詞・作曲「春風」のコラボMusic VideoがYouTubeにて公開中!
【大阪☆春夏秋冬 / 春風 -Collaboration MV-】
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この記事を書いた人

YUNA(ユウナ)



1999年5月26日生まれ(双子座 /A型/一人っ子)

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5人組ガールズ ダンス&ヴォーカルユニット! 圧巻の歌唱力と、4人の個性溢れるコーラス&ダンスワークで、ROCK・ファンク・POPS・バラードと幅広い音楽を、歌とダンスで表現する驚きのパフォーマンス。音源だけでは満足できない、本物の LIVEアーティスト。 ▷大阪☆春夏秋冬オフィシャルHP ▷大阪☆···

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